ボードゲーマー紹介 Advent Calendar 2022 1日目

これはボードゲーマー紹介 Advent Calendar 2022 1日目の記事です。

初めて会った日のことはもう覚えてないから、その人と出会って間もないころ、印象深かった出来事を書く。

今から5年以上前のことになる。ミスターフィールドで、しのさん主催の「クニツィアボードゲーム会」があった(しのさんの紹介はまたの機会に)。

ミスターフィールドとは千葉の柏にあったお店だ。ミニチュアゲームなどのアナログゲーム全般を扱うお店で、毎週水曜の夕方から、平日ボードゲーム会という相席の会が開かれていた。
その頃の僕は大学卒業~入社したてで、仕事終わりに集まった人とゲームをしていた。
そこで仲良くなったのが、しのさんを始めとする千葉近郊のみんなだ。

そんな折、しのさんの「クニツィアボードゲーム会」が開かれた。

最高のレポートを上げてくれているので、ぜひ読んでほしい。

当時はちょうどしのさん周りの人々と仲良くなり始めた頃で、会には見知った顔、Twitterで知っている人がぽつぽつといた。
そんな日の出来事だった。

クニツィアの名作といえば枚挙にいとまがないが、その日遊んでよく覚えているのは『クオ・ヴァディス』だ。

その時遊んだ『クオ・ヴァディス』の写真

『クオ・ヴァディス』は難儀なゲームで、システムの核はなんでもありの交渉だ。
なんでもありというのは誇張ではない。「勝利点5点あげるから、そこ通して」「次の手番で君の言う通りにするから、そのコマどかして」これは交渉という名の暴力だ。
気の置けない友達と遊ばないと地獄を見る。僕たちはそんなゲームを楽しく遊んでいたわけだが、中に1人、わいわいきゃっきゃと言っている人がいた。
後になって知ったことだが、その人のボードゲーム歴は当時半年にも満たなかったという。クニツィアのゲームも『クオ・ヴァディス』が初めてだったらしい。初めてのクニツィアが『クオ・ヴァディス』ってことある??

その人こそ、今日紹介するまおさんだ。

初めて会った日のことは覚えていない。たぶん平日ボードゲーム会だとは思うが、『クオ・ヴァディス』でわいわいきゃっきゃ言っている姿が印象的すぎて塗りつぶされてしまった。

まおさんとは、関東近郊に出没するボードゲーマーだ。まさに出没という言葉がふさわしく、いっときなんて1週間毎日コロコロ堂に通っていたくらいだ。
まおさんの魅力を言葉で表現するのは難しいが、僕なりにつづってみようと思う。

まず、まおさんはなんといってもボードゲームが好きだ。ボードゲームの好きにも様々あるが、ゲームで遊ぶこと自体が好きなんだと思う。
どんなゲームでも、いつも悩んで考えてわーってなっている。いつだったか「ボードゲームがない生活はもう考えられない」と言っていた。
僕なんかはボードゲームは数ある趣味のひとつであり、なくなってもまあなんとかなるやろ、人との繋がりは消えないしと思っているが、まおさんはそうじゃないらしい。
まおさんも多趣味だし、「人との繋がりは消えない」なんてことは僕が言うまでもなく知っていると思うが、中でもボードゲームは特別な地位を占めているのだと思う。
なくなったら寂しいよね。

加えて、こっちの方が重要なんだけど、まおさんは人のことが好きなんだと思う。
まおさんはボードゲーム関係の友人と、ボードゲーム以外でも遊んでいる。謎解き、料理、何かのイベント、などなど。
ゲームマーケットでは、いつもエンコロ堂でテキパキしている。
遊ぶといつも、おやつ昆布をくれる。まおさんと遊んだ日、帰るとポケットの中におやつ昆布の小袋が入っているのだが、僕はこれをまおさんの残骸と呼んでいる。
まおさんはみんなに愛されている。それはまおさんがみんなのことを考えて、気を配って、それでいていつも純粋に楽しそうにしているからだと思う。

この間コロコロ堂に寄ったら、まおさん含む知り合い3人グループがいたので混ぜてもらい、『キャット・イン・ザ・ボックス』をやった。
まおさんとは毎月、数年来の友人たちと一緒に遊ぶ会を設けている。
この関係はずっと続いていくだろう。

あとこれは、ミスターフィールドで僕が会を開いた日の写真と、お店を閉める最後の日の写真。

お店がなくなっても続く関係はある。
そういうの大切にしたいよねってことで、明日はこれまた僕の大事な友人である菊子さんが記事を書いてくれる。
楽しみだね。

それでは。

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