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どうせ2日で終わる日記-36-【12/27-1/2】

新年あけましておめでとうございます。
いよいよ2022年を迎えたわけだが、2022といえば楔数であり、ハーシャッド数でもある過剰数だ。
ちなみに2022は407番目のハーシャッド数であるが、407もハーシャッド数という何とも縁起のいい数字だ。
これだけ縁起のいい数字なのだから、きっと今年は良い一年になるに違いない。

という訳で今年もこの日記をしっぽり穏やかに継続しようと考えておりますので、皆様本年度も何卒よろしくお願い申し上げます。

2022年に付加価値を付けよう!

大晦日、部屋の中に充満する年越しそばの味わい深い香りを胸いっぱいに吸い込みながら、新年一発目に相応しい日記は何かと考えていた。

前回までと同様の形式なら、今週読んだ本を紹介するところだ。
ただ、残念ながら今週は忙しく本が読めていない上に、新年に相応しいおめでたい本を選出するのは非常に難しい。
一歩間違えて「この本はおめでたい本ですね(笑)」などと紹介したが最後、この世界のありとあらゆる厄を一身に受け止める厄男として2022年日本で一発目に炎上した男として歴史に名を刻むだろう。

しかし、やはり新年というものはおめでたいもので無くてはならないという僕の信条を曲げることは僕が許さないため、どうにかしておめでたい話をしたい。
そう考えていた時、ふと一つの妙案が富士の裾野から鷹に連れられなすびと共に降ってきた。扇とタバコと座頭は無い。

それは、2022年を新年から良い年にしよう!という計画である。

この計画が頭に浮かんだ時、僕はあまりの衝撃に雷に打たれ餅をのどに詰まらせ角松で腹を刺され息絶えたが新年なので何とか復活した。
今年が良い年であったかどうかは総決算のようなものであり、それを決めるのは大抵年末だ。
それを、新年から既に良い年ということにしてしまおうという何とも大胆な計画だ。
これが成功すればきっと今年一年波に乗って良い年になるに違いないし、何ならこれからも毎年やれば毎日がHappyな最高エビバデグッジョブニューイヤーになるに違いない。

ではどうするか。
社会というものは僕一人で回っている訳ではなく、人と人、モノとの相互関係によって成り立っている。
つまり、僕だけがウルトラ最高アンビリバボーグレートエブリディでは駄目ということだ。この世界を共にする全ての生きとし生ける者、生けない物全てがハイパーアルティメットゴージャス激ヤバ凄すぎ良い感じ生活を送れなければ意味が無い。

だから僕は、「2022年」というものそのものを良いものにすることにより、その時間を共にする全ての事物がその幸運を享受することを可能にした。
冒頭の楔数やハーシャッド数もその一例だ。あれはジャブに過ぎないが。

という訳で僕が持てる力を全て出して2022に関する良い話を集めてきたので、これで今年一年の幸福を期待して欲しい。


・まず、最初に述べたように2022といえば楔数であり、ハーシャッド数であり、過剰数でもある自然数だ。
楔数とは3つの素数の積で表すことのできる数のことを指し、この場合2022=2*3*337となるので楔数となる。
ハーシャッド数とは各桁の数の和が自身の約数に含まれている数を指し、この場合は6が2022の約数となるため2022はハーシャッド数ということになる。ちなみに2022は407番目のハーシャッド数であるが、407もハーシャッド数である。なんとも縁起がいい。
過剰数は説明するまでもないとは思うので省略。知らなければggってくれ。

