夏期合宿2 With マンジーFriends

月末の名張に一緒にいくマンジーさんとその仲間たちと共に瑞牆と坊抱で登ってきた。初日の甲府幕だけはグラシスとわたるさんである。

9/8 甲府幕

ダーティークライマーズ(511B) ×× コジマン(511A) MOS シルキー(511B)FL 深海の幻想(511A)×

アップで栗拾い(510B/C)をやったのは間違いだった。下部で二回くらいテンションかけてしまった。その後すぐにダーティーに取りつくが前回よりも上に行けずにテンション。二便目でもハングを越えるのに苦労した。今日は駄目だろうと撤収。固執するのも悪くはないけど、今日は直感で駄目だと思った。

次にコジマン(511A)にtry。2ピン目が遠いし落ちたらたぶんグランドするから死力を尽くしてクリップする。落ちそうになりながら両手カチを抱えて足をあげるムーヴをくり出しなんとか安全帯へ。苦しい中のOSでめちゃくちゃ嬉しい。OSグレード更新。

30へのアプローチ(511B)は上部核心でフォール。2便でRP。

そしてシルキー(511B)へ。最初にわたるさんがtryするが下部が難しいようだ。見るからにカチのルートだ。2ピンまで行って交代。

一ピンかけてからがスタート。フリの動きで左で水平カチのかかりのよいところを掴む。見えてる縦カチを右手で引いて甘い足を我慢し、左手で上のカチをとってクリップできれば実質終わる。あとはガバとカチを伝って左上し、左のクラックのようなカンテ沿いにいく。FL!

一撃グレードを一気にあげることに成功。

最後に深海の幻想(511A)にtry。核心は何通りかやり方があるようだ。残念ながら上れず。左のカチを使ってステミングなどを使うのだが力が残っていなかった。上部は簡単。

帰りにガストにてパフェ。さいとーさんのじゃくまめ完登祝い。韮崎駅で下ろしてもらっていつもの小淵沢駅泊。

9/9 瑞牆 不動沢屏風岩

マンジーさんと野辺山駅にて合流。植樹祭駐車場にてまりちゃん、桃井夫妻と顔合わせ。みな名張メンバーである。今日は不動沢屏風岩にて百獣の王に挑戦する。その前におしんと不動沢愛好会ルート1p目をRPする。そして百獣のオンサイトtry。

一ピン目が高いのでキャメ2を極める。水平ホールドとカチを使って高度を上げていく。ルートはボルトの左右を登っていく。ホールドを探しながらレストを合わせて登る。5ピン目に小核心が出てくる。両手でカチを抱えて右足を掻き込む。そして右手を伸ばし薄カチで支えてバランスを保ちつつ左で上の水平ホールドを取りに行く。保科さんの動画を見てみると壁に無数にある細かい粒を拾って登っている。さすがにそれは出来ない…。

そして8ピン目の上も小核心。マッチカチでレストしてから登る。細かいカチに耐えていく。上のホールドが良いのはレストしててわかるので我慢して一気にいく。少しレスト入れてから上のガバをとり、左で保持して振りでクリップする。よくここまで来れたものだ。明らかな核心が右に見えている。レストも片手で交互にシェイクしてからいくが薄かぶりだからなかなかきついレストになる。見切りをつけていく。しかし核心トラバース中にフォールしてしまった。見上げると終了点はほんの僅かだった。最上部のテクニカルな核心で落とされると、まさにトポ通り。

レストポイントから右手を4時の指針に似た形状にだす。足を少し外径したホールドへ。左手を指針の上にだす。かかりは良い。足をマッチして右手を下向きカチ、足を先のぼこに。右手を伸ばしてフレークの末端へ、左手をどっかバランスをとる程度に置いて、甘い右手に耐えつつ左足をクロッシング。すると右手がもう少し出るようになる。鬼の形相でガバをとれればトラバースに成功。上にもガバ。しっかりレストする。核心ムーヴ説明

一便目はこの上のムーヴを起こせず苦労した。大したムーヴではないのだが疲れと細かいカチに対応できなかったのだ。

2便目は8ピンでフォール。そして雷音が轟はじめたので撤退となった。一緒にJECCのカムを回収する最中豪雨に。明日は厳しいだろうと悲しくなる。回収の方がよほど疲れた。

