㊗祖国復帰50周年記念著書

著書「沖縄列島改造論」ポイント解説その26


シークヮーサーの振興は、国の北部振興事業化が必須条件

その④

沖縄タイムス論壇用原稿(シークヮーサーによる北部圏域の活性化)

 
 
世界唯一のシークヮーサーの産地である沖縄の恵まれた条件を活かし、世界の各家庭で利用されている調味料と同等の価値を有する健康食品としてシークヮーサーを商品開発し、農村地域活性化の起爆剤と位置づけて事業化することを提案するものである。

祖国復帰50周年の検証と2050年の沖縄の将来展望を内容とした著書「沖縄列島改造論」が発売になります。その中においては、大量輸送革命時代に対応した南北を縦貫する高速鉄道を、糸満市から西海岸を経て本部の海洋博記念公園までの約100キロを一時間で結ぶといった構想をはじめ、2050年の沖縄観光を3,000万人を目標に掲げ、関連する宿泊施設はもとよりさらには癒しと安らぎのある観光資源の開発など総合的に整備する構想が随所にかかげております。その1つとして、航空自衛隊那覇基地を嘉手納基地に移設し、その跡地に赤坂迎賓館、京都迎賓館に次ぐ第3番目の迎賓館を誘致するなど2050年までに19の巨大プロジェクトを推進することを具体的に提案した内容等を盛り込んでおります。
 

日米友好のシンボル・ポトマックの桜35

 高峰さんは1890年、アメリカ人の妻キャロラインと2人の息子を連れて東京を離れ、思い切って新大陸に渡り、イリノイ州ビオリアでウイスキー製造業に挑みました。母幸子の実家、越中高岡の津田家が酒造業で、物心ついた頃から日本酒の蔵の中にしばしば入った高峰さんは、アメリカ人に発想のなかった麹菌の酵素による高い効率のでんぷん糖化法を、ウィスキーの製造に応用する構想を温めていて、それを東京とスコットランドでの勉学で得た科学技術の実行に移したのです。
 
                      出典  著者:石田三雄  発行者:近代日本の創造史懇話会

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