ライブレボルト大阪公演に参加してみて思った感想とか

まあダラダラ書いていたらやっぱり予想以上に長くなったんで無事note送りの刑に処されましたが、改めてレボルト大阪ライブに参加してみて色々思ったことをつらつらと書きましたやつです。

さて、開演前は散々「ここは無法地帯や!」とレポートしたけども、開演してみたら実はそれほど無法地帯でもなかったです。
明らかなレギュ違反アイテムはライブ中は使われることはなかったし(何故持ってきた)、暴れるオタクもコール系が好きというよりモッシュとオタ芸に熱中し過ぎて肝心の厄介コールで息切れしてしまい「何か音量小さいな?」みたいな変なオチだったのが印象的でした。
そして、そんな暴れる君達自体も実はそんなに数がいない(恐らくレベル高いのでも15人くらい)ので、各々全部の曲で全力のモッシュをするんだけど面子が少なすぎて本当にオタクの喧嘩というかぶつかり稽古レベルで終わってるのが惜しいといえば惜しかったですね。
本拠地渋谷は参加人数多そうだしまた違うのかもしれないですが、少なくとも今回の大阪では円に広がったオタクが一斉にぶつかり稽古を開始するも一気に中央に密集した力が比較的オタクの少ない一方向に逃げるせいで全員そちらに雪崩れ込んで転けてモッシュ終了みたいな締まらない形が多くて何だかなぁという……まあ会場狭かったせいもあるかもしれんですけど、的な。なので、大人しく見たい人とエリア分けられたりしてるのもあって、実は言うほど無法でもなかったんですよね
まあ無法レベル1~2程度の人が大半の中に無法レベル80~90みたいなのが15人くらいいるけど全部足して平均したら大人しいみたいな感じですけども。

そんなこんなで僕自身も好きな曲では大いに楽しむも、如何せん歳のせいか体力もないので後半は本気で疲れて地蔵でステージをじっくり見てたんですが……良いんですよねレボルトの演者の皆さん、本当に思ったより凄く良かったんです。
ダンスとか凄くしっかりレッスンしてるんだろうなってくらい全員動くし、揃ってるし、見てて楽しいし。
歌声もしっかり良く通ってて上手いし、確かな実力がある子達だというのが後半完全に地蔵だったおかげで気づけて、印象的だったし驚きだったし感動でしたね……。
そしてそれ故に何だろう、コンテンツのコンセプトとのチグハグさみたいなのを同時に凄く惜しいなとか思ってしまったですよ。
いや、レボルトの子達マジでレベル高いんですよ。
恐らくそれこそ下手にスターチームで組んだようなユニットよりもよっぽど歌も上手くてダンスも上手くて、動けて体力あって、纏まりもよくて総合力が相当あると今回思いました
ポテンシャルが高い。全然売り出し方によっては今よりもっとヒットすると思うんですけど、そこら辺の良さみたいなのがなんというか、今のコンセプトとあんま噛み合ってないかもしれないというのが本当に惜しい……惜しいですね。
そういうことが今回抱いた感想のメインでもありました。

まあ自分自身も反省しなきゃいけないんですけど、基本暴れるオタクって暴れてる最中みんなステージあんま見ないんですよ。
で、今のコンテンツの売りもそういう暴れたいオタクこそウチに来いよ!みたいな感じなんで、こういうステージパフォーマンスとしてのレベルの高さがあっても、それを見ないオタクばかりが集まって来てる(のかもしれない)ですし。(まあ暴れ禁止エリアにもお客さんはたくさん入っていたのでそういうわけでもないことは確かなのですが)
何よりそういうオタクばっかなんでしょという売り出し方に対する印象で敬遠する人も多いかもしれない。
今回本当に大人しく見てても楽しかったし感心したのに、その良いポイントでどうにもお客さんが増やせないのかもしれない売り方は今後を考えるとどうかなと思ってしまうんですよね……。
やっぱ、そこがなー……もうセールスポイントでありながらも同時にリミッターであるという矛盾を抱えていることは実は最初期も最初期から本当はわかってるところなんですけども。
それなのにそこは適当でヨシとはならずに思った以上にパフォーマンスレベルは高いというのがより「じゃあどうしたいんだよ!」感があって当事者でもないのにちょっと頭を抱えてしまいましたね……という話。

まあ簡単にまとめると
・今回大人しくステージを見ることで想像以上にライブレボルト演者達のパフォーマンスレベルが高いということを知れた
・それを軸にしたら、売り方次第では相当いいとこいけるんじゃない?というくらい
・だけれども、今の売り方的に集めたい客がそういうのに注目する層ではなく、そういう所で惹かれてファンになってくれそうな層にも敬遠されそうという矛盾が存在している
・それ故に目指す場所がよくわからない

まあ、そんな感じですね……レボルト大阪を見て思ったこと。
曲も本当にいいし、演者のパフォーマンスもいい。
けど、そこで人気を博して大きくなるには最初期のコンセプトが邪魔になっているんじゃないかみたいな。
そもそもそれ最初から矛盾だなーと以前から思ってはいたんですけども、ここにきて更に顕著になってしまった感じありますね、今になって……。
そこら辺を本当に今後どうしていくか、初志を貫くのか信念を曲げるのかで未来が大きく変わりそうなんですけども。
個人的には今回本当に自由に暴れられるところよりも予想以上のパフォーマンスに驚かされたし感動させられたし、そもそも今の新体制の楽曲も(以前のメインジャンルのプロデューサーが作ってるせいもあって)好きだからこれからもたくさん作っていって欲しいなという思いもあり……。
……信念、曲げてもいいんじゃないかなぁ……これくらいやれるなら……。
大きな声では言えないですけども、もう少し大人しくなっても楽しいと思いますよ、こんな良いモノ用意出来るなら。
当初のコンセプトとは真っ向対立かもですけども、そんなことを思ったライブでしたとさ。オワリ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?