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No.978 お初にお目にかかります!

何?これ?
画像は、近所で見つけた「里道」の文字です。

「里道」(りどう)とは、道路法の適用外となる法定外公共物の道路のことだそうです。法務局に備え付けられている「公図」は、土地の位置や形状を確定するための図面だそうですが、その「公図」に赤色で着色することが義務づけられたことから「赤線」(あかせん)とか「赤道」(あかみち・あかどう)と言うことも知りました。
 
「赤線」なんて、ちょっぴり「意味深」な言葉なので、プッと吹きだしてしまいました。もちろん、戦後の風俗営業の呼び名が「赤線」ですから、難しい顔をして公図の「赤線」を決めた明治の頃のお役人たちの知るところではなかったでしょうが…。
 
こんにち、一般的に「里道」といったら、町なら小さな路地のこと、田舎なら農道とか山道とかを指すのでしょう。私の撮った画像は、我が家から数百メートル先の、大きな道路から脇に入った小道のことです。家族葬の出来る建物と、理容室の入った建物との間を通る道幅2mあまり、奥行きは40mあるかないかといった感じです。今年に入って完成した建物に付随するように「里道」の白いペンキも塗られました。
 
私は、これまでに「里道」とハッキリ書かれた小道を見たことがなく、それだけに新鮮な思いがしてカメラに収めたのですが、この程度の道ならどこにでもありそうな気がします。
「道路法の適用外となる法定外公共物の道路」
ということですが、その道幅や規模、その他の理由を勘案すると、もっと見かけても良い表示だと思います。きちんと表記するかしないかの違いや区別が、あるのでしょうか?
 
ひょっとしたら、その道に詳しい方のご意見などうかがえるかな?と思ってのご紹介です。皆さんのお近くにも、「里道」の表示は見られますか?