英検準1級に受からないと思っても諦めないで。英検は絶望と希望で溢れてる
生徒「先生は英検何級もってるんですか??」
僕「いや。。英検は持ってなくて(汗)そういえば中学生の時に3級に落ちたかな。」
生徒「。。。」
僕「。。。」
初めまして。おこたです。上の会話は僕が英検準1級を取ろうと思ったきっかけになったものです。
現在は地元の個別指導塾で、中高生に英語を教えて生活しています。
ちなみに学生時代の学力は、センター試験の英語110点!3流の大学を3流の成績で卒業しました!
ご覧の通り、もともと英語が好きだったわけではありません。特に中学性のときはひどく、1年生の間ずっとbe動詞と一般動詞のちがいが全く分かりませんでした。親に教えてもらうも、よけい分からなくなりケンカになるという始末。。
本記事はこんな僕が英検準1級に受かるまでの軌跡をつづったものです。これを見ているあなたへの少しの希望になれたらと思います。
英検準1級【1回目の挑戦】リスニングがムズ過ぎて絶望。。そしてライティングをなめてました 2017年度第2回
当時は英検がどんな試験なのかもよく分かっていませんでした。
「ふむふむ。リーディングとリスニングに加えてライティングもあるのかあ。まあライティングはなんとかなるだろう、大学受験でも書いたし」
いやいや何年前の話だよって感じですが、ライティングに関しては謎の自信がありました。今思うと完全におバカさんです。ただ英文を書けばいいんでしょ?となめてました。
その後もネットでいろいろ調べた結果、以下の4つを進めることにしました。
英単語
長文読解
リスニング
ライティング
いきなり英単語に大苦戦。。
英単語については「パス単準1級」を買いました。久しぶりに単語帳を買ったので、すごくワクワクしたのを今でも鮮明に覚えています(新しい参考書を買ったときって、子どもの頃おもちゃを買ってもらったときのようなワクワク感があるんですよね)
しかし、そのワクワク感も数時間後にはどこかへ消し飛ぶことになります。
わあ。。知らない単語がいっぱいだあ。。
当時は中学生しか教えていなかったため、出る度Aでも知らない単語がありました。
出る度Cなんかは知らない単語のオンパレードでしたね。1ページに知らない単語が半分以上あると、投げ捨ててやろうかという衝動に駆られてました。(知らない単語は1ページに3つぐらいにしてくれ~~)
それでも仕事に行く前の時間や、仕事の休憩中など、暇さえあればパス単を開くようにしていました。
行きつけの定食屋でも、料理がくるまでの間ずっと単語帳を見てたので、「いつも勉強しててえらいね~」とよく褒められていました(単純なのでちょっといい気分に)。
結果的に、単語に関しては1か月ぐらいで9割ほど覚えきることができました。10周ぐらいしたと思います。かなり大変でしたが気合で乗り切りました。
長文読解はひたすら過去問!過去問!過去問!
長文読解については少し自信がありました。
というのも、いつか高校生を教えることを夢みて、大学受験用の文法問題集や英文解釈をやり込んできたからです。なのでけっこう解けるんじゃないかなあと。
実際に過去問を解いてみても、8割ほどの正答率でした。パス単で覚えた知識も活きました。ただし、解くのが速い方ではないので時間的な余裕はなかったですね。
まあ、回数こなせばなんとかなるだろうということで、ひたすら過去問6回分をやり込んでいました。
リスニングに絶望。。
単語と並行して対策したのがリスニングです。
これが1番やばかった。試しに1回分解いてみたのですが、もともと苦手だったこともあり、正答率は3割ほど。つまり、勘で答えているのと何ら変わらない状態です。
本当に何を言ってるか分かりませんでした。まずpart1の会話文なんて何がどういう状況なのかも分からないし、単語もムズイし、\(^o^)/って感じでした。
特にヤバかったのがpart2。初めて聞いたとき1問1問が長すぎて「あれ?英語が終わらないぞ?僕のMP3壊れたのかな??」と本気で思いました。こんなの聞き取れるわけがない。しかもTOEICと違って、設問が書かれてないじゃないか!マジで諦めようかと思いましたね。
結果的に、リスニングは大量の時間をかけて対策することになります。毎日必ず2時間は聞くようにし、音読やらシャドーイングやらをひたすらこなしました。
やり方としては、新しい問題を次々解くのではなく、1回分の問題を完璧に聞き取れるようになるまで、音読とシャドーイングをくり返しました。
