思い出の機材、放出
【DangerousMusic S&M】
独立する寸前に思い切って購入した機材、
何年も使ってない状態になったので
次のユーザー様へお譲りいたしました。
当時のDangerousMusicは日本に代理店がなく
英語が堪能なアシスタント経由で、直接連絡をとってもらい
直接購入し、送って頂きました。
届いた時の写真も残ってました。
当時長女は「お菓子が届いた」と思い、嬉しそうに開封してました。
中から機材が出てきましたが、
まだその中に食べ物が入ってると思ったらしく、嬉しそうに抱えてました。
この機器は、アナログ2chEQを、
SMchで処理できるというモノで
ステレオEQのLがセンター、Rがステレオ成分になるという訳です。
当時はこれにソンテックやGMLをインサートし
PV用のマスタリングを請け負っておりました。
当時のテレビはVU納品。
音量規定はあまりなく、0Vu辺りでいかに強い音を出すかが勝負でした。
自分の音は、カウントダウン系のTV番組に挟まれた時や
音楽専門チャンネルでランダムに再生された時に
他アーティストよりも音がデカイという事で、かなり重宝されました。
当時の主なマスタリングスタジオは、まだCD作品に力を入れていたので
各メディア用にマスタリングをしていたエンジニアは、自分以外知りませんでした。
なので、ラジオ用テレビ用有線用など、同じ曲で沢山の音作りをしました。
この作業は、クリスタルケイさんから始め、アンジェラアキさん、倖田來未さん、安室奈美恵さん、そこからは、大量にご依頼を頂きまして
ほぼ毎日この作業をしておりましたので
沢山の音楽ディレクターさんや、アーティストさんとお仕事できました。
独立してからは、
ProTools上で作業を完結させる方法を主に取ってきて
Wavesを駆使して、同じ作業をしてましたが
後日そんなプラグインも発売されたので
アナログ機器をあまり使う事がなくなりました。
昨年から始めた倉庫断捨離に伴い、思い切って売りに出す事にしました。
まだアナログ機器が数点あるのですが、売りに出そうか迷っております。
でも使えるうちに、次のユーザーさんにお渡ししないと、機材がかわいそうですからね。
そんなS&Mは本日、旅立って行きます。
この機材の詳細は以下をご覧ください。
サポート頂けますと、書くスピードが上がります、 皆様是非よろしくお願いいたします。 これからも、より為になる記事を書かせて頂きます。