どうせ2日で終わる日記【33日目】

触れていなかったが、この日記を更新し始めてひと月以上が経過した。

日記を更新し始めた最初の頃は一週間も持てばいい方だろう、などと高をくくっていた、いや低をくくっていた?ともかく、その程度でまた更新が途切れるだろう、などと考えていたのだが、存外ちゃんと続けられていることに、自分でも正直少し驚いている。

……という話題は正直これで3回目くらいな気がする。毎回毎回キリのいい数字の時にこれをやっていては折角何回も使えるネタをダメにしてしまう可能性があるので、程々にしておきたい。

さて、今回やけに前置きが長いと思った方もいるだろう。
それは事実で、今回それを支持するに足る理由もちゃんとある。字数稼ぎとかやった感を出すとか、そのような浅ましい理由ではない。そう、断じて違う。

今回はこの日記についての話だ。
こうやって見出しすら置いていないのは、純粋に日記のシステムそのものにかかわる話だからだ。
という訳で、その詳細について語っていく。


自分で生み出しといて何だが、ここ最近の日記を見返していて、どうも雑になったように感じている。
「雑な文章を書く」と最初に予防線を張った以上、そうなることは必然で、別にここで力を入れる必要は無いし、変に力を入れると必ず長続きしない。
それは分かりきったことなので、そこだけを変えて進める気はない。
しかし、かといってこのまま雑な文章をデジタルタトゥーとして残していいのだろうか、という気持ちもある。
純粋な気持ちで言えば、少し気恥ずかしい思いさえ湧き出てくる。
ここで少し日記のシステムを変える必要があるのではないか。
そんな疑問が今日ふと僕の心の中に浮かんできた。
そして、そんな疑問が湧くそもそもの要因もまた存在する。

これまで、日記のスタイルはあるトピックに関して、

小見出し→詳細な内容

というスタイルでやってきた。
ただ、このスタイルについて最近思うことがある。

正直に申し上げて、詳細な内容を書くのが面倒くさい。

「いやお前自分の文章力をあげるためにこれまで日記書いてきたんじゃないのか!」と憤る方もいるだろう。
しかし、これは最近薄々感じている――いやもっと言うなら最初から薄々感じていたことではあるのだが、正直言って今の日記を続けたところで文章を書く練習になどなりはしないのではないだろうか。いや、多分そうだ。
確かに、もしかしたら頭の中でちゃんと読める形の文章にする速度は少しは早くなっているかもしれない。
だが、そこから出力される文章がこれ↑でははっきり言って何の役にも立たない。

この日記で何回か話していることではあるが、僕は趣味として絵を描いている。
最初に「絵を描く」こと自体に意識を向けて書き始めたのは中学二年生の頃だった。
その後、中学三年生の時にインターネットに絵を人生で初めて投稿した。
それから、絵を描くことが趣味となり、ここまで細々とやってきた。
そんな僕の絵描き記憶の中に、印象深いものが一つある。
それは、「東方カレンダー」という企画だ。
この企画は僕考案の僕が勝手に実施していた企画なのだが、内容は至ってシンプルで、ただ毎日東方Projectのイラストをカレンダー形式にして投稿する、というものだ。
僕はそれを一年間完走した。もし見たい方がいれば下のリンクを辿っていってほしい。

一番最初のカレンダーだ。
こんな中途半端な時期から始めたのは単純にこの日に思い立ったから、というだけなので深い意味は無い。
というか、流石に6年前のイラストを見るのは懐かしさよりも少し恥ずかしい気持ちが勝つ。

