はじめまして! 田園都市に住んでいます

Noteにエッセーを書きはじめます。

使い方がいまひとつ分かっていないので、書いていきながら学びたい。

私は、横浜に住んでいる。横浜といえば、港町を思い浮かべる人がほとんどに違いない。港都横浜のみなとみらいから、小一時間ほど車を走らせると、私の住む所に着く。

鎌倉に近い田園都市といえばいいのか! 住宅街に隣接する山林の尾根伝いに歩くと、鎌倉の山に連なる。

山がすぐ近くにあるので、鳥や動物がいろいろ棲んでいる。鳥は渡りも含めると、150種ほどいるらしい。動物は、タヌキ、アライグマ、イタチ、ウサギ、ハクビシン、台湾リスなどがいる。周りのメイン道路には、タヌキの絵のついた道路標識がある。


台湾リス

台湾リスは、ふさふさのシッポを持ちクリクリした目をしていて、とてもかわいい。飼われていたカップルのリスが、ある時逃げ出して鼠算式に増えていった。初めの頃には、冬になると食べ物に困り、木の皮を剥いで食べていた。皮を剥がれた樹木は、遠くからみるとまるでサルスベリの木のようにピカピカ光っていた。夏には、まだ青いアケビをちぎって食べてみたもののまずくて、山道の真ん中に落としていた。

これでは、生態系が変わってしまい、困ったことになるのではないかと思ったが、心配御無用。学習能力は抜群で、周りの環境に溶けこんでいった。

毎日庭にやってくる台湾リス。シジュウカラにやっている向日葵のタネの横取りにやってきて、美味しそうにタネの皮を剥いて食べている。


アライグマ

台湾リスは、日本にいない動物だった。

アライグマもいなかった。あらいぐまラスカルという子供向けの番組をテレビでやっていて、その可愛さにぞっこん惚れ込んだ人向けに、アライグマの子供を輸入した。かわいいアライグマの子供を買って育てはじめたものの、大きくなるにつれ、手に負えなくなった。棄てられた可哀想なアライグマ!

棄てられたアライグマが、どのように生き延びたのかは知らない。

今から20年ほど前だったか、よく熟れたプラムを大きなザルに広げて、庭の陶器のテーブルの上に置いておいた。

朝起きたら、半分ほどなくなってる!

誰が食べた?

区役所に電話をして、専門家に来てもらった。

2階のベランダを調べたら、足跡があった。子連れの動物ではないかという。屋根につづく柱を伝って屋根の上でプラムを食べてタネが置いてあるのを、専門家が見つけた。

罠を仕掛けて生け捕りにしようということになった。檻の中にバナナやリンゴを入れて、歩いて通る道筋においた。

一晩が過ぎた。音沙汰なかった。

2日目の朝。いました、いました! ふさふさした縞々のシッポの動物が!

専門家に電話をしてきてもらった。アライグマのお母さんだった。まだいるだろうと言って、また罠を仕掛けて専門家は帰っていった。もちろん、生け捕りしたアライグマを連れて。病気を持ってないか調べるのだそうだ。

2度目の罠を仕掛けて4日目に、またアライグマがかかった。

このアライグマはどうなるのかと聞いたら、調べた後ガス室に送ると言われた。

えっ! ガス室に! 

私は、もうこれ以上我が家からアライグマを差し出したくなかった。罠を仕掛けるのは、やめた。

夜になると、家の周りをほっついている気配がある。

我が家の庭や家庭菜園は、格好の夜のレストランになっているようだ。


自然豊かな環境に恵まれて、ミツバチを飼っている。次にミツバチのことを書きたい。


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