TM Network/Self Control
1987年2月26日にリリースされた4thアルバム。
前作「Gorilla」からリニューアル後「Rhythm Red」までは、小室哲哉とスタジオミュージシャンの影響が色濃く出ており、おそらくTKのパブリックイメージとは違うであろう時期。
3曲叩いている青山純(以外の曲は山木秀夫または打ち込み)のシングルストロークの後ノリのドラムは、自分好みのグルーヴの原点であり、3曲目Don’t Let Me Cryの中盤のピアノソロに当時中3だった自分は衝撃を受け、その後シンセを始めるきっかけになり、音作り、ミックスや曲の内容も含めて自分の音楽の価値基準のベースになっている作品。
マニュピュレーターの迫田到が作るシンセベースやSelf Controlのメインのキーボードリフなど、アナログシンセとデジタルシンセを絶妙に融合して作りあげ、ミックスも邦楽特有のシンガー中心のバランスでは無い洋楽的にリズム&グルーヴを優先しており、今のシンセポップを先取りしているようにも聴けます。
TKは普段はKeith Emerson(ELP),Rick Wakeman(Yes),Jon Lord(Deep Purple)の影響を口にしている割には、アルバムやライヴではTony Banks(Genesis)的な手法を使うことも多く、
このアルバムはGenesis/Dukeにかなりインスパイアされているのでは?と(特にタイトル曲Self ControlとDukeに収録されてシングルヒットしたTurn It On Againのキーボードリフ)、勝手に解釈しています(笑)
Turn It On Againのキーボードリフパートは4/4-2/4-4/4-3/4という変拍子の4小節ですけどね。
https://open.spotify.com/album/1FFpEn1rjlucjU5L5JXggy?si=2HhSeCloRKOck4Y2ubs6RQ
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https://open.spotify.com/album/6RKJu77xXDgTqGWCEmzMll?si=f4Nt4YZTSK2Xji8PKWAEcg
https://open.spotify.com/album/5Q74XTJr0l3sVQXprBeoT1?si=CvwmPRsPQluhOd_Vhm_uXg
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