宝くじは非常にコスパの悪いバクチである

下記は、川崎市の公式YouTubeチャンネルの動画である。

宝くじの購入は川崎市内で

川崎市としては、「宝くじを買うんだったら自分が住んでいる地域で買ったほうが回り回って自分に得になりますよ」と言いたいというのはわかる。
が、この動画の中でデカデカと出てくる円グラフを見れば、一目で「当せん金に回るのは46%しかない」というのがわかる。
「とにかく金が欲しいから宝くじを買うんだよ」って人にしてみれば、「えっ、そうなの? そんなに割に合わないの? じゃあ、宝くじなんて買うのやめる」となっちゃったりするのではないかと思うのだ。
合法的でかつテラ銭の安いバクチをやりたいんだったら、FXやCFDのバイナリーオプションのほうがよほどマシだと個人的には思うのだけど。

もちろん、「半額は社会のために役立てていただいて、残りの半額は自分の夢のために(^^)」みたいな考え方で買う人は、それはそれで素晴らしいことなのでぜひ続けていただきたいとは思う。
だが、上記の円グラフを見てその意味を理解できない人がそれを知らずに一攫千金狙いで買い続けるのだとしたら、それは『愚者への課税』にとどまらず、社会的弱者からさらにお金をむしり取る逆進性の高いシステムのようにも思う。

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