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皆様、この年の瀬にいかがお過ごしでしょうか。
今年は新型コロナウィルス(COVID-19)の流行によって医療現場は戦場と化し、旅行業は閑古鳥が鳴く。
人との接触を減らすためにリモートワークが持てはやされ、ハンコ文化に風穴が空いた。
基本的なやり取りがウェブ上に移行した年だと言えるかもしれませんね。

中でも顕著に感じたのは『情報の押し売りはしんどい』ってことです。
今年一年って、それこそ新型コロナの話題しかやってないくらい毎日報道されていました。
新情報が入れば報道するのはわかります。これまでの経緯としておさらいするのも構いません。
けれど感染者の『現状』は、あくまで二週間前の状況です。今からどうしたところで過去を変える方法はありません。

増えた時の対策は結局『引きこもれ』であり、気分的にも経済的にもさらに落ち込ませることとなります。
逆に感染者数が落ち着きを取り戻せば、楽観視した人たちがドッと外に出て感染が拡大します。
どちらに転んでもいいことはありません。適度が大切なんです。

だからと言ってテレビや新聞を叩きたいわけではありませんよ。
単純にトップニュースが一年間変わらなかっただけなので、彼らも被害者だと言えるかもしれません。

けれど情報を受け取るエンドユーザーは、そんなこともっと関係ありません。
今までも延々とネガティブ情報が流され続けてはいたものの、今まではなんだかんだと話題が移り変わっていました。
ある意味リセットできていたはずですが、今年はずっと話題が変わらないまま。
コロナのせいで上手く行っていない現状にあるなら、遅効性の毒のように日常を侵す情報です。
ネガティブな情報を浴びて明るい未来を想像できる人はごく少数でしょうからね。

報道ではすぐに『あっちもこっちも大変だ!』と騒ぎ立てますが、実際に自分に直撃するような『大変』はあまりないことに気付きます。
例えば『感染拡大地域の情報』が必要なのは、その地域に居る人・行く人だけで、しかもきっと自分で調べますよね。
また、それらの地域から来る人を拒絶なんてまずしませんよね。というか先に相談などがあるはずです。
つまり、そんな情報を受け取ったところで大半の人が『だから何?』というわけです。

このコロナ禍でもやしが再認識したのは、そうした『個人にとって不要な情報が多すぎる』ということです。
対して今は些細なことでさえ調べればわかる時代……つまり『欲しい情報を選べる』わけですね。
もちろん、世間の大まかな動きは知っていった方がいいでしょう。ほら、今マスクを忘れて外に出ると怒られるらしいですしね。
けれどそれ以上の情報って本当に必要ですか?

世の中どうなっているんだろう、と調べることも大切ですが、自分や周囲の人が必要になる情報って本当に微々たるものです。
もしも『毎日がつらい』とか『今年はしんどいだけだった』なんて悲しい一年なのなら、今一度立ち止まってみてはいかがでしょうか。

まずはテレビに布を被せてSNSやニュースサイトの通知をオフに。とにかく情報の取り込み口を極力減らしましょう。
大丈夫です。時代に取り残されることはありません。むしろ必要なら後から効率よく取り込めばいいのです。
もしもエンタメ系で気になるものがあるのなら録画や再放送があります。
メンタルがいっぱいな時に、不要に感情を揺さぶるような情報は危険です。
今でなくてはいけないことってそう多くありません。いったん、落ち着きましょう。
何か始めるのはそれからでも遅くありませんよ。


追伸
がーっと思いを書いてみたものの、実はもやしは平穏無事な感じです。
むしろ自分の生活習慣を見直していく一年で、何だったら体調や精神が整った気さえします。
最悪の状況はありますが、それでも気の持ちようである程度はどうにかなると思いますよ。

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