エアプレイに吐き気がした話

腐女子の愚痴noteです。

ここ2年以上ハマっているカップリングがある。慎ましくはあるがサークル活動もしていた。

カップリングにはまだまだ萌えている、だがもう本は出さないだろうなと思っている。

何故ならば、この界隈の人々のことがあまりにも気持ち悪く感じられてしまったからだ。もうこの人々とは関わりたくない。


これから書く内容で、ジャンルやカップリング、自分自身も特定されてしまうかもしれない。それでもいいくらい自分は今、投げやりな気持ちでいる。


発端は、最近始まったガチャだ。そう、自分のジャンルはソシャゲだ。自分は一応サービス開始前からの事前登録組という立ち位置になる。古参ぶるつもりはない、ソシャゲになる10年以上前から存在しているジャンルだから。

ガチャは復刻で、今まで何度かピックアップされてきたキャラがまたピックアップされてきた。そのキャラは何を隠そう自カプの片割れである。

はっきり言って、このキャラは期間限定キャラではあるがレア度は低いので手に入れる難易度は高くない。自カプがメインのイベントで初めてガチャ入りしたが、その後も何度か復刻されている。ちなみに、イベント自体も期間限定ではあるが最初のイベントから一年後には復刻されている。自カプ者ならまず所持しているだろうキャラだ。


ここで少し話は変わる。自カプには、どの界隈でもそうだろうがかなり大きめのグループがある。そのうちの一人がずいぶん前のある日こう発言した。「◯◯さんを自カプ沼にはめた!」と。◯◯さんをAさんとしよう。Aさんは熱心な自カプ者になったらしく、イベントでは持ちきれないくらいの同人誌を買い、しばらく前のイベントでは書き手として同人誌を出していたようだ。

私は正直、このグループが苦手だった。声がとにかく大きい、エアリプでひたすら会話をする、今時なりきりをする、他にもいろいろだ。

しかし知り合いの書き手さんも少しはいたため、たまにAさんの話題は目にしていた。特に興味がなかったのであまり真剣には読んでいなかったが、とにかくAさんの話題は頻出していたし、同人誌を出したくらいなのだから復刻イベントをプレイしてどハマりしたのかなと勝手に推測していた。時期的に最初のイベントでは間違いなくなかった。


だが、つい最近のピックアップで、Aさんは初めてガチャで自カプの片割れを引いたらしい。

待てよ?と思った。復刻イベントでも、自カプの片割れ(いい加減このキャラをBとする)はピックアップされていた。ということは、Aさんは今まで全くのエアプレイということだ。

もちろん、今時実際にソシャゲのイベントをプレイしなくとも内容は把握できると思う。動画サイトで動画を見たり知り合いにソシャゲの回想機能のようなもので見せてもらったのかもしれない。

しかし、エアプレイでの同人活動、自分はそれをする楽しみがよく分からない。リアルタイムであのイベントをプレイしてクリアしたからこそ自カプの尊さを、素晴らしさを感じるのではなかろうか。


そんなモヤモヤを抱えたところに、件のAさんの「Bが引けた!」というツイートがRTで流れてきた。

そこには、おめでとうリプライが数十件並んでいた。

このおめでとうリプライを書いている人たちのうち、本当におめでとうと思っている人が何人居るかはわからない。だが、自カプはエアプレイを容認する空気で溢れていた、それだけで鳥肌が立った。

怖いもの見たさでエゴサーチをした。数ヶ月前に、匿名サービスで「エアプレイってどう思います?」というものが自カプのかなりの人々に送られていたらしい。

「私も実はエアプレイで本を出しているからなんとも言えない」「二次創作でハマって復刻でようやくプレイできたから私もエアプかも」などの言葉がいくつか見受けられた。



恥ずかしいとは思わないのだろうか。少なくとも、自分がもしエアプレイで自カプにハマったとしたら、少なくともエアプレイであるということは口に出せない。それは負い目だ。動画サイトで追いかけようが、リアルでプレイしたのとは段違いだと思う。

だが、自カプの人々はエアプレイを肯定する。むしろエアプレイをステータスのように褒めそやす。ご新規さんが入ってきやすい環境だ、優しい界隈だ、というツイートもいくつも読んだ。


ソシャゲ界隈は、こういった空気が普通なのだろうか?自分はソシャゲ自体このゲームが初めてで、他のゲームを知らない。

だが、やはり異様ではないだろうか。

イベントを初回からプレイし、自カプキャラを両方とも所持し、その後の様々なイベントでチラ見えしていた自カプに様々な思いを巡らせ、ゲームの中の二人の関係性に想いを馳せていた。この2年以上が否定された気がした。

自カプはエアプレイの人間におつまみ感覚で消費されてもいいものだと自カプ界隈の人々が考えている、という悲しみで吐き気がする。

おめでとうリプライを送った人々の本はもう二度と読む気にはなれないだろう。エアプレイを公言していた人々の本も然りだ。


キャラは大好きだ、カップリングも大好きだ。だからこそ、エアプレイ者をチヤホヤする空気が耐えられない。誰もおかしいと思わないのか不思議で仕方ない。






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