検死

なんだか穏やかではないタイトルですが、自宅で急死した場合などに警察が介入して行われるものですね。

しかし「検死」という言葉は実際にはある特定の行為を示すものではありません。

人が自宅で急死した場合、まず警察がやってきて行うのが「検視」です。
明らかに犯罪性があった場合、捜査機関から鑑定嘱託された医師が鑑定を行ったり、「司法解剖」に回されたりします。

病死もしくは自然死が濃厚ということであれば、医師による「検案」が行われます。
「検案」とは、遺体の外表面を検査し、病気の既往歴や死亡時の状況などから、死因や死亡時刻を医学的に判定、そして「死体検案書」というものを発行します。
その際「行政解剖」が行われる場合もあります。
行政解剖は事件性はないと判断された遺体の死因究明を目的とするものです。

これらを総称して「検死」と言われることが多いです。

かかりつけ医がいない人が自宅で急死した場合は、警察に連絡しなければなりません。
大抵は事件性がないことが多いですから、医師による検案もスムーズに行われ、半日もしくは翌日頃までにはご遺体が返ってきます。

しかし、「えっ?そんなことってあるの?」という話を聞きました。

とある50代女性が自宅で入浴中に突然亡くなりました。
ワクチン接種済みですが、ワクチンが原因かどうかはここでは置いておきます。
ワクチン原因説が濃厚だと思いますけど。

そこで警察による検視が行われ、ご遺体は警察に行きました。
上記の通り当然検案もスムーズに行われすぐにご遺体が戻ってくると思いますね。ご遺族もそれを見越して葬儀の日程など大まかに決めます。

しかし一向にご遺体が返ってこない…。
ようやくご遺体が返ってきたのは、「4日後」でした。
あまりにも遅すぎます。
親族も解剖が行われているのか?と思ったくらいです。

で、なぜそんなに時間がかかったのか?
警察の説明によると、
「先生がお盆休みでいなかったから」
とのこと。

えええ?そんなことってあるの?と思いました。

確かに田舎だったらあり得るかもしれません。
しかしそこそこの人口規模の都市での話です。
検案に協力する警察医はたいてい複数名いるはずです。

そしてとある警察関係者に話を聞くと、その署の担当検案医師がつかまなければ、隣接する署の担当検案医師に依頼するそうです。
普通はそこまでしますよね。

ご遺族のことを思ったら普通は早くご遺体を返そうと思うはずです。
今回のケースは完全「ご遺族無視」「自分都合」の対応です。

もうぶっちゃけますけど、「旭川」での話です。
「だから旭川って言われるんだよ」って言いたくなってしまいます。
(旭川在住の方すみません。住人に対する言葉ではなく、旭川の警察のことです。)

旭川女子中学生いじめ凍死事件においては、初動捜査にも疑問があったとされ、またウソの調書作成もしていたようです。
ご遺族が訴えているのですから、本当にウソの調書を作成したのでしょう。
しかも死体検案書には統合失調症の病名が書かれていたそうで。
「道警が病名を推測して伝えたものを、医師がそのまま書いた」とのこと。
対応が適当すぎます。

《旭川少女イジメ凍死事件》「ウソの調書を書かないでください!」遺族が明かす“警察への不信感”「初動捜査にも“疑問”が…」

そして記憶も新しい旭川女子高生殺人事件においては、事件担当刑事と被告が不倫関係にあったというスクープまでありました。
しかも被告や未成年者らとともにお酒を囲んで乱痴気騒ぎまでしていたという…。

【旭川女子高生殺人事件】内田梨瑚被告と旭川警察の「まさかの密接交際」に新たな疑惑…!「不倫警部補」の同僚が「飲み会の事実」を「口止め工作」か

【証拠写真入手】旭川殺人事件被告と警察官らの醜態|警視ら13人カラオケ店で飲食

ちなみにX(旧ツイッター)で検索したらモザイクかかっていない刑事の顔まで出ちゃっていました。名前も出ています。

尾行のプロであろうお方が、逆に隠し撮りされているなんて脇が甘すぎます。
悪とつるめば必ず弱みを握られ、その後それを利用されるのです。
それがセオリーです。
そんなの初歩中の初歩だと思うのですけど。
悪に染まりきる覚悟がなければ、悪とつるんではいけません。

まぁ道警の裏金問題に代表されるように、北海道警察内部にもともと悪があるという話もありますけどね。
だから被告や未成年と平気で付き合える、という話であれば情けない行動も十分理解できちゃいますね。
北海道警裏金事件 by Wikipedia  おっと、これも旭川の警察署で発覚したのが発端だったのですね)

