輸入禁止措置のニュースについて思うこと

前回のブログでALPS処理水の話題を書きました。
そうしたら昨日ちょうどタイミング良くそれに関するニュースがありました。

水産物禁輸、主張変わらず 「完全に正当で合理的」 中国

中国の「日本産水産物の輸入禁止措置」は変わらないということ。

その是非はさておき、このニュースで気になったのは「コメント欄」です。

なぜか「中国に媚びを売る必要はない」というのが多い。
似たり寄ったりの主張ばかりなんですね。
上位に表示されているのは。

なぜか中国に対して攻撃的。

すごく違和感を感じましたし、怖さも感じました。
まるで敵国扱いで、今にも戦争が始まりそうな雰囲気です。

根拠も何もないですが、なんとなく直感的にこの雰囲気が「作られている」と感じました。
あくまで個人的な感覚ですので。

自分は中国に対し好きも嫌いもないです。
まぁ、処理水放出が始まったとき、日本国内に中国からと思われるいたずら電話が頻発したのはどうかと思いますけどね。

何でもっと仲良くできないのだろうと思ってしまいます。
決して中国に媚び売っているとかではないですよ。
日本は大好きですし、日本は日本のままあって欲しい。

確かになめられるのはよくありません。
そこは毅然とした対応を取るべきではありますが、今の日本の政治家にそれができる人はいない。
いつも「遺憾の意を表明」をするだけ。

上記ニュースのコメント欄でも専門家もどきは「科学を無視している」と強気で言っておりトリチウムでしか比較していませんが、前回ブログにも書いたとおり、福島原発の場合は、メルトダウンしたもの(デブリ)に触れた水です。健全な原発から出ている水とは訳が違う。そこの大前提が無視されています。
そのデブリがある空間に人が入れば即死するくらいの猛毒です。
なんならロボットですら正常に動かないくらいなのです。
ですからちっとも廃炉が進まないのです。

それにコメントをしていた専門家もどきの方たちは、2月に起きたこの事故についてはどうお考えなのでしょうか。

福島第一原発 汚染水浄化装置から水漏れ 弁閉め忘れた可能性

この記事には
『漏れ出た水の量はおよそ5.5トンで、セシウム137などのガンマ線を出す放射性物質が国への報告基準の1億ベクレルを大きく超えるおよそ220億ベクレル含まれていたと推計しています。』
とあります。

たいていこういうニュースのときは少なく見積もって出していますから、220億ベクレル以上の可能性も十分あります。

セシウム137とは一体なんぞや。
Wikipediaから引用します。

『セシウム137は、1945年広島・長崎への原子爆弾投下によって地球上に放出され、1940年代〜1960年代のアメリカ・ソ連の核実験、1954年ごろからの大規模な水爆実験や核事故で高濃度に放出された。チェルノブイリ原子力発電所事故においても大量に放出され、2005年現在、セシウム137はチェルノブイリ原子力発電所周辺の放射線汚染地域での、主な放射線源である。原子炉内部の物質が環境中に放出されたとき、セシウム134、ヨウ素131、ストロンチウム90、プルトニウムとともに、セシウム137は健康への影響が最も大きい放射性同位体の1つである』

『生物濃縮により魚食性の高い魚種での高い濃縮度を示すデータが得られている。』

『セシウム137の重量あたりの蓄積量は、子供は心筋・甲状腺において大人のおよそ3倍、その他の臓器ではおよそ2倍とされている。心筋細胞等にセシウム137が過剰に蓄積しやすく、心筋障害や不整脈などの心臓疾患が惹起されやすいことが指摘されている。』

原子爆弾でたくさん放出されたもの。
チェルノブイリ原発事故でたくさん放出されたもの。
そして「セシウム137は健康への影響が最も大きい放射性同位体の1つ」

こんな猛毒が人為的に大量に漏れたというのに、なんだかなかったかのようになっています。
土壌に大量に染みこんだ水が海洋に流れている可能性だって十分あるのに、その後の続報はまったくなし。

普通に考えて危ないと思いますよね。
実現可能な廃炉の道筋も立てられない、そしてこの10年以上ほとんど手がつけられていない。
アンダーコントロールでも何でもない。
そのあげく人為的に猛毒をまき散らしている。

あまりにも杜撰過ぎますし、自分は中国の発言・対応も理解できると思っています。

勘違いしないで欲しいですが、自分は福島を差別したいとか嫌いとかそういうわけでは決してありません。
ずっと前にブログにも書いたかもしれませんが、自分のルーツは福島県です。
自分の両親ともに福島県出身です。
ですから福島県を愛しています。
なんならあの福島弁を聞くとほっとします。

だからこそ国にはしっかりやって欲しいのです。
諸外国からツッコまれないように。

前回のブログで書きましたけど、「ALPS水が安全だというなら今ここで飲んで証明してくれ」と住民に詰め寄られたとき、木野正登・経産省資源エネルギー庁参事官は
「ALPS処理水ですねぇ、これは放射性廃棄物質ですので、飲食してはいけないんですね」
とはっきり発言しているのです。

言っていることとやっていることがちぐはぐすぎます。
飲食できないものがなぜ安全と言えるのでしょう。

このブログの冒頭の方で「戦争が始まりそうな雰囲気」と書きました。

先月こんなニュースがありました。

血液型問わない輸血用血液 防衛省が製造・備蓄検討 検討会提言

なんかもう戦争準備してるじゃんって思ってしまいます。
こういうのが必要になるような自体にならないように、なぜ考えないのでしょうか。

本当は誰だって戦争はしたくないはずです。
でも誰かからたき付けられて戦争が始まります。

普通に考えて兵器メーカーは「戦争」がないと食っていけません
だから常にどこかで戦争が起きています。
医療の世界でも、「病気」がないと医者や製薬会社は食っていけません。

カネが欲しい、もっと儲けたいと思うと、悪魔がささやいてわざと「病気」や「戦争」が作られます。

真面目に働いているお医者さんは「そんなことないっ!」「病気を治すために勉強してやっているんだっ!」って言いそうですけど、自分自身が病気を作っていることに気づいていないからたちが悪いです。
世間が言う「科学」という言葉の幻想に惑わされ、自分で観察する努力をせずにガイドライン通りに治療する。
血圧も一律薬を使って強引に下げる。コレステロールも。血糖値も。

戦争も、メディアをうまく活用して国民を徐々に徐々に扇動し、「ある国」に対して敵対感情を醸成していきます。

今回のニュースはそのうちの一つのように感じてしまったのです。
不自然なくらいコメント数も多いし。

ひょっとしてまた工作員?
いろんな意見があっておかしくないのにコメントがあまりにも一定の方向へ偏っているときはどうしても怪しんでしまします。

あくまで個人的感想・考えですので。
ただいろんなところにしずか~にワナが仕掛けられています。
心を奪われないように気をつけないといけません。

無駄に医療機関の食いものにされないように、自分でできるケアなど役にたちそうな情報を大公開していきます。