私は何者か、554
白茄子を作るひと。柔らかくて美味しいと。否めない、しかも、もちろん、美しい姿。食べてしまうことの、これほどの肯定はないだろうに。
茄子紺も、また、いい。あまりにも、定型。美しい。
さぁ、君らは、
どこから、現れたか。
わたしのいきたいところに、
行き着く日曜日。
あんなにいっぱいだった人たちが、雨に降られて、振られて、ふられ、る。降臨。
あなたの息に合わせてみよう。それは難しいことである。人はそれぞれに呼吸するのであるから。
おっと、寝過ごしてしまうところだった。
その、事象こそが、わたしの望むところ。
超える。超えたか。声高く。
秋連れて茜こぼして其処此処に誰の影追い蜻蛉の消ゆる
わたしは何者か。
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