ワクチン後遺症の治療(一部追記・修正あり)

(2022年3月6日投稿)https://www.o-kinaki.org/2516/

ワクチン接種後の後遺症で悩まれている方がおります。
最近ではたまにニュースでも報道されるようになりました。

そして名古屋市ではワクチン後遺症のための相談窓口が設置されました。

“ワクチン後遺症” 接種後に体調不良の人たち…全国初 名古屋市が相談窓口
(上記リンク切れ…)

だてに人の金メダルかじって話題作りしているだけではありません。

現在複数の医療機関が手を上げているようです。

ただHPVワクチンのときのように、「心の問題」として片付けるための医療機関ではないことを祈りますが…。
当時も、HPVワクチン後遺症に対応する医療機関が設置され、「ようやく救済されるのか」と喜んだものですが、なんのことはない、ふたを開けてみれば「心の問題」として片付けられる始末。
後遺症隠蔽のための後遺症外来でした。

新型コロナワクチン副作用も厚労省に報告されているだけで、今までにない数が報告されています。
信じられない件数です。
報告されていないものも多数あるでしょうから、本当にあり得ない件数です。

なのに厚労省は、ワクチン後遺症のために何も動きません。

こんなニュースは出てましたけどね。
副反応データベース構築へ 厚労省、ワクチン影響を効率把握

まず期待しない方がよいでしょう。
だって、ニュースにある画像を見てみると、
「ワクチンの有効性にも役立てる」
とか書いてあるし。

それと、「自治体が保有する接種歴に関する情報」を国が把握するために予防接種法の改正も目指すようです。
気持ち悪い。

ワクチン後遺症は大きい病院で詳しく検査しても、これといって原因が出てこないからやっかいなのです。

ワクチンの成分はすべて公表されていませんが、新型コロナワクチンの有害性、どうして害が起きるかについてはある程度わかってきている部分があります。

・スパイクプロテイン自身の害
・血管内皮細胞の障害
・血栓
・免疫系の異常
などなど。

ですから、ワクチン後遺症には上記に対する対応をすれば良いことになります。

ここでは自分が考える「ワクチン後遺症への対応・治療」を書いていきます。
ただこれが正しいかはわかりません。
なぜならワクチンのすべてが公表されていないからです。
長期的な副作用も誰もわからないからです。
厚労省だって、ワクチン後遺症のガイドラインも作ってないのですから。

ただ実臨床で経験し、有効と思われるものを紹介していきます。
裏技的な治療法も紹介します。

なぜ治療法を公開するかについての理由はあとで書きます。
ある強い気持ちがあって今回このブログを書いています。

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①グルタチオン
これまで何度も紹介してきていますが、強力な抗酸化物質です。年齢とともに体での生成は減少していきます。
Dr. Mikovitsや複数の専門家が、NAC(N-アセチルシステイン)の服用がよいと推奨しています。
NACを内服すると体内でグルタチオンに変換されます。
スパイクプロテインが原因で起こるといわれているシェディング症状の改善に自分も実感しています。
また、ワクチン接種後3~4時間後に胸背部痛をきたした高齢者にグルタチオン投与したところ、スーッと痛みが軽減しました。
また自分だけの経験例ですが、グルタチオンを定期摂取されていた人は目立ったワクチン後遺症が起きていません。
発熱すらです。
そしてそのような方からはシェディングも受けませんでした。
グルタチオンにはスパイクタンパクの毒性を打ち消す作用があるように感じます。
認知症診療にずっと前からグルタチオンを使用してきたため、グルタチオンの使用経験はかなりの数になりますが、
今回のワクチンに関しては絶対に欠かせないものと思います。
グルタチオンは、舌下投与タイプもしくは点滴が有効です。

②ビタミンD、マグネシウム、亜鉛など
これも以前のブログに記載しています。
ビタミンDは免疫系の調整をおこないます。
免疫低下していたら免疫力を上げますし、免疫が過剰ならそれを抑えます。
免疫のバランスを取ります。
中庸に持ってくるというイメージです。
そして、ビタミンD欠乏の人がほとんどですので、絶対に補充する必要があります。
マグネシウム、亜鉛については、おおきな木ホームクリニックHPにある以前のブログを参照してください。
(書き始めると長くなってしまうので…)
余裕があればビタミンCも取っておくとよいです。
ワクチンによって免疫が低下することはもう自明になりつつあります。
ビタミンDは絶対に欠かせません。

これらのビタミン、ミネラルのサプリは、医療機関で販売している高級なものである必要はありません。
高すぎて続きません。医療機関専売品のビタミン・ミネラルサプリメントは確かにこだわって作っているのでしょうけど、ビジネス臭プンプンです。
iHerbのもので十分です。

