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やっぱり、ひとりが楽でいい。

本のタイトルがまさしく、今の私の心境と一致していて思わず図書館で借りた。
著者は岸本葉子である。

沖縄に移住してあらためて、ひとりが好きなのだと感じている。

それなのに、
デイサービスに行く母の家の庭に、私の車がとまっていると、定年退職した叔母から電話がかかってきたりLINEが来たりする。

母を見送った後は、掃除機をかけたり庭の手入れをしたり洗濯をしたりと忙しいので、電話もLINEも気づかない事がよくあるのだが、返信すると、「今日、休みなの?○○に行かない?」というお誘いなのだ。

叔母は週に1回、洋裁教室と料理教室に通っていると聞いているが、それでも時間をもて余しているらしい。
私の従姉妹もよく誘われるようで、彼女自身も出かけるのは好きだそうでよく付き合っているのだとか。

私は、仕事を始める前は、沖縄に、母の身内に慣れようと、誘われるがままに付き合っていたが、仕事を始めたのを良いことに最近は、ずーっと断っているのに叔母はずーっと誘って来る。

沖縄出身の母が里帰りをする時に、私もよく一緒に帰省?して夏休みとか1ヶ月間滞在したりしてアルバイトもしたりしていたから、沖縄の友人も出来て、細々と繋がっていた。

私が沖縄に移住すると報告した時は喜んでくれて、那覇空港に車で迎えに来てくれた。
本当にありがたくて感謝。

友人たちも子育てが終わり、私のようにフルタイムで仕事をしている人はいない。
なので、やっぱり時間に余裕があるので、「今度、休みいつ?」と聞かれて一緒に食事したり遊んだり。

いいんだけど、、、楽しいんだけど、、、
自分の時間が、足りない。
私は、自分の時間をとても大切にしている。
沖縄に来て、その事を忘れてしまってようで。
叔母や友人たちから、「今度、休みいつ?」と、聞かれるとウンザリするようになっている。

まだ、シフトが出来てないから、とか、何曜日だったかな?とか、嘘ついて誤魔化したりして。

しばらく居候していた母の実家を出てからは、ほぼ断っている。
それなのに、性懲りもなく誘ってくる彼女達をすごいなと見上げる反面、
あなたたちの気持ちの中に、休日に、私を休ませてあげようという考えはないのか?と、問いたいとも思う。

会った時に面と向かって言っているのだが。
私はひとりが好きだと。休日は、もう年だししっかり休まないと翌日、仕事していて辛いと。本を読む時間を欲しいと。

でも、全然、届いていないみたい!
大体、女同士の会話なんて、自分の喋りたい事ばかり喋って人の話なんか聞いちゃいない。カラオケと一緒だ。

理解してくれているのは、従姉妹だけだ。
彼女いわく、
「らくちゃんは、人に合わせる方でしょう?だから一緒にいる方は楽で落ちつくの。」

それ。どうも私は無意識に人に合わせてしまう所があるようで、一見、優しそうに見えるらしい。
ただ、人と衝突するのが嫌なので面倒で合わせているだけなのに。
なので、私は人と会った後に帰宅すると、一気に緊張がとけて疲労感ぐったり、なのだ。
いくら、無意識とはいえ人に合わせてあげているのだから、そりゃ疲れるわ!損な性分だこと。

結局、ひとりでいるのがいちばん楽ということになる。もちろん、人間はひとりでは生きていけないと分かっているから、ある程度の付き合いは頑張ってやりますけれども。

人と一緒にいたい人は本当にそれが楽しいのだろうから、そうすればいい。
でも、私を誘わないで(^_^;)

こんな事を記した日も、家に帰ると玄関のドアノブにスーパーの袋がかけてあった。中にはジャガイモとメモが。
『車があったから今日、休みかと思った。家の畑でとれたジャガイモ、食べてね!』

私は、歩いて図書館に行っていたのだ。
ジャガイモはありがたいが、突然の訪問は困るなーと。まあ、田舎では当たり前のことなんだよね。。。

あの人は誘っても無駄!と、彼女たちがあきらめるまで、
安心してひとりの時間を満喫できない日々はまだまだ続きそうだ。






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