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どうせ2日で終わる日記-55-(語彙を体験しよう!)【5/30-6/5】

6月に入り、とうとう長雨続く梅雨の到来か、という僕の、いや大半の人間の予想とは裏腹に、まるで夏真っ盛りのような突発的な雷雨に突風。
一体地球はどうなってしまうんだ、などという心配をしたところで弱小なたった一人の人間にはどうすることもできない状況を傘をさして見ることしかできないのが現実だ。
夏が来る前に少しでも涼しい時間を過ごせれば、少しでもエアコン代を節約できればと庶民的発想で雨を喜びつつも、いずれ梅雨が来れば換気もできず嫌にこもった部屋から清涼感を取り戻すべく文明の利器に頼り部屋から水蒸気と熱気を追い出すために電子たちが孤軍奮闘することは容易に想像できるため、いっそのことこのまま雨など降らないで欲しいという気持ちもある。
暑かったり寒かったり、大きくうねる気温の波は体温調節もできない不出来な僕のような人間にはあまりにも酷というものだ。
そういう厳しい現実からの逃避も兼ねて、今日も今日とて日記を書く。

そういえば今回からタイトルにこの記事の内容も一緒に併記することにした。
だったらこの下の小見出しリストは必要あるのか、などと一瞬自問自答しそうになったが、クリックすればその項目にひとっ飛びの便利機能も搭載しているため消すわけにはいかない。
半数ほどの記事が一項目しかない僕の記事にそれがいるのかどうか、という問いは余りにも今更である為一切関知しないことを予め述べておこう。

語彙を体験しよう!

「衒学的」という言葉がある。
簡単に言ってしまえば学問をひけらかす、という意味の語彙なのだが、この語彙を僕は人生で使った記憶がほとんどない。
そもそも悪口の文脈の中でしか出てこないような語彙なので、人の悪口など一切言わない聖人君主のこの僕が人生で使うことは今後も恐らくないとは思うのだが、それはともかく、僕の脳内にはこうした死蔵している語彙が多くある。
維摩一黙、遼東の豕、一簣の功……具体例を挙げれば枚挙にいとまがない。
こうした現象は誰にでもあるとは思うのだが、やはり語彙というものは使わないと会話上で自然に出すことは中々難しく、骨折り覚えた語彙も無駄に眠らせてしまうことになる。
人のコミュニケーションツールとして生まれたのが言葉なのだから、一度も使わずに箪笥の肥しにするのは惻隠の情を催さざるを得ない。

そういう訳で今回はこれまで使ってこなかった、そしてこれからも使わなそうな語彙を積極的に使っていく。
普段使わない語彙を無理にでも使ってみることで、その語彙とともすると一蓮托生、長い付き合いとなるかもしれない。そんなギャルゲー冒頭の主人公のような心持で記憶の奥深くに眠る語彙を探っている。

……とはいいつつも、やはりただ使えばいいというものでもないだろう。
何か適当な話題に沿って、当意即妙にその場面その文章に適した語彙を使えてこそ、本当にその語彙を使えたと言えるのではないだろうか。
当たり障りのなく、それでいて多くの語彙を使うのに都合の良い、そんな剴切な話題が必要だ。

ふと思えば此の頃食に関する話題と疎遠になって久しい。
この折にこの場で話し忘れた食べ物の話題に触れておくのも悪くないだろう。

半年ほど前のこと。
大学の知る辺から藪から棒にこんなものを貰った。

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九州は有明海の特産として名高いムツゴロウである。
ムツゴロウといえばかの名高い動物愛好家、畑正憲氏が脳裏をよぎる人も多いだろうが、これはそのムツゴロウではなく魚のムツゴロウである。
ムツゴロウ氏の八面六臂の活躍により、同名のこのムツゴロウに関しても、その興味深い生態や水族館での愛らしい姿なども相まって名前だけなら人口に膾炙した存在となったと感じている。

しかしながら、これが食用となっていることを知る人は少ない。
かくいう自分もこれを貰うまで食品として加工されたものを実際に手に取って見たことは無かった。
奇貨居くべし、とはこのことで折角頂戴したのだから有難く経験を得よう。そう考えた自分はその食欲のそそらない見た目も無視し、迅速果敢に口に運んだ。

写真 2022-03-25 14 26 05

口に含んだ瞬間、海原が押し寄せてきた。
舌鼓を打ったのも束の間、突然目の前に海原が姿を現した。
有明海の風光明媚な干潟が一面に展開し、向こうでムツゴロウが溌剌する。さらにその奥では金波銀波が打ち寄せ、潮風が鼓膜を震わせ鼻腔を擽る。
余りの事に呆然自失としながらも、これがムツゴロウの味によって齎されたものだと知るのに時間はかからなかった。
珍味佳肴とはこのことで、その美味なことは筆舌に尽くし難く得も言えぬエモ。
醍醐味とはまさにこのこと、至極の逸品とは何かを今まさにここで理解した……

……ということは無く、普通に苦かったでつ。orz
見た目から既にテラキモスwwww地雷ですね、わかります。って感じだったが案の定コレ。
塩っ気のありそうなパケージに反して塩味も無く、コレジャナイ感半端ない…
煮干し食べてる感じだったけど、量も量だし内臓あるし流石に苦杉ワロエナイ
焦げでつか?焦げが苦さを増しているんでつか!?
丸干しだから調理済みだしここから加工も難しいだろうし、誰得なんでつか?コレ
本当に苦杉ワロエナイ。大事なことなので(ry

ただまあ貰った側だし、食べた瞬間回線切って首つって逝ってヨシ!って叫びそうになったけど流石にそれはセウ…いやアウトだろ常考、って感じだし、まあ面白食材厨の漏れとしては最初はムツゴロウktkr!夢がひろがりんぐ!って胸熱だたから五分五分ということで←
この苦さがクセになったりするんでつかね?漏れにはワカラナイ…
もしこれの美味しい食べ方知ってる人いたらクックパドのうらるキボンヌ
他力本願寺でスマソ。いつか再チャレしてみまつ

あ、勿論くれた大学のナカーマには㌧クスって伝えているのであしからず
慣れない食材には期待しないってこれ1
まあ面白い体験は出来たな、とは思いましたマル
こっちからプレゼソトあげるべきなのに、卒業前にこんな貴重な体験をくれたヌクモリティのある友人thx!文句言ってスマソ…

それじゃまた来週

ノシ

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