明日も会えるとは思わない
「俺ら、お互いじいちゃんばあちゃんになっても、みんなで遊びたいね」
彼みたいな意識高い系の言霊でも嘘になっちゃうって知ったのは21歳の初めての青春
彼は、私以外の女を全てセフレにせしめ、男先輩からは独特の愛嬌で可愛がられる、天性のあざとい男だった。ゆくゆくそれは、後天的なもので醜いものだと私は知る。
花見客で溢れる大きな公園のグラウンドで、キャッチボールをした。
皆で海でバーベキューをし、飲み過ぎて殴り合いの喧嘩をした。
ベランダで七輪でサンマを焼いて大家に怒られた。
女