あと先日紹介した「DMG」も取っておいた方が良いかもしれません。
少しでも遺伝子への影響を少なくするためにです。

③ワーファリンもしくは赤ミミズサプリもしくはバファリンA
これは血栓対策です。
ワーファリンは聞いたことがある人が多いとは思いますが、血液をさらさらにするものです。
用量についてはどの程度が良いかについてはわかりません。
ワーファリンは西洋医学を使用しての少し強引な治療法となります。
一方で赤ミミズサプリは自然な治療法です。
「赤ミミズ」と聞くと気持ち悪いですが、カプセルに粉末状に入っているものですので気になりません。
赤ミミズは江戸時代から使用されてきた漢方薬のようなものです。
血栓を溶かす作用があります。
実際に脳梗塞後の患者さんで血栓が消えてなくなった方がいます。

<ここから追記>
血栓対策として身近にあるもので対処できます。
ドラッグストアに普通に売っている「バファリンA」です。
バファリンAの成分はアスピリンです。
ちなみにアメリカにおける11万人のコホート研究で、コロナ感染時にアスピリン投与により死亡率および肺塞栓症の発症率が有意に低下したとの結果が出ています。           JAMA Netw Open(2022; 5: e223890
コロナ感染の病態と、ワクチン後遺症の病態、シェディングの病態は似ているところがありますから、アスピリンも有効かと思います。
バファリンAが一番安く済む方法です。

④PDE-5阻害薬
あまり聞き慣れない言葉かと思いますが、いわゆる「バイアグラ」のような薬です。
なぜこんな薬が?と思われるでしょうが、実はこの系統の薬は「血管内皮細胞を若返らせる」ことでアンチエイジングの世界では有名な話です。
スパイクタンパクによって血管内皮細胞がかなり傷つくといわれています。
その傷ついた血管内皮細胞の修復のためです。
バイアグラなどはその薬理作用でED(勃起障害)の改善をきたすこという面もありますが、血管内皮細胞を修復して改善するという面もあります。
EDは動脈硬化のサインといわれています。
動脈硬化が始まって、一番細い血管がある部位に先に症状が出てきやすいといわれています。
実はその意味では、赤ミミズのサプリもEDに有効なケースがあります。
(いかがわしい雑誌の広告などに赤ミミズサプリが出ていることがあります。いかがわしい雑誌なんぞみていないのですが、なぜそんなことを自分が知っているのか自分でもわかりません…)

ただバイアグラだと少し用量が多すぎると思われます。
自分がお勧めしているのは、前立腺肥大に適応が通っている「ザルティア」というお薬です。
2.5mg、5mgと少量で調整がしやすいです。

EDだとか前立腺肥大だとか、それじゃあ女性は飲めないの?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

ちなみに自分は毎日飲む必要はないと思っており、週2~3回くらいの内服でも良いのではないかともいます。
ただ一応医薬品ですので、かかりつけのお医者さんの相談してください。
この薬に関しては前立腺肥大に対する治療ではないので、自費診療になってしまいます。

ちなみにのちなみに、
「バイアグラの服用者はアルツハイマー病の発症リスクが69%低い」
という研究結果が、2021年12月に出ています。
アメリカの研究チームが723万人の医療費請求データを元に解析したそうです。
実は以前にも、PDE-5阻害薬がマウスの認知機能を改善するというデータも発表されています。

理由はまだすべて解明されていませんが、血流改善作用と、神経保護作用、アミロイドβ・タウ蛋白の蓄積を防ぐ、脳神経細胞の成長を促すなどが示されているといわれています。

話が変な方向にいってしまったので戻ります。

⑤ステロイド、Mガード
ワクチン接種後に視力障害や麻痺などをきたすなどの報告がされています。
実際にネットニュースにも出ていました。

コロナワクチン接種後の「目」の副反応 視神経炎の報告あり

いわゆる自己抗体で神経に炎症が起き、症状がでると考えられています。
自己免疫疾患ですから、ステロイドが有効と考えられます。

ワクチン接種後に間質性肺炎などの症状をきたす方もおります。
間質性肺炎の治療にもステロイドです。

ただステロイドと聞くとその副作用の多さから尻込みしている方も多いかと思われます。
しかし、ワクチン接種後の治療に関しては漫然と何年も長期的に飲むことは想定していません。
短期的に少量です。
ですから副作用のことはあまり気にしなくても良いかと思われます。
「少量」と書きましたが、どのくらいが適量かはやはりわかりません。
自分がおこなうなら少量という意味です。

