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違和感は自分を守る大切なセンサー

最近、娘の就活の話を聞かされている。
「今日の面談なんだけど、聞いてくれる?」
勢いよく話し始めた娘。

ある会社で、ある人事担当の女性管理職の方との面談だったらしいのだが
娘はどうもその人が苦手らしい。
それが理由かどうかわからないが、採用も保留になったと。

「なんだろう?私の方もめっちゃ違和感あったんよ・・・
そう・・・・なんかすっごく言葉も丁寧だし、笑顔だし、
いい人なんだよね。いい人なんだけど・・・・・・
なんか違和感あったんだよね。すごく嫌われてる感じがあった。
・・・・そう。笑っているんだけど、感情がない感じがしたんだよね。」

「もしかして、表に出している表情と、本心を閉じている感じにギャップに違和感を感じたのかな?」

「そうそう。それ!この人、本心を隠してるって感じた。」

これは私のあくまでも憶測だけど、きっとその女性は、自分が頑張ってきただけに、これから部下になるであろう女性にも同じことを求めていたのかもしれない。

感情を抑えてでも、周りに合わせて行かなければならないんだよ。と。

うちの娘はどちらかといえば、感情を表に出して、ハートで繋がっていきたいタイプなので、全く正反対。だから、イラついたんじゃないかと。

先日、女性の官僚が、接待を受けたことで批判を受けていた。
もちろん接待は受けてはならなかったのだろうが、
彼女はあの男性社会の中で生きていく術は男性のやり方に合わせていくことしかなかったんじゃないのだろうか。

これまでの男性優位の社会の中では、いかに今作り上げられているルールに合わせていくか?が女性の能力だと思われてきたし、それに長けている女性が昇進をしていった。

だけど時代は確実に変わっている。

これからは、それぞれの個性を尊重しながら、いかにまとめていくのか?という今までとは違うスキルが求められていくのだろう。

違和感をなかったことにするスキルよりも、違和感を感じるセンサーを研ぎ澄ますこと。それが自分を守ってくれるし、これからの時代を生きるためには必要なことなのだ。




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