・2022年は周年記念が目白押しだ。
スカイツリーは開業10周年だし、日本の鉄道が新橋-横浜間で初めて開通してから150周年だし、マゼランの部下によって世界で始めて世界一周を成し遂げた1522年から丁度500年だ。なんともめでたい。
あとはかの有名な世界初の多項式時間で完全な素数判定が可能なアルゴリズムであるAKS素数判定法の発見から丁度20周年だ。ggればいい記事が沢山あるので詳細な解説はそちらに任せる。
20周年といえば東方Project win版の第一作目、『東方紅魔郷』のリリースもそうだ。最近はソシャゲ化や商業路線に少しずつ乗っかることで新たなファン層の獲得に成功しており、古参(?)東方厨の僕としても大変喜ばしい。
この日記では何度か伝えているとは思うが、僕は根っからの科学オタクであるため、少しばかり科学の話に戻そう。
科学の話で周年記念といえば、アイザック・ニュートンがプリズムを用いて太陽光のスペクトルが初めて観測されたのが1672年であり、丁度今年で350周年を迎えるし、メンデルの法則で御馴染みのグレゴール・ヨハン・メンデルは生誕200周年だし、光の粒子性を示す強力な証拠として挙げられていたコンプトン効果の発見から丁度100周年だ。
光関連の研究での偉業が多く、まるで2022年が光に包まれたような明るい年のように思える。メンデルの生誕から200周年というのも趣深い。きっと生命力あふれる一年になるだろう。
僕が魚オタクであることについては科学オタクである以上に触れる必要は無いだろうが、その観点から言えば、丁度日本のメダカがミナミメダカとキタノメダカに分かれてから10周年だ。少しニュースになったし、知っている人も多いのではないだろうか。
まあこのように、2022年は周年記念ずくしだ。なんともめでたいではないか。

・もう少し2022という数字に拘ってみたい。
2022で真っ先に思い浮かぶものといえばISO/IEC 2022だろう。これは文字コード規格の一つで、日本版はJISコードなどと呼ばれていたため、知っている人も多いのでは無いだろうか。
こんな有名なものにも2022という数字が使われているのだから、さぞこの数字には力が宿っているに違いない。

さて、これまで2022という数字がいかに素晴らしいかを説いてきた。
これだけ説明されてまだ今年がいい年であると確信を持てない反2022主義者はいないだろうが、もし万が一疑念を抱いている不届き者がいるのならば、その時は是非あなた自身の手で今年をいい年にして欲しい。
あなたがいい年にしようと思って行動すれば、きっとそれは必ず叶うだろう。それだけの信念を貫き通せるのなら、問題ない。
そして今年の年の瀬には、是非この日記のことを思い出して欲しい。そしてこの記事のおかげで良い一年にすることができたと喧伝して欲しい。僕にとっても良い一年にさせて欲しい。お願いします。(切実)

みかんの稚魚を食べた

正月といえば何だろうか。
そうだね、鏡餅だね。
鏡餅以外の回答はあり得ないよね。鏡餅以外の回答をした奴は早く教室から出て行って欲しい。

さて、鏡餅といえば何だろうか?
そう、上に乗っているミカンだ。正確に言えばあれはミカンではなくダイダイだ。
冬といえばみかん、みかんといえば冬と言えるほどに表裏一体な関係の両者であるが、それと同程度に鏡餅とダイダイも表裏一体な関係性を有している。

……というわけで、今日は正月だったので鏡餅の上のダイダイを食べた。
食べてみると驚きだったのだが、どう見てもミカンの稚魚にしか見えなかった。

ミカンの稚魚。比較にUNOを添えている。

こうした食品の稚魚というのは非常に可愛いらしいことは世間の共通認識だろうが、こうした食品の稚魚は結構珍しい。
大抵の場合、市場に出回っているのは大人の個体だからだ。
ミカンの稚魚に関しては正月付近が産卵期なのか、良く見かけることができる。冬になるとスーパーに集うのはもしかすると回遊していた親ミカンが産卵のために遡上しているのかもしれない。
しかし、ミカンの稚魚もこの正月付近の短い期間でしかみることができない。成長速度が速いのだろう。

食品の稚魚で思い出したが、以前こんなのを見かけた。

そう、たい焼きの稚魚だ。
これは非常に珍しい。かく言う僕も一度しか見たことが無い。
どうやら特定の海域でのみ見ることができるようだ。

この写真も大分昔のもののためもうどこで採集したか記憶が定かでは無いが、食品稚魚マスターの諸君らには是非とも本種の稚魚の採集を頑張って欲しい。



今実は田舎に帰省している。
そのため、インターネットが使えないのでスマホを用いて作業を行なっている。
noteのアプリは初めて使ったのだが、使い勝手は悪く無いため今後も積極的に使えればと考えている。

新年一発目の日記であったが、新年らしい話題は特になかった。
ただ、まあ今年もこんな感じでやっていこうと思うので、それでも良いという人はどうぞ宜しく。それじゃ嫌だと言う人もどうぞよろしくお願いしたい。

それでは、よいお年を。

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