五感に響くもの

先日、和太鼓の演奏を
見る機会がありました。


女性8人で構成されたチームで、

力強さと迫力のある
パフォーマンスに
一瞬で心奪われていました。


何よりも
和太鼓の音が身体全体に
入り込んでくるんです。

音に纏われているかの
ような不思議な感覚。

そして、
躍動感ある撥(ばち)さばき。


天井高く撥を突き上げる姿が、
天高く龍が昇っていく様子に見えて

なんとも荘厳な雰囲気に酔いしれ、
心がすぅーと軽くなるのを
実感した瞬間でした。


太鼓といったら
何を思いつきますか?


私は神社が浮かんできました。

神社に参拝に行った時、
太鼓の音が響き渡る瞬間に
立ち会ったり、

実際にご祈祷を受けて
間近で見たりすることって
ありますよね。


ちなみに、
ご祈祷が始まる前に太鼓を鳴らすことを、

「号鼓(ごうご)」と言います。

これは、祈祷が始まる合図でも
あるのですが、


”その場を清め、
心を鎮め、正す”

ためのものです。


空気が締まり、
スッと伸びる背筋、


なんだか神聖さを感じます。


また、
神社にいるタイミングで
太鼓の音が聞こえる時には、


神様に歓迎されているサインなのです。



太鼓の音と響きには、

”浄化の作用”や、
”人と神さまとを繋ぐ架け橋”
という意味があり、


音を通じて
喜びを伝えてくれているのです。



神社を訪れた時には
思いがけず神様から何か重要なメッセージ
を頂けることもあるので、

その瞬間を逃さないよう、

これからは太鼓の音に意識を向けて
みても良いかもしれませんね。

また、太鼓の音は
お腹の中にいる赤ちゃんが聞いている
母親の心拍音に似ているとも
言われているそうです。

ますます、神秘的だと思いませんか。


そうは言っても、
一緒に和太鼓の演奏を見ていた人の中には、

太鼓の音が心臓に響きすぎて
ちょっと遠くから見る方がちょうど良い
という人もいましたので、
無理はなさらずにお願いしますね。


心地よい距離感をとりつつ、

広い視野でその場との一体感や
世界観を味わうのもまた良いかもしれません。


五感をフルに活用して
たくさんの良いエネルギーを
ぜひ受け取りましょう。


私事ではありますが、

少し前に武田神社に参拝できる
機会に恵まれ行ってきました。


戦国最強の武将と言われた

『武田信玄』にゆかりのある神社です。


当時最強の武将といわれ
戦の腕もさることながら、

人の気持ちを読み取る術にも長けており、

家臣や領民から愛されていた人物
とも伝えられています。


最後は病に倒れ
無念の病死という生涯。

彼は何を感じ、
何を想っていたのだろうと、

一人物思いにふけ、
心に熱いものを感じる
ひと時を過ごしました。


ちなみにちゃんと味覚も
堪能してきましたよ。

私が食べたのは、
『信玄アイス』です。

とても暑い日だったので、

参拝前から絶対食べると
心に決めていました。(笑)

味はもちろんのこと、
暑さで疲れた体が
いっきに生き返りました。


季節が変われば
感じることも変わると思うと、

またぜひ訪れたい場所です。

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