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自分らしさと、MOHOについて

今年で4年目。あっという間でした。

気づけば求められる事、習得しないといけない事でいっぱいで、課題に毎日追われる日々でした。
勉強をサボっていたという感覚はありません。
スタッフの足を引っ張りたくなくて、

やらなくちゃいけない!

そんな感覚で、何とかやってきました。

自分らしい介入について、考えたことはあったけれど、向き合う余裕が無かったんです。

何とか、病院に求められる事、最低限は出来るようになってきました。安堵している中で、空虚感が背中に潜んでいたんです。

作業療法らしさとは?
自分らしい介入とは?

考えて、周りのスタッフを見渡したとき、ゾッとしたんです。

みんな、自分の強みを活かしている。
みんなの介入には、個性がある。

そう感じました。

悩んでいる時に大学の先生から電話があって、人間作業モデルについてのお話をして頂きました。

あの電話の時、電話の後、身体がすごく熱くなったのを覚えています。体は疲れているのに、動き出したくて仕方がない感じに。

人間作業モデル…
学生の時は、人間作業モデルを用いた介入を聞くのが好きだった。自分に介入して欲しいくらい。
自分も、人を幸福にする力が身につくんだと。

就職して1年目は、よく教科書を読んでいたっけ。
COPMを3単位かけてとっていたっけ。

…いつのまにか、頭から離れていた。
そうだ、僕は人間作業モデルが好きだった。
人間作業モデルを教えてくれる先生達が好きだった。
自分も、実習で良くして頂いた先生達と、学校でお世話になった先生達と肩を並べてお話したい。
話しながら、ここにいてもいいんだと思えるようになりたい。

今、自分は資格を取る勉強をするか悩んでいる。
自分が取りたいと思っているものではない。
必要性は感じるが。伝統のように同期が、先輩が取得しているもの。勉強は国家試験並みらしい。

自分は今、人間作業モデルの勉強がしたい。
人間作業モデルと強くなって、自分らしさを見出したい。けれど、この一年勉強して、収穫がなかった時を考えてしまう。怖い。資格を取った方が自分のためにはなるのか?

悩んでいるタイミングで、
作業行動学会学術集会の演題や講演を聞いてきた。
今は99%人間作業モデルに天秤は傾いている。


ここからが僕の希望。今、目指したいと思う事。

自分のように、自分らしさ、いわばアイデンティティに悩む作業療法士はいると思う。
そんな人達を自分は手助けしたい。

自分はまだ解決していないけど…

人間作業モデルを勉強して、これが作業療法!これが僕の作業療法!という感覚を得たい。
そして、人間作業モデルの実践を学生や他の作業療法士に伝えられるようになりたい。

伝えられる人間になって、少しでも、僕のように自分らしさに悩む人が減ればと思う。

今は人間作業モデルを学ぶために、仲間と作業に焦点を当てた実践について勉強、輪読している最中です。この勉強は楽しい。中々介入に移せないけど…

自分の能力を評価してくださって、応援してくださる先生方がいる。一緒に勉強してくれる仲間がいる。

自分らしい介入が出来た!と言って恩返しがしたい。出来れば、学会発表で。

資格を取らないと言う選択肢は怖いけど、やりたい事をやる。そんな1年にしたいと日本作業行動学会学術集会の事前発表を聞いて思いました。

楽しい予感がする方へ、進みたいと思います。

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