格好悪くなりたくない

なりたい自分

 私は自分の容姿にあんまり自信がありません。かと言って人前に出るのが恥ずかしくなるほどルックスが整っていないかと言われると、そんなことはありません。マスクをして、髪を伸ばして、セットしたらそこそこまともにはなると思います。けなされることはないくらいになると思います。
 何度も記事に書いていることではあるのですが、私は自分に自信がありません。そのためなるべく普通であろうとしています
 普通がどんなのかは人それぞれだと思います。私の考える普通は、特別派手でない服を着て、決まりすぎてない髪型をセットし、自分の身長から標準的な体重を維持する。見た目の面でいうとこんな感じと思っています。決して、量販店の服だけを着て、ぼさぼさの紙の、だらしない体型が普通というわけではないです。
 私は自分の目指す普通のためには努力をします。派手な服は苦手のため、シンプルで素材にこだわる少し値段が高めの服を買い、清潔感のある髪型にする。パーマは挑戦すればよかったなとは思っていますが。そして、体型維持をするためにジムにも通っています。学生の頃にけがを多くしていたため、負荷のかかりすぎるトレーニングはできないのですが、体系を維持する程度には続けられます。最高の自分になるための努力はしていませんが、普通になるための努力はしているつもりです。

どうして普通になりたいの

 私は基本的には照れ屋です。人前で何かをやるのが苦手です。大勢の人の前でしゃべることはもちろん、3・4人のチーム内での発表ですら緊張をします。ましてや人前で面白いことを言えないし、できません。面白いと思ったことがあっても自分の中で消化してしまいます。
 どうしてこんな考えを持つのか考えた時、1つパッと思ったことがあります。私はプライドが高いのです。自信がないのにプライドが高いのです。みんなの前では有能なやつでいたいのです。もちろん自分にそこまでの能力があるとも思ってませんし、周りの人間が自分に期待していないこともわかっているのです。そこまでわかっていながら、私は過去の小さな成功体験を積み重ね、内向的なプライドの高さを持ってしまったのです
 このプライドの高さのせいで、私はひどく失敗を嫌います。優秀でそつなくこなす自分に憧れているため、失敗をしたくないのです。しかし、その反面、不器用で初めてやることへの順応性が低いことも重々知っています。受験勉強であれスポーツであれ、私は考えて、計画をたてて、人より量をやることで勝ってきました。泥をすすりながら進んでいく自分しか知らないのに、失敗を恐れてしまうのです。未知が怖いのです。無様な姿を笑われるのが怖いのです。
 グダグダ書いてきましたが、何が言いたいかと言うとつまり、私は格好悪くなりたくないのです。自分が格好良くなれないと思っています。その反面、格好悪くなるのだけは心の底から嫌なのです。だからこそ全力で不通を目指します。一等賞でなくても三等賞を全力で価値取りに行きます。

 そもそもこんなマインドが格好悪いことは分かっています。泥臭くも醜くあがき進んでいく様は、格好よく映ります。フィクションだったら、そのようにもがき苦しみ、前に進むシーンが一番の盛り上がりです。それでも私は小さなプライドが捨てられないのです。何事もなかったのように成功したいのです。

 こんな自分にさよならができるように。格好いい自分に会えるように。私は自分を変えていきたいと思います。こんな格好悪く普通でない自分から理想の自分へ。


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