で、こんな古のイラストを引っ張り出して何が言いたいかというと、まあこのカレンダーの最後のイラストを見て貰えばわかると思うのだが、1年間毎日1枚、つまり365枚以上イラストを描いておいて、成長が芳しくないのである。
勿論、多分初期に比べればいささか上手くはなっているとは思う。
ただ、そのスピードがあまりにも牛歩。
個人の特性だと思う人もいるかもしれない。
だが、僕はそれに否を唱えたい。
これにはれっきとした理由がある。
ではその理由は何か。それは、作業的に進めていたからに他ならない。
この企画の良いところは毎日強制的にイラストを書かなければいけない、という義務が生じるところだ。これによりちゃんと毎日イラストを描く、という習慣がつく。
しかし、その一方で改善をおろそかにしがちになるのだ。
僕の今年のイラストと去年のイラストを見比べて欲しい。その前でもいい。
投稿頻度が各段に落ちているにもかかわらず、成長速度は(僕目線の話だが)今年の方が各段に早い。
僕はここ最近、とは言っても大学に入ったあたりくらいからだが、少しずつではあるが過去の絵のフィードバックをする癖をつけ始めた。
これを例えば受験勉強なんかに置き換えてしまえば随分当たり前の話になってしまうのだが、以前は「まあ自分が描いてて楽しければそれでいいや~」程度にしか考えていなかったからか、そうしたフィードバックみたいなものをしなかった。
ただ、大学に入ってから――特に今年に入ってからは、画力というものに少しこだわりが生まれ始めたのだ。
高校生までの「ただ描いていればそれで楽しい」状態から「描きたいものを描きたい」という状態に移行したのだ。後者の状態は言い換えれば、画力が必要になる状態だ。
だからこそ、ここ最近はちゃんとフィードバックもするようになったし、イラストをちゃんと考えながら描くようになった。
そのせいもあってか、最近は自分でも納得がいくように上達している気がするのだ。
勉強でも似たような経験はしていたが、イラストでも同じなのだなぁと最近になってやっと気がつき始めた。

……さて、話が大分逸れてしまったが、言いたいことは大まか伝わっただろう。
そう、現状の「ただぼんやりと書く日記」では、当初の目標を達成できないのである。
脳からの出力を早くする、脳内で文章に組み立てるスピードを上げる、といってもそれから生成される文章が文章でなければ意味が無い。
そんなことは日記を書く段階からわかっていたことだった。
ではなぜそれでも毎日日記を書いていたのかといえば、僕にも良くわからない。
もしかしたら、何かを継続する力が無くなってしまった自分に恐怖を感じていたのかもしれない。
確かに、思い返してみればイラストの企画にせよ何にせよ、高校生の頃くらいまではただがむしゃらに何かを継続することが出来た気がする。
しかし大学生になってから、そうした継続が出来なくなってしまったのだ。
良く言えば自分に正直になった、だが、悪く言えば飽き性を悪化させ継続力が無くなった、だ。
だからこそ、僕は無理を通していると知りつつ、こんな日記を始めたのかもしれない。

ではなぜ今になって突然こんなことを言い始めたのかといえば、それは最初に申し上げた通り、雑さが目立ってきたと感じたからに他ならない。
こうした雑さが目について以来、何となくこの日記の限界を感じている。
別に形式に限界がある、とかではない。
単純に僕のやる気が無くなりかけている、という話だ。
しかし、これでは折角習慣付いたこの日記を書く時間を手放すことになってしまうし、僕の恐怖はきっと拭い去ることが出来ない。

だから僕は日記の形式を変えることにした。


というわけで、この日記は毎週更新になります。


そもそも思い返せば、僕がここに書くことで一番いやだったのは特に書くことが無い時だ。
「今日は何かあったかなぁ~~~」などと考えている時間が一番苦痛だった。
それに、そういう時はすぐ適当に冗長な文章を付属させて何とかインターネットに公開するくらいの体裁は保とうとするため、余計に雑さが目立ってしまうのだ。
だから、これを週更新にすることで解消することにした。
流石に一週間もあれば何かしら書きたくなることもあるだろうし、ボリュームも出る。
そして何より、毎日更新をする上でハードルだと切り捨てた、「ちゃんと文章を推敲して、品質の高い文章を提供する」ということが出来る。
これで当初文面上掲げていた目標の達成にも一歩近づくことが出来る。
まあざっくり言ってしまえば、費用対効果の最適点を探った結果、毎週更新という結果に落ち着いたということだ。

それに伴って、タイトル表示や日記の形式も少し変更するかもしれない。
まだ特に決めたわけじゃないが、多分来週の更新にはそれが明らかになるだろうから、またそこから柔軟に対応していけばいいかなと考えている。
一応日曜日更新にしようと思うので、次の更新は19日だ。
3日しかないが、まあ最初だしそれくらいでいいだろう。

そんな訳で、誠に勝手ながらこれからこの日記は毎週更新となりますが、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

それでは。

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