1か月続けたら、少ーしずつですが聞き取れる範囲が広がっていきました。そして、音読が好きになりました(リスニングへの苦手意識はまだ強かったですが)
実は英検準1級を受けるまで、音を使っての学習を全くしてこなかったんですよね。それまでは机に向かってひたすら単語や文法を覚えたり、長文を精読したり。地味な勉強を続けてきました。
ですが、初めて音読やリスニングの勉強をしてみて「英語学習にこんな世界があったんか。。!」と衝撃を受けました。英単語を覚える勉強に比べて、なんだかアグレッシブな感じがしてとても楽しかったんです。
なので、リスニングは苦手でしたが、対策自体は割と好きでした。
ライティングには謎の自信がありました。なので対策はほどほどに
ライティングは結構好きだったので、リスニングや単語ほど対策はしませんでした。
過去問を実際に書いてみて、職場の人に添削してもらうというのをくり返しました。
自分では得意だと思っていましたが、最初は1題書くのに1時間以上かかりました。でも慣れてくると40分ぐらいで書けるようになってきました(それでも遅いぐらいですが。。)
ライティングの勉強なんて大学受験以来でしたが、まあなんとかなるだろうという謎の自信がありました(これもあとで痛い目を見ることになります)。
1回目の英検準1級【受験本番と自己採点】
そして受験本番。
初めて英検準1級を受けた感想としては、、、全然ダメでした。
やはりリスニングが全然聞き取れず。準1級のリスニングむず過ぎません??どうやってあんなの聞き取れるんだ??
しかも英検はTOEICと違って、先にリーディングとライティングなので、リスニングの頃には集中力が残ってないんですよね(言い訳ごめんなさい)。
あと席も指定ではなく自由ということを初めて知りました。ギリギリに着いたため後ろの席しか空いておらず、聞きにくいったらありゃしない(言い訳すみません)。
語彙問題についてはパス単をやり込んだおかげで結構できました。が、長文は全然時間が足りず。。残り20分となったところで急いでライティングに切り替えました。
自信のあったライティングに関しても、練習してきた内容に無理やり近づけようとしたため、テーマから内容がそれてしまいました。それでも当時はできたと思い込んでました。
そして自己採点結果は
R 28/41
L 13/29
やはりあれだけ毎日時間をかけて対策したリスニングが全然取れず、、
受け終わった時点で全然手ごたえはありませんでしたが、改めて現実をつきつけられると辛かったです。。リスニング対策が楽しいと思えた矢先だったのでよけいにショックでした。
最初に解いたときの3割よりは取れてますが、目標の7割には程遠い点数です。
「本当にリスニングができるようになる日はくるのか?」
「リスニングが足をひっぱり、一生合格できないんじゃないか?」
そんな不安が頭をよぎりました。
1回目の英検準1級【合格発表】
1次試験から発表までの2週間はとても長く感じました。
たとえ自己採点結果が悪くても、もしかしたら、、という希望を捨てられなかったからです。
「何か奇跡が起こるんじゃないか?」
「得意なライティングがまだ残ってる!」
そんなことを考えながら結果発表を待ちました。
そしてついに合格発表の時間がやってきます。発表時間が近づくにつれ心臓がバクバクしてくるのが分かりました。発表の瞬間は大げさではなく、本当に心臓が飛び出すかと思いました。
バクついた心臓で勇気を振り絞って見た結果は、、
不合格
分かってはいたけど、実際に落ちるとやっぱりショックでした。
そして一人で部屋で泣きました。あんなに頑張ったのに。。あんなに時間をかけたのに。。あんなに周りに支えてもらったのに。。
情けなくて涙が止まりませんでした。文字通り、絶望しました。たかが英検でと思われるかもしれません。ですが、それぐらい対策をしてきて落ちたのが本当にショックだったんです。
正直、大学受験並みにがんばりました。受けると決めてからは受験生に負けないぐらい勉強しました。
それでこんな結果になってしまった自分が本当に情けなくて。
好きなことをして切り替えようとしますが、しばらくは頭のどこかに「不合格」の文字がよぎりました。
※TOEICと違って英検は、はっきり「合格」「不合格」を突き付けられるので、ダメだった時のショックがデカいんです。。合格発表画面での「不合格」の文字を見るのがイヤでイヤでたまりませんでした。
