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自分を励ます言葉

ポジティブなものとネガティブなもの、どちらも

自分を励ましてくれる


「あなたならどんなフィールドでも活躍できる」

これはクライアントから贈る言葉としていただいたのですが、今でも落ち込んで自分に自信を失いかけた時に思い出すと、自分を奮い立たせてくれています。

そのクライアントとは派遣社員という立場で関わっていたのですが、日々の仕事はわりと激務でした。やってもやっても終わりが見えない、という感じの… ただ、それは決してクライアントサイドが激務を押し付けていたのではなく、派遣先の会社の体制によってそうなっていただけなんですけどね。

3年ほど働いた派遣先で契約期間もほぼ満了ということで、退職することになり、ごくごく一般的な退職のご挨拶をクライアントに送ったところ、チーム全員から暖かいご返信を個別にいただきました。実質的にチームを切り盛りしているサブリーダーの女性の方からは直々にお電話をいただき、驚きと感激で泣きそうになりました。その時におっしゃっていただいた言葉が「あなたならどんなフィールドでも活躍できる」というものでした。

決して自信満々に思っているとか、自慢したいとかではなくて、クライアントの先にいるお客様の為に微力であっても自分の力を持って全力で職務を全うするという姿勢で働いていたことが間違っていなかったな、というところに自信を持つことができたんです。だから、行き詰った時に、あの時の姿勢で頑張っていこう、という思いを後押ししてくれています。

転職した直後、どうしても会社に馴染めない気がして、自分の強みを発揮できていないことに悩んでいた時、ふとこの言葉を思い出してとても励まされました。本当にありがたかったです。

「あなたが今やっていることは、代わりにできる人がいる」

これは、仕事ではなくプライベートな関りで自分の師匠から言われた言葉です。とてもネガティブに捉えがちで、自分を否定されているようにも聞こえますが、この言葉の裏に潜んでいる意味を大切にしています。私は「他の人に変わりができないような、存在感のある人になる」という意味で捉えました。

でも、この言葉を聞いたときは、無理に自分を変えようとしていました。しかし、見た目も中身も簡単には変えられません。それでも、悩みながら少しでも前に進めるように試行錯誤しながら自分なりに努力をしていました。何となくなのですが、いつの頃からか自分らしく、今持っているものに肉付けしていくことが大事なんじゃないかな?と思えるようになったんです。

そしてしばらくして、恩師との再会の時に「良くなったね」とお褒めの言葉をいただきました。そう言ってもらえるまで、10年くらいかかったとおもいます。ただ、やりたいことをやっていただけの時、周りとの調和がとれなかった時など、決して順風満帆というわけではありませんでしたが、少しずつ積み上げてきたなという実感も沸いています。自分のライフバランスにより途中ブランクもありますが、そのくらいの期間を経て、やっと身になることもあるのか、とか、諦めずに続けることの大切さに気付かされました。

言葉にはポジティブな面と、ネガティブな面の両方があることがよくあるのかもしれません。捉える側の心理状態や環境によって、伝えた側の通りに受け止められるとは限らないのかもしれないな、という気付きにもなりました。誰かを励ましたい時、より慎重に一つひとつの言葉を選ぶようになりました。


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