見出し画像

#60 カチタス(8919) 2020/05/19

■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■
========================
-------------------2020/05/19

       山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」 第60号

------------------------
========================


 山本潤氏率いる「株の学校」で、山本氏をはじめとする講師陣の薫陶を受けた精鋭アナリスト達が、成長株を発掘し、その内容を詳細にレポートします。

 毎週火曜日配信、1回に1銘柄の深掘りレポートです。


■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■


               【目次】


■はじめに
■カチタス(8919) 客員アナリスト 小月 陸
■モデルポートフォリオ 5/7更新


※本メルマガの一部内容を、億の近道へ抜粋の上掲載することがございますので、あらかじめご了承下さい。


■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■


■はじめに


 NPO法人イノベーターズ・フォーラムのご協力により、客員アナリスト
たちのレポートの有料メルマガを提供しております。

 グロース銘柄発掘隊の隊長は東京2期生です。
 彼の指揮下、隊員たちは、週に一本のフルレポートをディープに発表します。
 どれも個性あふれるレポートです。

 投資家のみなさまにおかれましては、ぜひ、グロース銘柄発掘隊の客員アナリストたちへのご支援をよろしくお願い申し上げます。

(山本潤)


【発掘隊より】

 グロース銘柄発掘隊は、5年から10年以上の長期投資に耐えると思われる銘柄を発掘し、調査分析するものです。配信した銘柄は短期的に株価調整する場合もありますが、対象企業の前提条件が変化しない限り、問題ないと考えます。
 配信した銘柄は定期的にチェックしております。もし、前提条件が変わったりビジネス環境が大幅に変化した場合には、あらためてフォローコメントを配信致します。

■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■

■カチタス(8919)

【会社概要】

 ◆沿革


 同社は地方の人口5万~30万人未満の地域を中心に築古の中古物件を仕入れてリフォームし、販売するところまで一気通貫で行う中古住宅再生事業を営んでいます。
 創業は1978年でやすらぎ株式会社として墓石の石材を売る時事業からスタートしました。1998年から現在の競売で取得した中古住宅を再生して販売するビジネスモデルに移行し2004年には名証セントレックスに上場しました。
 当時、競売情報は裁判所でしか取得できませんでした。同社は裁判所の近くに店舗を出店することでいち早く競売情報を獲得し優良な物件を比較的廉価で仕入れることができていました。しかし、2000年代後半になって競合が増えてきたことに加え、インターネット上に競売情報が掲載されて誰でも簡単にアクセスできるようになったため、優位性がなくなりました。
 そこにリーマン・ショックの影響で、金融円滑化法が制定され一時的に破産が減ったため、仕入れがさらに難しくなりました。
 こうした外部環境の悪化に伴い経営が傾いたため、国内のPEファンドの中では最大手のアドバンテッジパートナーズから出資を受け2012年に上場を廃止しました。その後、仕入れチャネルを競売から買取にシフトさせ事業を再建し、2017年12月に東証一部へ上場を果たししています。


 ◆事業内容


 同社の事業は大きく2つです。
 地方において築古の戸建てをリフォームし販売する中古住宅再生事業を営むのがカチタス、そして2016年に買収した首都圏で中古のマンションや戸建てをリフォームし再販するのが子会社のリプライスです。

ここから先は

10,211字

¥ 2,000

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?