ちなみに自信のあったライティングは11/16でした。。当時は何を持ってあんなに自信があったのか。今思うと不思議で仕方ありません。
今こうやって振り返ると、ライティングのことなんかなーんにも分かってなかったなと。よく11/16ももらえたなって感じです。
そして1週間ぐらいしたら、紙で詳しい結果が送られてきました。落ちた結果なんて見たくもありませんでしたが、このまま捨てるのももったいないので夕飯後に見ることにしました。
しかし夕飯後それを何気なく読んでいると、今後の英検対策の大きな転機となる、ある事実に気付きます。
「あれ?ライティングの合格者平均点、高くね??9割以上あるんだけど。。」
「ライティングができる人しか受からないんじゃないのか。。?」
「リスニングは13/29(45%)しかなかったのに、合否を決めるCSEスコア(以下スコア)だと552/750(70%強)もある。どういうことだ??」
この気づきが、2回目の受験戦略を大きく変えることになります。
英検準1級【2回目の挑戦】2017年度第3回
1回目の受験において「ライティングの重要性」、そして「素点とCSEスコアの関係性」に疑問を持った自分は5chで情報を調べることにしました。
すると驚くべき事実が明らかになります。
素点の%がそのままCSEスコアの%になるわけではない(1回目の受験でリスニングが13/29(45%)だったのにスコア上は70%強あった)
ライティングが満点であればリスニングが3割でも受かる
そして合格者はライティングを満点近く取っている
※詳しくはこちらの記事で解説しています。これを見れば英検におけるライティングの破壊力と、リスニングができなくても受かる理由が分かります。
つまり、ライティングさえできれば、苦手なリスニングを捨てても受かるんじゃないか!?!?
しかも英検のライティングは採点が甘く、満点を取りやすいらしい!!
この瞬間、半ばあきらめていた英検準1級の合格に一筋の希望が見えました。
「これならいける、、!!リスニングができない自分でも英検準1級を取れる、、!!長文とリスニングの時間を削って、ライティングの対策に振り切ろう!!自分が受かるにはこれしかない!」
そこからはライティングの参考書を買い込み、例文をひたすら暗記したり、ライティングの書き方というものを1から学びました。また、長文中に出てきた便利そうな表現もすべてノートにまとめて覚えていきました。
毎日A4の紙5枚ぐらいは書いて練習してたので、2か月ちょっとで300枚以上書いたことになります。これぐらい書くと、どのテーマでも使いやすいお気に入りの単語や表現が身についてきました。
また、試験中の「時間配分」や「解く順番」も大きく見直すことにしました。
具体的には
語彙問題⇒ライティング⇒長文の順に解くこと
最後の長文を捨ててでも、ライティングに大きく時間を割くこと
ライティングの見直しを必ずすること
何が何でも、ライティングで絶対に稼いでやると腹に決めました。
このように、ライティングに特化した対策に切り替えて2回目の受験を迎えることになります。
2回目の英検準1級【受験本番と自己採点】
2回目の受験が終わりました。
感想としては、前回よりはできた気がしました。特にライティングは1日2時間ぐらい勉強したので、それなりに書けたかなと。ライティングの書き方というのも1から勉強したし、便利なフレーズもたくさん覚えた。
なので前回よりも取れてるんじゃないかという期待がありました。
でもリスニングについては相変わらずです。なんとか5割あればいいなあぐらいの感覚です。まあでも想定通りなので大丈夫。ライティングが取れてれば問題ない。そう自分に言い聞かせていました。
リーディングについては時間がなくて後半の長文をいくつか捨てましたが、解いたところに関しては自信がありました。
そして気になる自己採点結果は
R 31/41
L 14/29
でした。
リスニングもリーディングも予想通りの結果です。でもリーディングは、解いた部分については9割の正答率だったので、かなり嬉しかったです。
自分としてはやれることはやったかなと。あとはライティングに期待して合格発表を待つだけです。
2回目の英検準1級【合格発表】
試験から2週間後、合格発表の日がやってきます。
「手ごたえは1回目のときよりもある。たのむ受かっててくれ。。!」
