【Zoom L-20】マイクとの相性があるらしい
Zoom L-20、最近とてもお世話になっている機材です。
色々な現場で活躍してくれてまして、セッティングも楽ですから、感謝してます。例えばこのような生放送でも使ってますが、トラブル無くとても便利です。
弊社の場合、L-20の出番は「インディーズアーティスト」さんのような予算の少ないお仕事で使ってます。ところがコロナ禍で「メジャーアーティスト」さんの予算もグッと下がりました、、。
そして機材費を下げる為にプロ機では無く、民生機を使う事も増えてきました。プロ機とは「どんな使い方しても壊れない」「どんな機材を繋いでもノイズが出ない」そんな物と理解してます。その分よいパーツを使っていたり、メーカーでテストが繰り返されたりしているので、値段が高いのですね。その点、L-20は民生機に入ると考えてます。
マイクの相性
現場で困った事がありました。コンデンサマイクにノイズが乗るのです。ノイズの種類は「ピロロロー」というタイムコードの様な音が小さく。
しかもノイズが乗るのは「AudixF9、MXLCR21」のみ。その他のコンデンサマイクは乗りません。
そこで年末にZoomさんへL-20を送り、点検して頂きました。
結果は「ファンタム基盤故障」、、。
ファンタム電源が完全にオフになってない状態でマイクを抜くとか、刺すとか。そんな事でこの基盤が壊れるそうです。
現場ではそんな事って意外と多いですよね、ライブ現場とかではファンタム落ちるの待てない時もありますから。
という事で、修理をして頂けると思ったら、新品交換されて戻ってきました。とても助かります!!
でもチェックをしてみると、AudixF9のみ10kHzくらいに「ピー」というノイズが出ました。外部機器でファンタムをかけてみると、ノイズは消えます。それをZoomさんにお伝えした所、「L-20のファンタム基盤とAudixの相性」との事でした。やはりお安い機材なので、ファンタムも安いものが内蔵されているとの事です。
弊社は今後、L-20を使う時は、ファンタムは外部機器で入れる事に決めました。以下のように9V電池で駆動出来るものをお勧めしたいです、コンセントだとノイズの原因になる事がありますからね。
因みに弊社にあるコンデンサマイクでノイズが出ないのは以下です。
新品が戻って来たので、レコーディングチェックを5時間程回してみました。
セッティングはUSBでMacと繋ぎ、ProToolsと同時レコーディングです。
結果5時間一度も止まる事なく、無事録音されました。ファイルのズレも全くありません。紫がL-20と繋いで録音したProTools。赤がL-20内部で録音したファイルをインポートしたものです。
L-20はファイルサイズの都合で、1.6gBでファイルが別れます。別れた所を拡大しても波形も音も全く問題ありません。
5時間、最後まで行って、このずれのなさ。同じインターフェイスを使っているので当たり前と言えばそうですが、数年前までこんな事無理だったんですよ。
相当昔、ZoomR16という機材がライブレコーディングに使えないか実験した所、録音3時間でProToolsと5分のズレがありました。
今ではこのようにズレがないように録音できます。
しかし、L-20もProToolsもインターナルシンクで回っているので、これが外部クロックに対応出来たら、敵なしですけどね、、。
そのうち、Bluetoothタイムコードには対応出来そうですけどね。
期待しております!!
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