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No.569 ああ、甘美な響き、ソフトクリーム!

2020年12月24日、冬休み前の、つくば市立某小学校でのお話です。
 
 「2年生が,学級で『お楽しみ会』を行っていました。一人ずつ考えてきたなぞなぞやクイズを出し合っていました。
『おじいちゃんと一緒に食べる冷たいお菓子ってなあに?』
答えは,ソフトクリーム(祖父とクリーム)です。」
 
なーるほどー!この形式に倣えば、「ソフトボール」「ソフトキャラメル」「ソフトウェア」「ソフトドリンク」なんか使えるな、「プレステ2ソフト」「バニラソフト」もいけるかも?などと、年もわきまえず有頂天です。
 前置きが長くて要点がかすんでしまうのが、唯一無二の私の文章の特徴なのであります。

さて、本日7月3日は、「ソフトクリームの日」なのだそうです。ネットの「今日は何の日?毎日が記念日」より教えてもらいました。いわく、
 「1951年(昭和26年)のこの日、明治神宮で米軍主催の『アメリカ独立記念日』を祝うカーニバルが行われました。そのとき初めて日本人向けにソフトクリームが売られたことにちなんで、日本ソフトクリーム協議会が定めました。」
 
一方、日本人のアイスクリームはというと、江戸時代末期の1860年、日米修好通商条約の批准書を交換するために徳川幕府が派遣した77名から成る使節団(万延元年遣米使節)の一行が、訪問先のアメリカでアイスクリームを食べたのが最初だとあります。
 
日本で初めてアイスクリームが登場したのは、1869年(明治2年)だそうです。先の使節団の一人、町田房蔵が、横浜にアイスクリームのお店「氷水屋」を開店したそうです。その「あいすくりん」の値段は、大工さんの日当と同じ2分(ぶ)だったと言います。目が飛び出るような値段ですが、冷蔵庫がない上に、氷の調達も大変だったことを思うと、お殿様レベルの高級嗜好菓子だったようです。そこへゆくと、今は、いい時代です。

さて、話を戻します。ソフトクリームの歴史はとても古く、紀元前2000年から、中国では家畜の乳をしぼり、ミルクを長時間煮た後に雪で冷やし、柔らかくしたものがソフトクリームの起源だとは、ネットの親切さんからの受け売りです。生産者ならではの季節のお楽しみだったのでしょうか。
 
私は、あんな顔の、そんな体形の、こんな性格の男ですが、孫三人をいただく「ソフトクリーム」派です。容器もハードな歯ごたえのするワッフルコーンよりも、サクサクして口どけの良いレギュラーコーンが好みです。美味しい季節の到来です。思い出すだけで、口の中は洪水に…。あなたは、何派?