朝の音楽をやめて気づいたこと。

今までの人生でどのくらい音楽を浴びているだろうか。。。

私は5歳頃からピアノを始めた。17歳の時に受験を言い訳に教室に通うのはやめたが、なんだかんだ今も寝室には電子ピアノがある。

寝惚け眼で、それに向かい目が覚める。

テレビを見ながら朝ごはんを食べている時間を除き、ずっと音楽を浴びている。J-POP、洋楽、クラシックなどジャンルは問わない。

目覚ましに始まり、トイレ、お風呂、通勤。。。

その日々に終止符を打ったのは、bluetoothイヤホンの電池切れだった。

通勤の時間から音楽が消えたのだ。

すると、世界が変わって見えた。

いつもの通勤ルートで、色鮮やかな木々や花々、朝日に照らされ燦々と輝く都庁など、いつもの風景が間違いなく変わって見えた。

それからは、意識的に通勤時間に音楽を聞くことをやめた。

すると、思考も冴えるようになった。昨日の出来事や今日の仕事、週末の楽しみ。


昔、ピアノ教室をやめたいと父に言った時にこう言われた。

「世界のどの国のどの民族にある3つの概念がある。神様。言語。そして、音楽だ。そして、人生は間違いなく”No music, No life”だ。」と。

その言葉で全てが変わったとは言わないが結果的にピアノを続けさせてくれたことにはとても感謝しているし、今も音楽をとても愛している。

しかし、時には少しだけ。ほんの少しだけ距離を置いてみる。

それでも音楽は、私に素晴らしい世界を運ぶのだ。