そう思いながらパスワードをHPに打ち込みました。この瞬間、1回目のときと同様、心臓がバクンバクン鳴るのが分かりました。息が上がり、心臓が飛び出るほど緊張しました。
そして見た結果は
不合格
またしてもダメでした。こうやって2回連続で落ちると
「どうやったら受かるんだ、、?」
「いつまで受け続けないといけないんだろう、、」
「もうこのまま一生受からないんじゃないか、、?」
このような不安が一気に襲ってきました。本当にどうしようかとめちゃくちゃ悩みました。
これがもし5回目で受かると分かってるなら、あと3回受け続けます。いくらでも受けます。でもそうじゃない。いつ受かるか分からない。そんな先が見えない状況が1番怖かったです。
しかも、また落ちたことを親や周りの人に報告しなければいけない。それが何よりも嫌でした。何て思われるんだろうか。同情されるのも嫌だし、暗い雰囲気になるのも嫌。ほんとに報告するのが鬱でした。
そして後日、紙で正式な結果が届きました。
力を入れてきたライティングはと言うと
13/16(81%)でした。
前回が11/16だったので少し上がりました。これに関しては嬉しかったです。目標の満点とはいきませんでしたが、対策すればちゃんと上がるんだ!というのを実感することができました。
ちなみに、合格基準が1792点に対し、自分のスコアは1780点でした。あと12点。スコア上12点ということは、ライティングがあと1点高ければ余裕で受かってることになります。めちゃくちゃ惜しい。。
でも、合格まであと一歩のところまで来ている、そう確信しました。
そしてこの瞬間からもう一度、次の受験に向けて準備を進めることになります。
英検準1級【3回目の挑戦】2018年度第1回
3回目の受験に向けてまず準備したのは
具体的な目標点
試験中の時間配分
の2つを改めて決めること。
これにより、受験までに優先すべきことや試験中の時間の使い方がはっきりし、自分はこうやって受かるんだ!という未来が具体的にイメージしやすくなりました。
そして自分の受験戦略は以下のように決まりました。
具体的な目標点
リーディング
大問1 20/25
大問2 5/6
大問3 4/10
まずリーディングは語彙問題で最低20/25を絶対取る。なぜなら、英検のリーディングってすべての問題が同じ1点なんですよ。つまり語彙問題で取る1問も長文で取る1問も同じ1点ってことです。
なので大問1でしっかり稼ぐのが大事かなと。語彙問題の1問と長文の1問じゃかかる時間も労力も違いますからね。
ちなみに大問3の目標点が低いのは、「最後の長文2つはたぶん解く時間がないだろう」と考えていたからです。これはライティングを最優先にした戦略のためです。
リスニング
part1 6/12
part2 8/12
part3 2/5
苦手なリスニングの中でもpart2に関しては、ちょっとしたコツを掴んだため、普段からこれぐらい解けていました。なので少し高めに設定。残りの2つは苦手なのでこんな感じに。正直、リスニングには期待していませんでした笑
ライティング
15/16、できれば16/16
ライティングは満点狙い。少なくとも15/16は取りたい。そうすればリスニングができなくても受かるだろう。これが自分の英検準1級戦略のキモです。良くも悪くもライティングにすべてはかかってます。
試験中の時間配分
次に時間配分ですが、自分は以下の配分で行くことにしました。
リーディング
大問1 15分
大問2 10分
大問3 15分
ライティング
50分
そして解く順番は
大問1⇒ライティング⇒大問2⇒大問3
時間配分を見て分かるように、大問3の長文は最初からすべて解く気などサラサラありませんでした。長文2つ捨ててでも、ライティングの素点を1,2点上げる方がスコアの伸びはいいと判断したからです。(実際スコアの仕組み的にはそうなっています)
今思えばですが、こういったことを1回目や2回目のときに決めとくべきでしたね。。これらを決めとくだけで全ッ然ちがいました。受かるビジョンがはっきり見えるようになったので、自信を持てましたし、勉強法に対する迷いがなくなりました。
それまでは漠然とした不安がずっと心のどこかにあって
「本当にこのまま受け続けて受かるのかな。。」
「今の勉強法で本当に合ってるのかな」
などと不安でしょうがなかったのですが、こういった悩みやモヤモヤが少し解消されました。
