退院4日目 おかわりはいらない

今日は退院後はじめての脳神経外科外来です。
術前と術後のMRI画像を見ながら説明を受けました。

「腫瘍は綺麗に取れていて、病理でも良性、核分裂の数(細胞の増殖スピード的なもの)も問題ないです。明らかな下垂体ホルモンの異常もないですし、あとは3ヶ月、半年くらいのペースでMRIを撮るだけでいいと思いますよ」

入院中はなんだかめんどくさい感じでしたが、腫瘍自体はまったくめんどくさいものではなかったみたいです。

いちばん気になっていた術中・術後に血圧が異常に上がった件については、甲状腺のホルモンが微妙に高くて甲状腺機能亢進症の疑いがわずかにあるものの、基準値内ではあるので病的とまでは言えないそう。
まあ予想通りの展開です。
そう……病気じゃないけどなんか微妙に普通の人と違うってやつ……。
こちらの件については引き続き内科で診察を受けることになってます。

そしてもうひとつ、これは予想外でしたが、治療中の非定型歯痛で飲んでいる薬について、ちょっと強すぎるのではないかという指摘がありました。
まずはタリージェやサインバルタといった薬を試してみて、それが効かない場合は私が飲んでいる三環系抗うつ薬を出すんだそう。
抗うつ薬は依存性があって、やめにくいからですね。
確かに大学病院ではそれらの薬を出されている患者さんが多い気がします。
でも、効かないって話をよく見ますね。(インターネッツで)
私はとにかく薬を飲み始めてから劇的に良くなったので、薬を変えてもらうつもりはなく、半年以上薬を調整した上でのこの処方なんだと説明したのですが……。

「MRIを見ると、三叉神経と血管が触れているので、三叉神経痛の可能性があります」

なんですと!?

確かにそれは非定型歯痛で診ていただいてる先生からも言われたことがあり、一度MRI撮ってみてもいいかもねという話だったのですが……。

顔面の痛みが出ているのは主に左側なので、それじゃ左は三叉神経痛で右は非定型歯痛なのか?と思ったら、

「血管が触ってるのは右側です」

!?!?!?

顔が痛いのは左側で右は歯が痛いだけだと伝えると、「じゃあ三叉神経は関係ないかもしれないですね」と。

んーでも血管が神経に触ってるってことは、何かのはずみで痛くなることもあるってことですよね。
インターネッツには、触ってるだけで痛くなるわけではなく、血管が固くなることで神経を圧迫して痛みが出るのだと書かれていました。
えっリーチかかってるじゃん!?

そんな一難去ってまた一難みたいなおかわりはいらないんですけど……。

と、腫瘍はまったく問題なく治療できたにも関わらず、モヤモヤした気持ちで診察室を後にしました。

あとは後日の内科診察のために尿検査だけして帰宅。
脳神経外科の診察は3ヶ月後の9月です。
あーーーーほんとにまったく問題ないんだな……。
でもうっすらほかの問題が浮上してきたな……???

という、なんか安心のような不穏なような、微妙な退院後診察でした。

歯と顔の痛みはかなり深刻な悩みなんですよね……。
薬を飲み始めてからは劇的に落ち着いたものの、発症した当時は痛みで気が狂いそうでした。

と、脳神経絡みで非定型歯痛の話が出たところで、次からはこの歯の痛みの話もぼちぼち書いていこうかなと思います。
ハーーーーほんとにおかわりいらない……。

ぜんぜん関係ないけどこれは昨日焼いたパンです。

ちぎりパン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?