スパロボ64 GP-03デンドロビウム

前書き

スパロボF完結編のデンドロは弱い。完結編で加入するとは思えない性能だ。
F序盤に加入する機体レベルの運動性、異様に低い限界、サイズLL(この時代はただ当たりやすくなるだけ)、Zガンダムより低い最大攻撃力、防御しないと破られるIフィールド、パーツスロット1、地上で出すにはミノクラ必須…と欠点まみれ。
HPがバカ高く自爆と相性がいい、低威力だが使い勝手のいいマップ兵器マイクロミサイルなどの長所もあるにはあるが短所が大きすぎる。
リアル系とスーパー系の悪いとこ取りと言わんばかりの性能で、この極端な弱さは散々ネタにされている。

スパロボ64での性能

そんなデンドロは、直近作であるスパロボ64ではどんな性能なのだろうか。
まず基本性能をF完と比較してみる。

基本性能の比較

このようにF完の数値をベースにしつつアッパー調整されている。
限界が-20されているのは、F完から数値を使いまわした機体は全てそう。
長くなるので武器の表は作らないが、大型ビームサーベルが1600→1900、メガビーム砲が2000→2400と火力が上がっている。
さらに
・序盤→中盤の境目に加入
・限界反応が機能していないバグ
・11段改造可能
・Iフィールドが2000までのダメージ無効から、2000を超えても軽減するようになった
・敵が柔らかいので改造したマイクロミサイルが更に実用的になった
これらが合わさり、MSの中でもトップクラスに便利な機体に生まれ変わった。
Iフィールドを活かした壁、メガビーム砲をばら撒く固定砲台、大型ビームサーベルで敵陣に切り込み、マイクロミサイルで雑魚を殲滅と、F完でやりたかったことがだいたいできる。
ステイメンが落ちた後に復活を使うと、デンドロで復活するのも地味に嬉しい。

まとめ

今作のデンドロはかなり強くて便利、リアル系とスーパー系のいいとこ取りとはっきり言える性能だ。
サイズLL、パーツスロット1、地上で出すにはミノクラ必須と相変わらずの欠点もあるが、これだけ強ければ気にならない。
…強すぎて同時期に加入するZガンダムとリガズィのお株を奪ってしまっているのはちょっと悲しい。
「デンドロを一番乗りこなせるのは自爆持ちのバーニィ」なんて言わせない、みんな使おう。なお今作の宇宙世紀系は自爆持ちがいない。

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