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誰でも描ける!?動物イラスト~キリン編~

こんにちは、4コマ漫画「ハイサイ!飼育員」を描いている島田です。前回は4コマ漫画のネタに関してちょっと真面目にお話しましたが、今回は動物イラストを簡単に描くポイントを、キリンを題材にして紹介したいと思います。

まずはキリンについて。キリン(Giraffa camelopardalis ) は、偶蹄目キリン科で、地球上で一番背の高い動物として知られており、木の葉や樹木などを食べて生活しています。キリンには多くの亜種がいますが、日本で見ることができるのは、アミメキリンとマサイキリンだけです。沖縄こどもの国で飼育されているのは、アミメキリンです。今回はイラストを描くことが目的なので、キリンの説明はこのくらいにして、さっそく描いていきたいと思います!

① □(しかく)を使って描いてみる
いきなり動物を描いてもうまくいかないので、まずは大まかな形を□を使って描いていきます。

首と足を長めに描くと、よりキリンに近づきます。大きな特徴としては、胴体の形です。ウマと比べてみると、キリンの胴体部分は、首の付け根からお尻にかけてかなり斜めになっています。また、ウマの耳は頭の上についていますが、キリンの耳は横側についているのも特徴ですね。そんな様子も□を使って描いてみましょう。どうでしょうか?□しか描いていないのにキリンっぽい感じがしませんか?ちなみに、ウマも□で描いて比べてみます。

ウマの首を長くすればキリンになると思っていた時期が私にもありました(笑)。こうやって比べてみると、かなりの違いがありますね。

② □をもとに輪郭を描いていく
□である程度の形が分かったら、それを基に曲線で描いていきます。


下唇がほとんど見えない点と鼻の位置に注意すれば、よりキリンに近づくと思います。また、目に関しては瞳が見えるように描くか、まつげでほとんど見えないように描くかはお好みになります(笑)。

今回は簡単に描いているので、関節などの細かい部分は省略します。

③ 模様を描いていく
キリンを作り上げる上で最も重要な部分。それはキリンの模様です。実は、キリンの模様は種によって違います。今回は、沖縄こどもの国で飼育しているアミメキリンの模様で描いていきます。

アミメキリンの模様は、四角がきれいに並んでいる事が特徴です。足や顔に向かって模様の大きさが小さくなっていく点に注意すると良いかと思います。また、足の模様がどこまで入っているのか、内側も模様があるのかにも気を使ってみると良いかもしれません。

そんな感じでキリンの完成です!

動物のイラストを描くとき、毎日見ているはずなのに描こうとしても描けない。ということが多くあります。模様がどこまで入っているか、尻尾の毛のつき方は?など。細かな所まで見ているようで、見ていなかった部分が沢山あることに気付くことができます。実際に、キリンの足の内側にも模様があることは知りませんでした(笑)。みなさんも時間のある時に、動物のイラストを描いてみてください。もしかしたら、今まで知らなかった動物の魅力を見つけることができるかもしれません。

※このブログは、2022年2月に沖縄こどもの国ゆんたくコミュニティにて掲載されたものを再掲しています。