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#51 島津製作所(7701) 2020/03/17

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       山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」 第51号

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 山本潤氏率いる「株の学校」で、山本氏をはじめとする講師陣の薫陶を受けた精鋭アナリスト達が、成長株を発掘し、その内容を詳細にレポートします。

 毎週火曜日配信、1回に1銘柄の深掘りレポートです。


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               【目次】


■はじめに
■島津製作所(7701) 客員アナリスト 蔦 胖
■モデルポートフォリオ 3月3日更新


※本メルマガの一部内容を、億の近道へ抜粋の上掲載することがございますので、あらかじめご了承下さい。


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■はじめに


 NPO法人イノベーターズ・フォーラムのご協力により、客員アナリスト
たちのレポートの有料メルマガを提供しております。

 グロース銘柄発掘隊の隊長は東京2期生です。
 彼の指揮下、隊員たちは、週に一本のフルレポートをディープに発表します。
 どれも個性あふれるレポートです。

 投資家のみなさまにおかれましては、ぜひ、グロース銘柄発掘隊の客員アナリストたちへのご支援をよろしくお願い申し上げます。

(山本潤)


【発掘隊より】

 グロース銘柄発掘隊は、5年から10年以上の長期投資に耐えると思われる銘柄を発掘し、調査分析するものです。配信した銘柄は短期的に株価調整する場合もありますが、対象企業の前提条件が変化しない限り、問題ないと考えます。
 配信した銘柄は定期的にチェックしております。もし、前提条件が変わったりビジネス環境が大幅に変化した場合には、あらためてフォローコメントを配信致します。

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■島津製作所(7701)

 同社は創業145年を迎える精密機器の総合メーカーで、計測機器、医用機器、航空機器、産業機器などの多彩な製品を各方面に供給しています。
 2002年に同社社員田中耕一氏がノーベル化学賞を受賞し、一躍世間に社名が浸透しました。

 直近の会社発表及び報道で、2020/3/4同社は新型コロナウィルスの検査キットを開発し3月中の提供を目指すと発表しています。
 発表では検査時間が約1時間と大幅な時間短縮を図れるとの事です。

 私達は現在、人口知能、5G、創薬などの技術革新に期待し、同時に環境汚染、温暖化、疫病などの社会課題に直面しています。
 それら私達の明日の為、社会貢献と社会的な課題の解決を社是に掲げ、科学的分析データを提供しているのが島津製作所(以下、島津)の得意分野です。

 その役割は『ゴールドラッシュでスコップを売る』が如きです。

【会社概要】

 ◆歴史/沿革


  島津家は元々京都の仏具屋を営んでいましたが初代島津源蔵が1875年教育用理化学器械制作の業を興しました。
  その後の同社による発明の歴史です。

  (主に世界初、日本初を中心に)
  1877年 日本初 有人軽気球の飛揚に成功
  1897年 蓄電池の製造(のちに現在GSユアサの礎)を開始
  1909年 日本初医療用X線装置完成
  1930年 2代目島津源蔵 日本の十大発明家の一人として宮中賜餐する
  1956年 日本初 ガスクロマトグラフを開発
  1961年 世界初 遠隔操作式X線テレビジョン装置を開発
  1978年 モジュラー構造の液体クロマトグラフを日本初で開発
  1999年 世界最高速の遺伝子解析装置を開発
  2002年 田中耕一社員がノーベル化学賞、文化勲章を受章
  2003年 FPD搭載の循環器用X線診断装置を世界初で開発
  2005年  分子イメージング機器開発への取組強化
  2008年 三菱重工業からタ-ボ分子ポンプ事業を譲受
  2010年 国産初のトリプル四重極型液体クロマトグラフ質量分析計を開発
  2014年 日本初の乳房専用PET装置を開発
  2018年 血液から脳内アミロイド蓄積を推定する受託分析を開始

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