翌日は坊抱岩に行ってみようと作戦会議にて決まった。

小海町の中華へ。あじはまぁまぁだった。ニンニクの力を注入する。

#瑞牆 #百獣の王

9/10 坊抱岩

午後から 瑞牆は降るとの予報。予定通り坊抱岩へ。朝6:30に出発、佐久上田など武田にゆかりのある地を経て、途中ガソリン入れたり道に迷ったりして坊城平には9時過ぎ。かなりのロングドライブになった。

坊抱岩エリアに向かう。アップは少しの上のボルダーエリアAにて。ボルダーエリアと言いつつ立派なロープエリア。レインワルツ(5.9)にtry。ガバだが色々な動きを出せる、まさにアップに良いルート。

隣のスローダンシング(5.10A)は出だしがカチだが下部だけのルート。

カサブランカ(5.10B)はガバの小ハング越え。カタカタするホールドあり。

石の華(5.10C)はホールドは大きいが体の向きがしっかりしないと悪くなってしまう。

下に降りてアップラストのピナクルダッシュ(510C/D)にtry。様々なホールド、大きなムーヴや細かい動きを巧みにコントロールして登る。

次はコズミックワールド(511B)と思いオブザベをしているときに雨が。なかなか来る機会のないところだからほんとに残念。結構な雨ですぐに露岩なためホールドはあっという間に濡れてしまった。

帰り際に涼み岩を見学していると小林フェイスを発見。おがば(510B/C)という長野一被ってるルートは乾いていて登れそう。杉林の中で被っているということもありホールドが暗くてわからないのでヘッデンを使う。2ピン目かけてテンション。やはりかなりの被りだ。何度かテンションかけてトップアウト。上のホールドはやっぱ濡れてた。

被り物の修行しなきゃだ…。

ジムで登らないとな。

あめは小降りになり晴れ間も出てくる。また来たい。絶対来たい。佐久と合わせて信州クライミングツアーだ。

帰りに寄った「万葉の湯 超音波温泉」は380円と安価な上に広々清潔と全く文句なし。帰りのディナー、佐久にある川龍もボリューム抜群で良かった。(沼田の美味軒同様に中華台湾系統はオーナーが外国人だと大盛で内容も似る気がする)

さすが信州北部まで行くと帰りが長い…。

9/11 瑞牆 不動沢屏風岩

最初は前烏帽子の予定だったが当日の駐車場があまりにもお日様るんるんでミイラになるだろうとのことで皆合意のもと屏風に。名張にいくMさんと駐車場で計画を練る。此の方、ビッグロックの常連でつよつよウーマンだった。相方さんも狙うは神の手とのこと。

この絶好の機会を逃すまじ。入念に体操して不動沢愛好会をTrでアップにしていざ百獣へ。マスターで登れたら最高だった。核心を越えてこれはいけると思ったら終了点の下で落ちた。

かなりレストをしてから2便目。最後の斜めホールドの下ではなく1個上のカチとった。冷静に切り返して左手でガバ取り。登れたー。4便かーー。でも嬉しかったよ。振り替えって八ヶ岳。赤岳が雲から顔出してた。

もう珍しくなんも登る気になれなかった。さすがにアプリオリやる時間もなかったし。でも不思議と体は疲れていなかった。

とても気持ちよく終われた。百獣の王は今期の目標だったから。

マンジーさんも百獣の終了点までは形に出来たようだ。

帰り野辺山駅にてお別れ。マンジーさんには大変世話になった。マンジーさんもなかなかファンキーな人生を送っている。羨ましいところに家があるけど冬は厳しそうだ。

坊抱は10台にして面白い。となれば11も面白いはず。

そしておがばでわかった被り物のくそ雑魚さ。これはヤバい。ジムなどで集中的に打たないと。今のうちにね。

来週の小川山合宿に向けて良い弾みになったと思う。頑張ろう。

帰りの電車で保科さんが百獣を登る動画を見てみた。足の使い方登り方など全く及ばないのは仕方ないとして、核心のムーヴというか使ってるホールドが全然違った。保科さんは左手でガバレスト出来るところまでは行かずに右上気味のチョークまみれのホールドを使ってるようだ。足もうまく拾ってる。試したけど無理と思った行き方だった。ただムーヴの強度としては自分のが強い気はする。いろいろあるなー。

#クライミング

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百獣の王

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おがば

画像3

卍氏自宅から徒歩20步

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佐久 川龍





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