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アフターコロナ時代の社会評価指標のこと。

各国のGDPが前年比あたり何パーセント落ちたという話しが連日のニュースで騒がれている。もう世も末だと。

FBにも、アフターコロナはこうなるんじゃないかといろんな人がいろんな予測を書いてるけれど、そのほとんどがワークスタイルやデジタルシフトなど手法の話か精神的な話ばかりで、そもそもの社会の指標がどう変化するかに具体的に言及できている人は本当に少ない。(勿論、僕もだけど..)

急ではないにしろ、いずれ訪れるだろう"次"とは一体どんなものなんか。その"次"の時代に僕らはどんな指標の上で生きていくか。結局はいままでの経済成長を盲目に良しとする社会指標の中では変わらないことの方が多いだろう。逆を言えば、これからにおける適切な社会評価指標を手に入れることができれば、やるべきことも見えてくるはず。

そんな中、コロナ直前に Yuki Tazaki くんから教えてもらっていたこのブログでは、『GDP』の限界とそれに変わる社会評価指標として『SSR』の提案をしていて、僕自身では、きっとこれこそ"次"なんだろうという予感もあって、このところ何度も読み返している。https://bit.ly/roadtossr

文中にあるように、『GDP』は経済が大きく規模を拡大するほど成長していくことが正しいと主張している経済指標である一方、『SSR(Self-Sustaining Ratio = 自給自足率)』は、その逆で、自給自足率が高いほど、経済が成長していると捉える指標。規模の拡大を追わず、よりコンパクトな経済ほど優れていると評価する成長指標が自給自足率。

ソ連が崩壊したとき、破滅的な社会崩壊を防げたのも、ダーチャの存在など小さな地域経済の仕組みをSSRで読み解けば理解できる。環境負荷の少ない工芸も新たなニューテクノロジーもこのSSRの元であれば共存できる。

理想論と言われるかも知れないけど、本当にこういう新しい社会評価指標で世界を計れるようになれば、まだまだ世界の未来は明るいと思う。

僕がやりたいことややってきたことはこのSSRという指標でなら説明できることが多いなとも思える節もあるので、どう、社会がそれぞれのSSRを高めるか、ててての活動や僕自信が目指すべきSSRの内訳はなにか、この機会に考えてみようと思う。