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日米友好のシンボル・ポトマックの桜 11

玉杯に受けるのは桜の花びらでなければ日本の詩になりません。この歌の4年後に作られた第三高等学校の逍遥歌 ♪紅萌ゆる岡の花♪ の花もおそらく桜だったのでしょう。
この二つ目からの三つの詩に「月」が出てきますが、煌々と冴え渡る秋の月ではありません。説明がなくても、日本人は桜の花に似合う朧月を目に浮かべます。そして桜といえばまず、葉でもなく、実でもない、花です。

出典:著者 石田三雄 発行:NPO法人近代史日本の創造史懇話会

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