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『テントのこと』 知っておきたいテントのこと。テント生地の種類。

テントを購入する際に必ず気にするテント生地の種類。
生地の違いって何となくこんな感じ程度にしか考えていない方も多いと思うので、今回は簡単にまとめてみました。

テント生地の種類

ポリエステル

一般的なテント生地です。
コスパに優れ軽量かつ耐水性もあります。
耐火性は低いので火の粉ですぐに穴が空きます。
防水性に優れていますが、結露もしやすいです。

ナイロン

ポリエステルよりも軽量で、摩擦に強く丈夫です。
そのため、登山などで使用するウルトラライト(UL)のテントに使用されることが多いです。
ポリエステルに比べ高価です。
耐火性は低いので火の粉ですぐに穴が空きます。
ナイロンもポリエステルと同様に耐水性には優れていますが、結露しやすいです。

コットン(綿)

綿でできているため通気性が良く、結露しにくいのが特徴です。
耐水圧は低いですが、雨天時には綿が水分を吸収し密度が高くなるためある程度雨を防ぐことができます。
ただし耐水圧が高いわけではないので、雨が続く場合は雨漏りもすることもあります。
吸水性があるため使用後はしっかり乾燥される必要があります。
火に強いのも特徴です。
生地が厚いため遮光性に優れていますが、重量は非常に重たくなります。

ポリコットン(TC)

コットンとポリエステルの混紡生地で、ポリエステル65%、コットン35%程度の割合の物が多いです。
ポリエステルよりも火の粉にも強く、遮光性にも優れています。
耐水圧も300m〜400m程度で決して高くはないですが、ある程度の雨なら沁みてくることはないです。
コットン混紡のため吸水性があるので、コットン同様に使用後はしっかりと乾燥させる必要があります。
雨の多い日本では、コットンよりもポリコットンの方が向いているといえます。


まとめ

ポリエステル
・軽量
・コスパが良い
・耐水性は高いが火の粉に弱い
・結露しやすい

ナイロン
・軽量で丈夫
・非常に高価
・耐水性は高いが火の粉に弱い
・結露しやすい

コットン
・通気性がよく結露しにくい
・遮光性に優れている
・火の粉に強い
・非常に重い
・雨に弱い
・使用後の乾燥が大変
・高価

ポリコットン(TC)
・コットンよりも軽く、耐水性もある
・火の粉に強い
・ポリエステルとコットンのいいとこどり

どの生地が一番いいというのは一概に言えませんが、季節や天気、キャンプ場の雰囲気などで使うテントを考えるのもキャンプの楽しみのひとつです。
どんなシーンで使うのか考えるだけでもワクワクしてきますよね。

次回は『テントのこと』テント生地のコーティングの種類についてを予定しています。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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