これら事件のことを考えると、遺族無視で遺体をなかなか返さないとか、さもありなんという感じですね。
もちろん良い旭川の警察職員もいるでしょうけど、その人たちがかわいそうです。

で検死がらみの出来事といえば、先日自分も経験しました。
ほとんど愚痴です。

とある施設患者さんの出来事です。
早朝に施設スタッフが、自分の担当患者さんの意識がないことに気付きました。
そばには少量の吐血があったようです。

突然亡くなるような感じではありませんでしたし、ご家族とも施設で看取るとかそのような話もまだしていませんでした。
すぐに自分に連絡があり、救命の可能性もありますからすぐに救急車を呼ぶよう伝えました。

もし亡くなっていたら自分に連絡があるはずですし、その場合はすぐに施設に向かって事件性がなければ死亡確認をすることになります。
救命の可能性があるなら救急搬送されますから、自分は搬送先に情報提供書を送る準備をします。

救急隊の対応がどうなるのか、その連絡を待っていたのですね。

しかし一向に連絡がない…。
てっきり救急車でどこかの病院に運ばれたと思っていました。

ようやく連絡があったと思ったら、警察が入って検死となったとのこと。

えええっ?ですよ。

なんでかかりつけ医の自分がいるのに、検死となってしまうのだ?って。

施設スタッフにその後話を詳しく伺うと以下のようだったみたいです。

まず救急隊がやってきました。
かかりつけ医を聞かれたので「おおきな木ホームクリニック」という名前と連絡先を伝えたそうです。
ですから施設スタッフさんもてっきり、うちに救急隊から連絡がいくと思っていたようです。

しかしなぜか救急隊はうちには連絡せず警察に連絡したのです。
ここがおかしいところですね。
うちの連絡先聞いたのはなんだったのだという話です。

ですから施設スタッフさんもいきなり警察がやってきてびっくりしたそうです。

検案した医師による死因は「心不全」
高齢者の突然死によく使われる便利な死因です。
というか、そばに少量の吐血があったというのに心不全ですか?
ちなみにその患者さんはもともと心不全の徴候などはありませんでした。

でここからがびっくりなのですけど、その検案医師、スタッフを自分の所に呼びつけていろいろぐだぐだ言っていたそうなのです。
なぜ訪問診療医を呼ばなかったのか?とか、訪問診療医がすぐに来るべきだろ、とか。

いやいや、救急隊の対応がおかしいでしょ、と自分は思うのですが。

というかですよ、その検案医師は自ら「施設等で急死した場合、救急隊はすぐに警察に連絡をする」という謎ルールを作っていたようなのです。

そのルールがまずおかしいですね。
普通はかかりつけ医がいるのなら、急死した場合まずはかかりつけ医に連絡をするべきです。なぜかかりつけ医不在のルールになっているのか疑問です。

自分が作ったおかしいルールでこんなことになったのに、施設スタッフを呼びつけてグダグタだ言うのはおかしいですね。
文句があるならオレんとこに直接言いに来い、って感じです。

その検案医師はその区(あるいは市の?)の救急隊の指導もしているとのこと。

どうりで…と妙に納得してしまう自分がいました。

というのも、これまで自分は何度か救急隊にキレたことがあります。
ダントツレベルが低いと感じていた救急隊が、まさにその区の救急隊だったのです。
今回もレベルの低すぎる「謎」対応をその救急隊はまたやらかしました。
おかしなルールのせいかもしれませんけどね。
でも、おかしいと思えないからレベルが低いのです
なぜかかりつけ医の連絡先を聞いておいて連絡してこない?
理解ができません。
わざと?嫌がらせ?とまで思えてきちゃいます。
こんなこと初めての経験です。

それとも救急隊が「明らかに事件性がある」と判断したのでしょうか?
でもその判断は救急隊には求められていないはずです。
やはりまずはかかりつけ医に連絡するべきです。

今回のケースの場合、

生死の判断がつかない
→救命の可能性があるから救急車を呼ぶ
→救急隊は「明らかに死亡している」と判断し不搬送とする

ここで、かかりつけ医の自分に連絡するべきなんです。連絡先まで聞いているんだから。
なのにうちに連絡もせずに、謎ルールに従って警察に連絡したのです。

まったく理解ができません。

こりゃやっぱりまた消防局にクレーム入れた方がいいかなぁ。
しかし当の検案医師、救急隊の指導をされているとのことですから、自分がこれまでに救急隊にクレーム入れていること知っているみたいなんですよね。
こりゃまた耳に入るかもな。
でもそれはそれでいいかと思っているところです。

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