田舎暮らしの困りごと
3月末の急に暖かくなったある日、
それは急にやってきた。
うちの小屋は天井近くに窓がある。
そこに数匹のアシナガバチがいるではないか。
すぐにその窓を開けて外に逃がしたが
2、3匹くらいだろうか、天井にとどまったまま動かない。
毎日小屋の横で焚き火をしていて
小屋全体はいつも煙につつまれているので
蜂は来ないだろうと安易に考えていた。
甘かった。
いや、もしかして、冬の間ずっと小屋の中で
越冬していたのかもしれない。
どっちかといえば、私が侵入者か?
小屋は隙間だらけだし
虫は入ってくるのは最初から覚悟していた。
が、蜂か~。
以前から畑関連の仕事もしてたし
有機農業も学んできたので
アシナガバチが比較的おとなしくて
青虫や毛虫など食べてくれる益虫なのは理解している。
畑の作業小屋に巣をつくられても特に気にしなかった。
うーん、でも人間の居住空間に多少の危険が伴う生き物が住むこともある。
「自然と暮らす」ていうことは
そういう事なんだよね。
と、うだうだと考えていても仕方ない。
実は私、いつも小屋で寝てないんです。
夜は横付けした車の中で寝てます。
(施錠できて有事の際は移動できる鉄の塊が
今は一番安全だと思ってる)
なので、蜂が小屋の中にいてもそれほど困らないんですが
時々やってくるパートナーは小屋の中で寝るので
蜂が小屋内にいると困るかな、と。
実はうちの小屋、ロフトがあるんですが、
そこに、もらいものの蚊帳を設置(多少サイズが合ってないが)。
パートナーにはこの中で寝てもらうことにしよう。
そしてその後、数日間を蜂対策に費やすことになった。
とりあえず、窓にDIYで防虫ネットを設置。
(最近、怖くてまともに窓を開けてなかった、、、
やっぱり網戸ってすごいんだな、と実感)
目につく隙間を埋めてみたり
オニヤンマ君を天井からつるしてみたり
木酢液を壁や天井にスプレーしてみたり
小屋の中を煙でいぶしてみたが
どうしてもあのアシナガバチはこの小屋が
気に入ったようで、2匹くらいが出たり入ったり。
(どこから入ってくるのかさっぱりわからない)
もう!!そんなに気に入ったなら、仕方ないか。
あとは私の意識次第。
わかっているが意識を変えるのは簡単じゃない。
あわよくば、小屋の外に巣を作ってくれればいいが
このままだと恐らく小屋内の天井に巣を作るだろう。
小屋の外に停めた車で寝泊りする私と
小屋内に巣を作る蜂。
あーそうかー、
小屋の主が私っていうのは
人間界の話であって
自然界では私が間借り人か。
今シーズンの蜂の子育てが終わる頃には
その意識になれてるだろうか、、、。