優先度の高いもの低いもの

 こういうnoteやブログのようなメディアでは、話題が無くなってくると優先度の低い話題も取り扱い始めたくなる。そこで共感を得ようとしても、目立たない事象を取り扱うにすぎず、元々誰も気にしていない事柄でしかないので、それ以上盛り上げようも無い場合が多い。
 しかしそこで諦めると完全に終わるので、しばらく粘って考えてみる。すると、誰の共感も得られそうにないが、自分にとってはやけに気になる事柄が見つかることもある。

優先度は著者の執着心に関係する
 書き出す意欲というものは、著者の持っている執着心によってかなり変化するが、一概に執着心が無ければ無視していいというわけではない。
 これは、自分の執着心(本能)を取っ払った先に常識を超える不思議な世界が見えることがあるからだ。人工的にそれを作り出そうとした時、最も簡単な方法は「お筆先」であるが、それをやった後には必ず視覚イメージでの取捨選択の思考が必要になる。まあ、最初から視覚イメージを利用して思考しておけば良さそうではある。

帰納法で法則を見つける
 帰納法とは複数の類似した事柄からある種の法則を抽出することを言う。自分の執着心がその法則を見つける方向に向かって動くならぜひ試してみるといい。
 岡田斗司夫さんのいう四つの人間のタイプでいうと、法則型以外には全く使えないと思うが、これが耐えらるか、正義やルールや人気というものが任意や時代で規定されているものでしかなく、どんなに自分に都合が悪くても、そういう状況であると認識できるだけで飲み込めるかどうかで、ここが耐えられるかは大きく変わる。

森羅万象を取り扱う必要はない
 こういうことを言っていると「全ての事柄を考慮する必要があるのか」的に反応されることがあるが、自分の身の回りに起きたことだけをターゲットにすればいい。別に森羅万象を取り扱う必要はない。
 日常にあるちょっとした物事を「あるあるネタ」として捉え、それに対処する方法を明らかにするだけでいい。
 優先度の低い物事は実は広大な自分の内部世界への入り口かもしれない。つまり、外部から影響を受けないからこそ優先度が低く、認知されにくい。そして、そこは自分の内面につながっているかもしれない。

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