具体的な対策
というわけで3回目の受験も、ライティングを中心に対策することに。
ライティングの参考書に書いてある例文を、ひたすら写経していきました。1日A4の紙5枚ぐらい書いたので、前回の試験~今回の試験までの3か月間で500枚以上書いたことになります。
ただし前回までと違い、工夫した点が1つだけあります。
それは、ただ参考書の例文を写経するだけでなく、1週間に何回かは実際に問題を解く機会を設けたことです。
1回目の対策の時は過去問を解いて、それを添削してもらっていたのですが、2回目のときは一切問題を解かなかったんです。ただひたすら参考書の例文を写経していました。
しかし実際に問題を解くのは大事だなと改めて感じたので、1週間に数回は問題を解くことにしました。
これにより自分なりの型(テンプレート)が出来上がってきました。
これが今思うとめちゃくちゃ大きかったです。ライティングの対策を本格的に始めてから、累計1000枚ぐらい書いてきたので
使いまわせる便利な文法・表現
パラフレーズのコツ
当てはめるだけで書ける自分なりのテンプレート
がほぼ完成していました。
なので、ライティングに関してはかなり自信がありました。(これらをまとめたノートは3冊にもなりました)
※ちなみに、1回目の受験時にしてもらった添削ですが、3回目のときには一切してもらわなかったです。よく使う表現や単語を、テンプレに当てはめて書けば問題ないと判断したためです。
またその他の分野ですが、単語については引き続きパス単をゴリゴリ進めていました。
見出し語については完璧に覚えていたので、2つ目の意味や派生語なども積極的に覚えることに。これはかなり大変でしたが、その分力はついたかなと。
長文に関しては、9回分の過去問を何度も何度も解いて、解き方や答えに至るまでの考え方をくり返し練習しました。
自分は大問2に苦手意識があったので、そちらの対策を多めにやってましたね。
リスニングは相変わらず苦手でしたが、対策としては毎日30分ぐらいに留めました。ライティングで稼いだろと思っていたので!笑
それでも対策はしないと不安なので一応毎日やってました。
最終的に、各分野の対策にかけた時間の割合としては
ライティング 5割
単語 2割
リスニング 2割
長文 1割
これぐらいライティングに振り切って対策していました。自分の受験理念として、配点の分だけ時間を使うべき(普段の対策も試験中も)というのがあるので。
3回目の英検準1級【受験本番と自己採点】
そしていよいよ受験当日。気になるライティングのお題は「動物を動物園で飼うことは許されるか」というものでした。
テーマとしては全く練習していないものでしたが、用意してきたテンプレに当てはめて無事書くことができました。
予定通り、見直しも含めて45分ぐらい費やしました。
「時間かけすぎじゃない!?」という声が聞こえてきそうですが、それぐらいライティングは重要なので。そして、内容に関しては下書きの段階から練りに練りました。
いきなり書き始めるのではなく、しっかり時間をかけて構成を固めることで内容がブレないし、書いてる途中で迷うこともなくなりました。
リスニングはまあ、いつも通りです笑。長文は解いた部分についてはできたんじゃないかなと。
語彙問題に関しては、ちらほら分からないところがあったので、なんとか8割(20/25)に乗ってくれれば、、という感触でした。
そして、自己採点の結果は
R 30/41
L 14/29
でした。
語彙問題はちょうど8割。長文に関しても解いた問題については、ほぼ全問合っていました。リスニングについては、もはや言うことはありません笑。まあこんなもんかなと。
ぶっちゃけ、普通はこの点数ではかなり厳しいです。
「しかし自分にはライティングが残ってる!命をかけて対策してきたライティングが!」
「ここから一気に逆転してやるぜ~!!」
こんな感じで合格発表の日を待ちました。
3回目の英検準1級【合格発表】
そしてついにこの日がやってきます。
今までと同様、緊張しながらその瞬間を待ちます。一次試験もそうなんですが、この待ってる時間が一番緊張するんですよね。特に発表の瞬間は心臓のバクバクがやばくて、吐きそうになってきます。
これだけは何回経験しても慣れないです。
そして発表時刻。バクつく心臓を抑えながら恐る恐るアクセスします。
「たのむ今度こそ受かっててくれ、、!」
結果は
合格。。!!!