そして少し専門的な話になってしまいますが、神経障害が出ている場合、神経細胞と神経細胞をつないでいる神経線維(軸索)にある、「ミエリン」というところが障害を受けている可能性があります。
ミエリンは神経線維(軸索)にあるカバーのようなものです。
ミエリンはとても重要なものであり、神経線維(軸索)自体に栄養を与えており、ミエリンがないと電気信号がうまく伝わりません。
ちなみにミエリンが崩壊した状態を「脱髄」といいます。
(上記、視神経炎のニュースにも「炎症性脱髄」という言葉が出てきます)

いま認知症研究も、脳にゴミがたまるだけでなく、この脱髄がメインで起きるのではないかといわれています。

その脱髄を修復してミエリンを復活させる目的のサプリメントが「Mガード」というものです。
つまりMガードはもともと認知症患者さんのためのサプリメントです。
Mガードの成分は、ヘスペリジン、ナリルチン、α-GPCという自然な成分のみとなっています。

ワクチン接種後の後遺症で認知機能低下も起きています。若年者ですらです。
Mガードも可能性があるかもしれません。

⑥CBD
大麻の一成分である、カンナビジオールのことです。
もちろん合法的なものです。
ワクチン接種後、呼吸が苦しくなった人、胸苦が出た人にCBDの軟膏タイプを塗布して症状が軽減された方もいます。
体の中からも修復させるために、舌下投与タイプも併用すると良いです。
CBDは熟睡できるようになることで有名ですが、ワクチン接種後の後遺症には少し多めに投与するのがポイントかもしれません。

⑦Bスポット療法
ブレインフォグ(頭にもやがかかったようなスッキリしない感じ)や神経障害に有効の可能性があります。
HPVワクチンの副作用で、Bスポット療法が有効だったケースが多数報告されています。

堀田修先生出演「子宮頸がんワクチン副反応に対する上咽頭炎治療」

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代表的なところではこんなところでしょうか。
後遺症の症状により上記を組み合わせて治療します。
原因がハッキリしない場合、例えば視力障害が起きたときは、自己免疫によるものかもしれないし、微小血管に血栓ができて血流障害が起きているかもしれない。
そんなときは、ステロイドと血栓を溶かす治療と同時進行で行います。
どちらも大量の薬を使うわけではないので、安全性に関してはまず問題ありません。
スピードが命ですので疑わしい原因に対して同時進行で治療する感じです。

さて、なぜ今回のブログを書こうと思ったのか。
上記には医薬品も含まれるし、本来の使い方ではない使用方法もあるので一般に公開するのは気が引けていました。

いまや、いまだにワクチンを推奨している自称専門家もいますが、ワクチン接種の危険性を訴える医療職の人もかなり増えました。
全国で有志医師の会が立ち上がっているくらいですから。
昨日の時点で少なくとも800人以上の先生方が立ち上がっているようです。

名古屋市の例のように、今後ワクチン後遺症治療にも焦点を当てていかなければという風潮に少しずつなっていくと思われますが、ワクチン後遺症で受診される人はもちろん自腹です
厚労省が治療費なんか負担してくれませんから。
アナフィラキシーなど、ごく限られた人しか認定されていません。

つまり、社会全体としてみた場合、
・医療従事者がワクチン打ちまくってボロ儲けした。
・たくさん発生したワクチン後遺症患者を診察する。そしてまた儲ける。

これって、マッチポンプじゃないですか?

もちろん、ワクチン打った先生、そして後遺症を診察する先生が同一人物とは限りませんから、細かくみたらマッチポンプではないのですが、
「医者ー患者」という大雑把な関係でみたらマッチポンプです。

本当に腐った社会です。

全体的にみたら、医療のマッチポンプ。
医療機関をこれ以上儲けさせる必要はありません。
ワクチン後遺症に関しては、ちょっとしたアドバイスがあれば自分でケアできる部分が多いです。

医療機関に頼って、これ以上搾取されることはありません。

ちなみに後遺症治療として行われている「グルタチオン点滴」
クリニックによって料金はまちまちですが、どこもかしこもぼったくり価格です。
ハッキリ言って、医薬品の点滴用のグルタチオンの原価なんてメチャクチャ安い。
しかも短時間で終わるから、スタッフの拘束時間だって短いし人件費だってそんなにかからない。
クリニックにぼったくられるくらいだったら、ほぼ料金が均一のリポソーマルグルタチオンのサプリを使った方がいい。

自分でできることは自分で行い、医療機関の受診は最低限にしましょう。

無駄に医療機関の食いものにされないように、自分でできるケアなど役にたちそうな情報を大公開していきます。