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弁護士の日常(勤務日と休みについて)

こんにちは。弁護士の沖崎です。明日から4連休という方も多いかと思います。今回は弁護士の休日などについて記事を書いて行きたいと思います。

基本的には一般的な会社員の皆様同様に土日祝日が休業日ということが多いです。「基本的に」と表現させていただきましたが、土日祝日も勤務することがあるからです。

事務所が土日祝日休業日となっている

まず、事務所自体が土日祝日を休業日と設定していることが多いです。どうしてかと言いますと、事務所には事務員さんやアルバイトスタッフが働いておりますので、弁護士以外の所員が休日となるためです。我々の業務は、事務所のスタッフが接客、電話対応、郵便物の発送などの事務作業をしっかりと対応してくれるから成り立っています。共同作業という側面も多いので、弁護士もそれに合わせてお休みをいただくというのが一般的です。

勤務弁護士(事務所で雇われている弁護士で若手弁護士が多い)の場合には休日や勤務時間が決まっている事務所もあるようですが、あってないような場合がほとんどです。私は勤務弁護士時代には土日祝しっかり休んでいました(笑)結局、事務所から与えられる仕事量と自分で取ってきた仕事量次第です。

とは言っても、弁護士は土日祝日も働く

事務所が休業日となっていても、弁護士は土日祝日も働くことがあります。まず、弁護士は自由業であり、自営業者でもあります。そうすると、仕事があれば「休み」という概念が出てきません。土日祝日、夜間の方が都合が良い、予定がその日時しか空いていないという相談者や依頼者の方がおります。そうしたご都合に合わせて業務にあたることがあるのです。

次に、土日祝日は外出予定や電話対応などがほとんどないので、書面の作成など事務仕事に没頭することができます。実際のところ、弁護士の仕事の大半は、膨大な資料を整理して読み込んだ上で裁判所や相手方代理人に提出する書面の作成になります(弁護士の業務内容についても別途記事にしようかと思っております)。ですので、作業が溜まっていたり、重要な案件の対応がある場合には事務所に出てきて業務をします。

私の場合

私の場合は日曜日は休むことが多いですが、ほとんど曜日感覚がありません(笑)明日から4連休であるという話を事務所ではじめて知りました。4連休中にも事務所で相談対応がありますし、溜まっている書面作成業務を行います(ちなみに。守秘義務の関係で事務所でしかできませんので、不要不急ではないと考えています)。

昨日はど平日でしたが、趣味であるテニスの試合(愛好家の小さな大会)に出場しましたし、この前の土日は両日とも事務所で業務にあたったりしていました。平日を休みにしたり、半休をとったりも自由です。非常にフレキシブな働き方です。

純粋に考えると、完全に休みの日というのはないとも言えます。スマートフォンでメールや各種SNS、電話対応でのやり取りをしますので、休みの日であっても来たものに対しては対応します。弁護士によっては、事務所でしかメールは見ないし、事務所の固定電話だけ電話対応することもあります(前の事務所がそうでした)。しっかり休むときは休むというメリハリをつけるのも大事という考え方もあります。

最終的に依頼者ファースト

結局のところ、依頼者の方にとって何が一番なのかに尽きるかと思います。依頼者の方のニーズを無視して休みを取るべきではないですし、無理矢理合わせるのも違うかなと思います。それぞれの依頼者の方とのコミュニケーションや関係性からしっかりと自分で判断することが大事になります。一つ一つの業務を丁寧に行うために「休み」を上手く使うことも大事なことかなと思います。

コロナウイルスの影響も拭いきれませんが、良い連休をお過ごしください。

#弁護士の日常 #弁護士 #休日 #明日から4連休

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