「よっしゃああああああああ!!!!!!ついに受かったああああああ!!!!」」
飛び跳ねました。心の底から喜びました。一人で部屋の中ではしゃぎまくりました。これまでの努力が実を結んだのが嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。
これまで生きてきて本当に良かった!!おおげさではなく本当にそう思いました。
しばらくすると、本当に合格したのか不安になり、もう一度ログインして合格の文字が消えてないか確かめました笑
大丈夫!ちゃんとありました。どうやら夢でもないようだ。
そして何より嬉しかったのは、一番力を入れて対策してきたライティングが満点だったこと!!
見ての通り、ライティングが取れればリスニングが4割弱でも受かります。
ちなみに後で調べたら、リスニングが3割でも受かってました。ライティングの破壊力恐ろしや。。
こうして約1年間に渡る、僕の英検準1級に対する挑戦は終わりました。(長くなったので、2次試験についてはまた改めて書こうと思います)
英検準1級【3回の受験を振り返って】3つの重要なこと
ここまで読んでいただいてありがとうございました。最後に、今この記事を見ているあなたに伝えたいことが3つあります。
スコアの仕組みを理解しライティングを最優先すること
受験戦略をしっかり考えること
英単語はやっぱり大事だよ
スコアの仕組みを理解しライティングを最優先すること
1つ目は「スコアの仕組みを理解すること」こそが合格への近道だということ。
今こうして振り返ってみると、合格への大きな転機となったのは、やはり1回目の受験後です。あのとき、スコアの仕組みにいち早く気づけたことが非常に大きかった。
もしもあのまま
スコアの仕組みや
ライティングの重要性
に気づかず、これまでと同じように対策をしていたら、ぶっちゃけまだ受かってなかったかもしれません。
それぐらい大きな気づきでした。
正直スコアの仕組みに気づかず、ライティングを軽視して勉強を続けるのは、かなり損してると思います。特に自分みたいに、リスニングに苦しんでる人はなおさらです。
ライティングができればリスニングは3~4割でも受かります。
スコアの仕組みとライティングの重要性については、こちらの記事で詳しく解説していますのでもう一度貼っておきますね。自分で言うのもなんですが、かなり有益です。
受験戦略をしっかり考えること
2つ目は受験戦略をしっかり考えることです。
こうすることで、自分がどのように受かるのかを具体的にイメージできるようになります。
これってめちゃくちゃ大きいんですよ。ただ闇雲に勉強してる人と、しっかり受験戦略を持って勉強してる人。どちらが受かりやすいかは火を見るより明らかですよね。
とはいえ、そんなに難しく考える必要もありません。予め決めておいた方がいいのは次の2つだけです。
各大問の目標点
試験中の時間配分
これらを考えておくだけで、どの大問にどれだけ力を入れればいいかが見えてきます。
自分自身、3回目の受験時にしっかり戦略を立て直したのが非常に大きかった。あれのおかげで「自分はこうやって勉強していれば絶対受かる!」という自信を得られました。
英単語はやっぱり大事だよ
3つ目は「英単語の重要性」です。
ここまでライティングが重要だ!重要だ!と散々くり返してきましたが、もちろんその他の分野も重要です。
特に英単語。英語を勉強する以上すべての技能に影響しますからね。特に大問1(語彙問題)では25問も出ます。リーディングは全部で41問なので、実に半分以上が語彙問題です。
なのでここでしっかり取れるかは非常に大きいです。
まずはパス単を1冊完璧にするところからですね。1冊覚えるのは正直かなりしんどいですが、その分めちゃくちゃ解けるようになります。
【最後に】もう受からない。そう思っても絶対あきらめないで
最後は「受からないと思っても、諦めなければ絶対合格できる」ということ。
自分自身、2回落ちたときは絶望しました。「もうこのまま一生受からないのかな」と本気で悩みました。
何度も落ちると、「やっぱり自分には無理なんじゃないか、、?」という気がしてくるんですよね。
自分は果たして本当に受かるのだろうか?永遠に受からないのでは、、?こんな不安が常に心の中にありました。
ですが絶対あきらめないでください。今あなたが抱えてる不安や恐怖は、すべての合格者が通ってきた道でもあります。他の人にできてあなただけができないなんてことはありません。
あきらめなければ、絶対に希望はあります。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
この記事があなたへのほんの少しの希望になれば幸いです。
英検準1級の合格、心より応援しています。苦しんだ分だけ受かったときの喜びも大きいですよ。
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