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歴史は好きですか?

一体何の役に立つのやら

先日高校生が宿題をやっていました。私はぼんやりと眺めていたのですが。

歴史という教科は、興味が持てなかったらひたすら暗記の学科になりかねません。歴史だけではないですね、社会全般、いや勉強全般か。

その子は美術を学んでいるそうです。美術科の生徒が世界史を勉強している。ふむふむ、なんとなくつながるなー、きっと大事なんだろうなーって思ったのですが、当の本人はあまり興味を示していません。

なので少し話をすることにしました。

芸術って大変

「歴史を紐解くと、戦争とか宗教とかの話題がたくさん出てくるけど、そこにはたいてい芸術も絡んでくるよね?芸術って結構時代を反映させるよね?」

高校生はあんまりピンときていません。

「だって昔は画家って宮廷に仕えていたりとか、パトロンがいたりとかでご飯食べてたわけやん。」

「へー」

なるほど、あんまりそういう事教えないのかな?でも少し興味持ってきました。と言いつつ僕もそんなに歴史と芸術に関して知識があるわけではありません。さて、どうするか。

「やっぱさ、絵書いていくって大変じゃん。そのためには色々絵の勉強していきたいやん。そしたらその絵がどういう時代でなんでその絵が描かれたかとか知ってたら素敵やん。」

「まー、そうですね。」

あまりのってきません。そっか歴史の面白さを伝えていないからか。

無理に興味をひかなくてもいいのかも

少しやり方を変えてみました。

「例えばさ、その答えの「香辛料」。たかだか香辛料なのに、答えになるってなんでだと思う?」

「香辛料ってさ、今は当たり前に台所にあるじゃん、昔はこれで戦争起こったくらい大事だったんよ。」

「えー、そうなんですかー。へー。」

「おい、習ってないん?」

「ははははは・・・」

まーそんなやり取りだけど、少しだけ興味を持ってもらえたかな。歴史を教科書から覚えなくても、答えから探していくのも楽しいねって話でした。

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