入院1日目 MRIとCT

待ちに待った入院の日です。
入院手続きのあとパジャマ・タオル類のレンタル手続きを終わらせ、さっそく病室へ。
病室は、希望していた差額ベッド代なしの大部屋が確保できたとのこと。

割り当てられたベッドは窓際です。
ラッキー!
しかし記憶にあるより狭い!ベッドのまわりを歩くのも一苦労です。眺めはとてもいいんですけどね。
午後には主治医の先生から手術についての説明が聞けるということで、私は病室、夫はデイルームで待機します。

待ってる間に看護師さんに持参薬を預けます。
一応サプリも預けました。
非定型歯痛という病気の治療中なので、薬は入院中も飲み続けます。

先生の説明は、半分は前回と同じ内容、半分は具体的な手術の工程と合併症の説明でした。

私が受ける手術は、「内視鏡下経鼻的下垂体腫瘍切除術」です。
左右両方の鼻腔からアプローチして、鼻の粘膜を切開、副鼻腔に入って下垂体が入っている頭蓋底という部分の骨をまた切開。
腫瘍を摘出した後はおなかや太ももから取った脂肪と筋膜を詰めて、切開した骨を閉鎖。
最後に鼻にスポンジとバルーンカテーテルを入れて終了です。

まず、追加の血液検査でもホルモン異常はなかったそうなのですが、手術や大きな怪我などの際に出るステロイドホルモンがこの腫瘍のある患者さんだとちゃんと出てくれるかわからないので、術前から点滴しながら手術して、術後もまた点滴を続けるそうです。
他の病院だと負荷試験で各ホルモンの出方をチェックするようですが、この病院ではやらないみたいですね。まあ負荷試験、なんだか大変そうなのでラッキーかな。

あとは、大量に鼻出血があった場合は緊急再手術になるとか、その他の合併症の説明。髄液が漏れちゃうとか動脈を損傷して大出血とか、そういう怖いことは技術の進歩で最近ではまず起こらなくなったそう。

書類の最後に、この手術で生命に危険が及ぶ確率は1%未満と書いてありました。
ゼロではないけど、限りなくゼロに近いって感じですね。

手術の内容について夫が何か難しい質問をしていたのですが難しくてよく覚えていません。
私からは、術後1ヶ月くらいで歯科のクリーニング予約を取っていたので、受けても大丈夫か聞きました。まったく問題ないとのことでした。
骨を切るというのでしばらく鼻とか口はそっとしといたほうがいいのかな?と思っていたのですが、退院後1週間くらい安静にしていればあとは普通どおりでOKだそうです。

ひととおり話が終わったところで先生から
「溶けきのこさん、おなかに脂肪ありますか?切ってみたらなかったとなるとちょっと大変なので……」
と斜め上の質問。

いや……たぶんあると思うんですけど……。それって自分でわかるんですかね……???
最悪太ももには絶対ありますと答えておきました。
肉が尻から下につくタイプなんですよね……。

説明の後は夫は帰宅、私は検査に呼ばれるのを待ちます。
今日はCTとMRI。
どちらももう慣れたものですが、この病院のMRIには配慮と癒しがなかったのでちょっと退屈でした。
30分くらいかかるんですよね。

まあなんかすごい音がずっとBeatを刻んでいるので、私もLyricをのせてRhymeを踏んだりしてました。
うまくMRIのFlowに乗れたと思います。
Yeah…

夜はひさしぶりの病院食。
記憶にあるとおり、可もなく不可もなく、まあ病院食にしてはおいしいほうなんじゃないかな?
夕食後は看護師さんが預けた薬をもってきてくれるのですが、手のひらに出してもらって飲むのを確認してもらうというのがルールみたいでちょっとびっくりです。
前に入院したときはそんなことなかった気もするんですが……。

シャワーは空いてればいつでも入っていいそうです。予約制とかじゃないんだなぁ。
広くてきれいだし、何のストレスもありません。

21時消灯、早めにおやすみなさい……と思ったのですが。
同室の患者さんたちのいびきが驚異的にうるさい!!!!!

脳神経外科の大部屋、基本的に長期入院のお年寄りが多いんですよね。
婦人科は若い患者さんが多かったので盲点でした。
年をとると顎の筋肉も弱ってきますから、仕方ないんですけど……。
いびきは私もかくだろうしなんとか我慢しようと思ったのですが、お向かいのベッドの方がどうも認知症のようで、ときどき何か言うんです……わかんないんですけど……なにか……。
1日目の夜にこれはすごいパンチです。

術後は耐えられるんだろうか、明日絶対耳栓買おう……と祈るような気持ちで就寝しました。

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