見出し画像

向こうの世界と、こちらの世界が、繋がる演奏をしたい

念願の神楽笛が手に入りました☆

出雲神楽笛と箱書きにあります。

画像1

島根県簸川(ひかわ)郡(現・出雲市)斐川町に氷室神楽という里神楽があり、神楽笛の製作技法も伝わっているそうで、その名手と言われる樋野達夫さんの作だそうです。

古物で、民家に保管されていたものだそうですが、ずっと手入れがされていたかのように、すごく美しいです。

画像2

画像3

修理を覚悟していましたがその必要は全く無く、毎日手にとって鳴らしています。
柔らかで、優しい音色がします。

あまりに魅力的な姿をしていて、手に取るたびに、よく私のところに来てくれたと、慈しみが湧いてきます。

話は違いますが、今日、知人の訃報に接しました。

笛は古来、向こうの世界とこちらの世界をつなぐものと考えられてきました。

同じ、神仏に捧げる雅楽でも、神楽笛で奏する神楽は、かみさまとつながり、かみさまとひとときを共に過ごす意味合いがより強いように思います。

向こう側の世界とこちら側の世界が繋がるような演奏をしたいです。

社会人初心者が、実技も座学も基礎から系統的に学べる、雅楽伝習所を宇治に創りたいです。