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【機材レビュー】安いワイヤレスピンマイク「BOYA BY-WM4 PRO-K2」

録音用プロ機売却

CMや映画撮影のワイヤレスはSONY UWP-D11を使って来ました。
当初はゼンハイザー等も検討しましたが、録音単価は下がって行くのが目に見えていたので、安く安定しているB帯のワイヤレスを当時購入しました。
電波が届きにくいという問題もありますが、これは演者に近づけばよく、今まで問題になった事はありません。

とある映画での録音

この様なプロ機は事前準備が必要で、最低3日前から機材チェックが行われます。そこで故障していたらレンタルすれば間に合うからです。
さらに撮影が問題でして、全体予算が下がっているので、1日に詰め込むシーンが多くなりました。これによりバッテリーを充電する暇が無く、余分に購入しておかなければならなかったり、故障対応がとれないので、録音機も2つ必要だったり、、録音は効率がとても悪い仕事になってしまいました、、。

そこで弊社は映画やCM録音は全て外注する事に決めて、プロ機を売却する事に決めました。といっても急に決めたのでは無く、数年前から準備をして来まして、一昨年UWP-D11を4セット売却、録音機を売却、そして今夏もUWP-D11の4セットを売却予定です。

テスト中のワイヤレス

これで日頃のメンテナンスも要らなくなるので、とても体に優しいです。
仕事は大きく広げる事も重要ですが、ダウンサイジングはもっと重要です。弊社の録音を担当してくれる外部企業やスタッフが居てくれるので実現できました。
その方々に優先して機材を安値で売却していってます。

とあるCMでの録音

安いワイヤレスピンマイク

ワイヤレスピンマイクは弊社YouTubeで使う事が最も多く、その程度なら「安いワイヤレスマイク」でも代用できるのでは?と思いサウンドハウスで以下のセットを購入してみました。

それで録音したのが以下の動画です。

どうですか?YouTube程度なら問題ないですよね?
ピークで歪みが出てしまうのですが、送信機側にアッテネーターが無い為であと5dBは下げたいですね。抵抗値があるマイクを使えば良いのでしょうが、まだ良い物を見つけられてません。
そこで弊社に転がっているマイクを色々試してよいものを見つけました!

BOYAにはこれを買うと良い

弊社に色々あるマイク部分を試した所、以下の商品がなかなか使い勝手が良かったです。

どう良いのかというと、まずBY-WM4付属のピンマイクは無指向性なので、マイクの周りの音を全て拾ってしまい大きい音量になります。
しかしOLYMPUS ME52Wは単一指向性ですので、狙いたい音を撮れ、周りの音は下げられるので音量が下がります。ということは歪みを避けられるわけです。そして延長ケーブルで作られているので、マイク部分を使い以下のように2つのシーンで使えます。

こう使ったり
こう使ったりできる。

このワイヤレスとマイクで撮ったのはこの動画です。どうです、音声聞き取り易くなりましたよね!

イレギュラーな使い方、サラモニック

BOYA BY-WM4はプラグインパワーに対応している様なので、プラグインパワーコンデンサマイクが使えます。例えばサラモニックのこのマイク。これは残念ながら「びびびびび、、、」と小さなノイズが乗ります。何か周りの電波を拾っている様な音です。

サラモニックのマイクはノイズが乗った

イレギュラーな使い方、アツデンMC-1

MC1は簡易ミキサーです。これを使えばプラグインパワー出力を保ったまま音量を下げられます。

アツデンMC-1

問題点も、、

もちろんこの値段ですから問題点もあります。このワイヤレスは送信機が2つに受信機が1つです。受信機の音出力は左に1ch、右に2chのステレオ出力だと思ってましたが、なんとモノラルミックス出力です。サウンドハウスのHPには記載無く、なんと、、、という感じです。
さらに、このワイヤレスの最大同時使用個数は1セットのみだそうです。追加で1セット購入する場合は5m以上離して使ってくれとの事でした。
それは仕事では使えませんね、、。


まとめ

という事で、BOYA BY-WM4 PRO-K2、趣味程度では便利に使えそうなマイクです。電池もアルカリ単4で12時間使えるそうです。
プロ機を買うにはちょっと、、と思っている方は
BOYA BY-WM4 PRO-K2とOLYMPUS ME52Wを購入すれば、問題ありません!

本日はここまでとなります!
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