コロナ後遺症に認知症薬? など

世間ではワクチン副作用のことは気にされず、新型コロナ後遺症のみが注目されていますが、その後遺症治療に関する驚きのニュースがありました。

コロナ後遺症の倦怠感など 認知症治療薬に効果期待

認知症薬の「ドネペジル(先発品名はアリセプト)」が、新型コロナ後遺症に効くらしい…だって。

本当に効くかもしれないから絶対におかしいとは断言できないですけれど、正直、
「どうなんだろう??」
という気持ちが大きいです。

認知症薬は処方薬としては今や4種類でていますけど、しばらくずっとアリセプトだけしかなく、
「認知症といえばアリセプト」という状態でした。
独占状態だったのですね。

そこで他社からも薬が出てくるようになったり、アリセプトの特許が切れて後発品がたくさん出てくるようになりました。
アリセプトを販売している製薬会社のエーザイは、売上高が激減しました。

その辺の顛末は以下のサイトに。
11年ぶりの2ケタ増収増益 「アリセプト」特許切れから復活の兆し

しかも、満を持して発売した認知症の新薬、「アデュカヌマブ」もこけてしまいました。
一時期テレビでも結構期待されるようなこと報道されてましたけど、結局欧州や日本では認可されませんでした。

エーザイ、認知症薬「アデュカヌマブ」の在庫評価損288億円

まぁ、そんなエーザイ話はどうでもいいのですが…。

ドネペジルの話に戻ります。

認知症診療に対してのドネペジルの効果はどうか?

認知症診療をしている先生の感想は、「効いても大体約半年~1年くらいしか効果ない」というのが多いです。
ごくまれに劇的に効くケースもあるけれど、長続きしないとか。

逆に食事量が低下しただとか、歩けなくなったとか、怒りっぽくなったとか、落ち着かなくなったとかそんな副作用も結構あります。
認知症のタイプをしっかり見極めないと、これらの副作用に苦しむことになります。

通常副作用が出たらただ単にその原因となった薬を減量・中止すればいいのに、認知症診療ではさらにそこに薬をかぶせてくるんですね。
例えばドネペジル飲んで怒りっぽくなったら、抗精神病薬を追加するとか。
薬漬けコースへご案内となります。

あるいはレビー小体型認知症に対してドネペジルの量を間違って処方すると、あっという間に歩けなくなります。

つまりは、ドネペジルは誰でもむやみやたらに飲んで良い薬というわけではありません

しかも、認知症薬を長年飲み続けてきた人が薬を中止すると、一気に認知機能が低下する例もあります。

アタマに作用する薬は怖いのです。

薬を外から与え続けていれば神経伝達物質だとか受容体だとかの量に影響を与えます。

つまり、飲み続けていたら、ずっとその薬から逃れられなくなってしまう可能性があります

ですから、「コロナ後遺症に対してドネペジル」という安易な方法は正直どうかな?と思ってしまいます。

コロナ後遺症に苦しむ若者がずっとドネペジルを飲まないとやっていけない体になってしまうかもしれません。

他に期待できる方法があるなら他の方法を試すべきです。

その点に関しては、自分はコロナ後遺症も、ワクチン副作用も、シェディングも似たような病態で起きている部分があると思っていますので、これまでブログに書いてきた内容を参考にしてください。

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次の話題です。
すでに皆さんもご存じかもしれませんが、
ワクチン接種後の死亡についてついに因果関係が認められたという話です。

ワクチン接種後に91歳女性が死亡 因果関係を初認定

これまた皆さん同じ疑問を持っているかと思いますが、なぜこのケースが??という疑問がわきます。

平均寿命を超えた方で、しかも脳虚血発作、高血圧症、心肥大の基礎疾患があったということです。

基礎疾患も何もなく、製薬会社が副作用と認めている心筋炎で亡くなっているケースもいくつもあるというのに、こちらは認められていない。
接種会場で亡くなったにもかかわらず、これも認められていない。

なぜこの91歳のケースが??ってめちゃくちゃ疑問に思います。

急性アレルギー反応と急性心筋梗塞で亡くなったというけれど、ワクチン推進派の常套句「たまたまワクチン接種後に心筋梗塞が起きたんじゃないの?」ではないのでしょうか?
だって91歳ですし、既往に脳虚血発作があった人なんですから、当然血管は動脈硬化がすすんでいて、もともと心筋梗塞ののリスクが高かった人といえます。
自然発生の心筋梗塞だった可能性だって否定できません。

どうやって因果関係を調べたのかわかりませんが、このケースが認められるなら他にもい~っぱい認められるはずです
何を根拠に因果関係ありとしたのか気になります。
これで基礎疾患がないにもかかわらず亡くなられた方は本当うかばれません。
健診で○○指摘されたことあるとか、脳血管にもともと軽微な異常があったとか、なんやかんや因縁つけられて因果関係を認められていないケースはたくさんあるのです。

91歳が認められたケースすごく違和感があります

もちろん何歳であろうと大事な家族です。
ワクチンごときで亡くなったとなれば家族は納得できません。
でも、救済されなければならない遺族がもっとたくさんいるはずです

まさか、国会議員だとか、経団連に所属している大企業役員だとかのお母さんだとかってことないですよね?
まさかとは思うけれど、そういう縁故で認定する可能性が十分あるのが、この国ニッポンです。

どうせプライバシーを理由にこれ以上詳細は明らかにならないでしょうけど。
何回目のワクチン接種かすら公表されないんですから。

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次の話題です。
これまで何度か取り上げてきました、浜松市のデータについてです。
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/koho2/emergency/covid-19/index.html
詳細なデータを出しており、特に今年1月1日からの感染者数をまとめ(自分が最後にみたときは3万人規模のデータ)、接種歴によって無症状~重症がどれだけだったかという割合を出していた表がありました。

その結果からは、
・未接種者と2回目接種者の中等症になる割合は同じ。
つまり打っても打たなくても変わらない。
ワクチンの意味がない。
・3回目接種者では明らかに中等症以上になりやすい。
というものでした。

とてもわかりやすくて、「こんなデータ出すなんて、浜松市すげぇ~」と思っていたのですが、なんとその統計がなくなっていました

昨日今日とチェックしたけど、その統計がなくなっています。

がっかり。
国からの圧力でもあったのかな。

無駄に医療機関の食いものにされないように、自分でできるケアなど役にたちそうな情報を大公開していきます。