退院6日目 甘いにおい

懐かしポップスみたいなタイトルになってしまいましたが、嗅覚がもとに戻る過程なのか、揚げ物や炒め物のにおいが甘いにおいに変換されます。
というより、しょっぱいにおいを感じる部分がまだ復活していなくて、甘いにおいだけ抽出されてるような感じでしょうか。

あと、おそらく嗅覚の異常と関連してだと思うのですが、ロイヤルミルクティーやカフェオレなど牛乳ベースの飲み物の味もなんかおかしいです。
言葉で表現するのがちょっと難しいのですが、コーヒーや紅茶の風味がぜんぶ消えて、出がらしの苦みのようなものだけが牛乳と合わさったような妙な具合です。
牛乳単品だとおいしく飲めるんですが……。
嗅覚って不思議ですね。

そしてそもそも腫瘍が見つかるきっかけになった視野の異常ですが、もうまったく感じません。
というか、思った以上に視界がクリアになりました。
もしかしたら、自覚するずっと前から目の異常は始まっていたのかもしれないです。
老眼で見づらくなってるんだろうと思い込んでいたのですが、手術を終えてから手元がかなり見やすくなりました。
手元だけでなく、遠くのほうもハッキリくっきり見えるように。
ちょっとずつ悪くなっていると、なかなか気づかないものなんですね。
とにかく鮮明な視界を楽しんでいます。
ありがとう世界……。

そういえば、入院中から1日1錠飲んでいたコートリル(ステロイド)を昨日から飲んでいないのですが、体調に変化はなく、もうほとんど通常運転の感じです。
少し睡眠時間が長いのと、歩いたりすると筋力が落ちてるのを感じるくらいですかね。
まあ結局何がいちばん疲れるかというと食事作りなので、これがないから元気なだけかもしれませんが。

入院を期にデリピックスという冷食サブスクの契約をしまして、夕食はデリピックスときどきデリバリーで済ませてます。
最近は食材の値段も上がっているので、かかるお金は自炊とたいして変わりません。
デリピックスは冷食にしてはかなり美味しいし、自分では作らないようなメニューも食べられるので一生これでいいや……と思うものの、主婦の存在理由が消えてなくなりそうなのでぼちぼち自炊もするつもりです。たぶん。
でも週2くらいはデリピックスでいい……。

体調といえば入院の後半から体のあちこちがかゆくて、退院しても治らずけっこうな蕁麻疹状態になってしまいました。
心当たりといえば入院中にイキッて使っていたロクシタンのシャワージェルですが……。
フランスといえばオシャレ、オシャレといえばフランスみたいなとこがありますから、オシャレとは対局の存在である私の体がオシャレを拒絶してしまったのかもしれません。無念。
いえもう毎日ロクシタン使ってますしルームフレグランスはジョーマローンですけど?みたいなドヤ顔しててすみませんでした。
ボディソープは加齢臭予防のデオコだし家は埃のにおいしかしません。
ほんとうにありがとうございます。

まあ、そんなわけで、お察しのとおりすごく元気です。
とても1週間前まで入院していたとは思えません。
鼻からの下垂体手術って、こんなに体に負担がかからないものなんですね。
改めて医学の進歩すごい。医学に携わる人々すべてに圧倒的感謝……。

それはそうと、肉欲にかられて夕食に焼肉を食べに行ったら信じられないくらいおなかが痛いです。
少し早まったかもしれません。
さすがにビールはがまんしたのですが……。
脂質に負けた日曜日でした。
Pon Pon Pain…

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