アイヌ協会の助成事業は利権なのか?
「利権」とは「政府活動から引出される不当な利益」である。アイヌ協会の助成事業は行政管理のもとで正しく運用をされており、当然利権ではない。
しかし、過去にアイヌ協会の一部で不適切な会計処理があったことは事実である。しかし、その一部の不適切会計をアイヌ全体の利権だとするのは偏見である。
再発防止策が策定されており、アイヌ協会はルールに則り健全に運用されている。
過去のアイヌ協会の不正について
2010年2月19日読売新聞
北海道アイヌ協会の釧路支部の不適切な会計処理があり、合計約711万円の返還を請求した。
2010年4月1日北海道新聞
北海道アイヌ協会で不適切な会計処理があり、合計約552万円の返還を請求した。
このように北海道アイヌ協会で不適切な会計処理があったことは事実である。
アイヌ協会の再発防止策
しかし、アイヌ協会においては再発防止策が策定されており、北海道庁においても再発防止の徹底がなされている。これについては、予算委員会の答弁より確認できる。
○住本政府参考人 お答えさせていただきます。
まず、御指摘の不正発覚後におきまして、アイヌ協会を監督いたします北海道庁の指導のもと、アイヌ協会として再発防止策の策定や組織の強化などに取り組まれたと認識しております。
(中略)
つけ加えて申し上げますと、従来から、先生御指摘のように、アイヌ関連予算の適切な執行というのは非常に大事だと内閣官房として思っております。したがいまして、アイヌ関連施策を執行します関係省庁に対しまして、再発防止策の徹底を要請するなど、予算の適正な執行が図れるように努めてまいりたいと考えております。
再発防止策の策定以来、不適切な会計処理は発生していない
再発防止策の策定以来、不適切な会計処理は発生していない。
また、事業内容は北海道アイヌ協会のホームページに公開をされており、資金の流れも確認することができる。
北海道アイヌ協会の情報公開ページへはこちら。
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