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ストリーミング音響機材。最安値コース。

ストリーミング(配信)のお仕事がかなり増えてまいりました。
20年位昔から、ライブレコーディングとミキシングやテレビ生放送に力を注いで来たので、自分にとっては普段の仕事の延長という感じです。

弊社は良いものを適性価格でお求めになるアーティストが多くいらっしゃるので、その様な時は放送局や、外部レコーディング会社と組んで
出来る限り良いものを提供させて頂いております。

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過去は、生放送テレビ音楽番組に福岡ホールから生中継接続とかもありました。全てが生な訳ですから、失敗は出来ませんが、かなり勝負に出たミックスを放送しました。アーティストにとても力がありましたが、放送後にアルバム予約数が相当上がったそうです。でもその様なアーティストは一握りですよね。

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今のこのコロナで変わったのは、音楽産業が疲弊しているという事です。
売れるアーティストは、より良いものを提供していってますが、
そうでないアーティストは予算削減して、出来る限り露出を増やして
お客様に覚えて貰う事が必要
です。
今までの技術を使って、そんなアーティストさんのお手伝いも沢山してあげたいなと考えていた所、配信番組をレギュラー化したい、、と新人さんからオファーを受けました。これは持ってる技術を全て注ぎ込めます!

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ここでネックになるのが、機材費用です。やはり良い機材はレンタル費用、運搬費用が高く、そして配信に完全に適した機材はプロ機ではまだ出てません。いろいろな機器を汎用しているという感じなのです。
もちろんテレビ放送に適した機材は沢山ありますが、、高価です。

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さらに、ソーシャルディスタンスを求められるので、ステージ上も人数が限られ、演奏者も4人とか、そんな少人数ライブもとても多いです。
それなのに、既存の大きな高い機材を使わなくてはならなく、それを運ぶ人権費用とか、悩む所は沢山ありました。

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そこで弊社では、民生機を上手く使いストリーミングライブ料金を下げられないかと考えました。しかも音には妥協せず、良い音でご提供したい。ワガママですが、そんな機材を選定して組んでみました。

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機材はZoomLiveTrakL-20を基準とした、ProToolsシステムで、配線図はこんな感じです。

20200000_LiveRec+配信_Plan-v1.0

25年程業界にいて「この機材はコスパ良い」が耳で判断出来る様になってます。「お値段以上」というのをすぐに試したくなる訳ですね。
もちろん実験録音を何度も試して、これなら大丈夫というのを確認してます。

一般的な配信のビットレートは192kbpsです。
NUGENAudioのMasterCheckプラグインをミックスにインサートして192bpsの劣化具合を確認すると、MP3という感覚です。聞き慣れた音ですね。

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192bpsを目指すミキシングとマスタリングならば、以下の機材で十分と判断しました。さらにエンコーダーの多くがRCAピン入力です。バランスからアンバランスに落とさなければなりません。+4から-10まで落とす訳です。ここも適正な機材を入れて、音量を落とします。

弊社ではこんな機材を組んで運用を初めてますが、これ以下のコストダウンは無理なのでは、、と考えますので、折角なので購入出来るリンク貼っておきます。

そして重要なのが、録音用HDDですが、やはり安心なものを選びたいですよね、弊社は秋葉館さんにお電話相談してから購入してます。
今回はMacBookProにUSB-C接続、96k32Bit録音しても問題ない転送速度の物を選んでいただきました。

このような機材リストを記載しましたが、勿論MacとProtoolsが無くてもアマチュアレベルなら問題ないと思います。それらが無いだけでも、相当安く導入出来るので良いのではと考えます。

このような実験機材は、少し使ったら譲って次の機材を試します。今迄はアシスタントに着いてくれた方に譲ってきました。安くアシスタントしてくれたので、お礼の気持ちで安く譲って来たのですが、今回もそうなると機材もきっと嬉しいですね。

また追記すると思いますが、今の所のストリーミングの最安値音響機器でした。


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