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#96 eBASE(3835)フォローレポート 2021/01/26


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       「グロース銘柄発掘隊」 第96号

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               【目次】


■eBASE(3835)フォローレポート 客員アナリスト 影沢おはぎ
■モデルポートフォリオ 1/5更新


※本メルマガの一部内容を、億の近道へ抜粋の上掲載することがございますので、あらかじめご了承下さい。


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■eBASE(3835)フォローレポート

 このレポートは「グロース銘柄発掘隊」第44号レポートのフォローアップになります。
 個人投資家の注目度も高く、要望が多いので今回取り上げさせて頂きました。

 前回の西野アナリストのレポートが非常に丁寧に書かれているので参考にしつつ、今回はできる限り別の切り口から同社をフォローさせていただこうと思います。

 もし未読でしたら前回レポートも是非お読みください。
 https://note.com/okuchika/n/n2f7dca7eb74

 Data is new oil
 デジタル化された現代ではハードよりもデータやアプリケーションの方が重要視されています。
 日本中の品番と詳細なデータを握り、社会インフラを構築しようとしている企業があります。
 デファクトスタンダードを構築した先にある未来、そしてデータの持つ価値について考えてみたいと思います。

【会社概要】

 ◆経営者と沿革

 2001年凸版印刷株式会社の関西画像研究所所長であった常包現会長らがスピンアウトし大阪市北区で創業しました。
 凸版印刷時代は企業のカタログを大量に印刷して毎年カタログを作っていました。ECサイトやWEBカタログが普及していく中で印刷物やECサイトを作る中で商品データベースの必要性を感じ、eBASEが生まれました。

 創業事業は商品情報管理システムeBASEの開発販売を小売ピラミッドの頂点に導入し、そこから無償版を提供するフリーミアムモデル、そして食の安全への意識改革と2つの理由により一気にシェアを拡大します。
 食品小売、イオンや神戸生協への売上をきっかけに業績は順調に推移します。
 2006年12月に大証ヘラクレスへ上場しました。

 2010年に株式会社エムネットのITアウトソーシング事業とIT人材200人をM&Aで取得します。
 これが後にeBASE-PLUS事業となります。
 食品業界を中心に、日雑業界、住宅業界、家電業界、ドラッグストア業界などで他業種へeBASEの拡販を進めています。

 2020年6月に常包会長、岩田社長の体制となりました。
 岩田社長は創業メンバーです。
 常包会長がグループ経営の舵を取り、岩田社長がeBASE、窪田社長がeBASE-PLUS事業のオペレーションを行う体制となりました。


 ◆会社概要


 商品総合管理システムeBASE事業、IT開発アウトソーシング事業eBASE-PLUS事業の2事業を展開しています。

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