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どうせ2日で終わる日記【17日目】

あいやどうも。
昨日は事情により日記を休ませてもらったわけだが、やはり一日休むと習慣はガクッと崩れ始めるもので、今日も危うく更新を忘れるところだった。
もう2日も更新しなかったら恐らくそれ以降は更新は無いものと思っておいて欲しい。人とは得てしてそういうものなのだ(帰納)。

散歩がとても良い

実は大変恥ずかしい話なのだが、僕は現在意外にも卒業研究に追われている。
意外にも、というのは読者の皆様方から見て意外である、と言うことではなく僕自身にとって意外だったということだ。
正直なところ、卒業研究というものを僕は舐めていた。
卒業研究が大変であるという言説はあちこちで聞くが、僕はそれを聞くたびに「自分が本当に興味を持っているテーマじゃないから苦しむんだ」とか「好きなテーマだったらやってて楽しいはずだから苦しくなんて無いだろ」だとか、まあそんなふざけたことを抜かしていたわけだが、実際ははてさて、こんな苦しいことがあるものかと思わず転げまわりたくなる程には辛く大変なものだった。
いや、確かにやっていて楽しい。僕がやりたいテーマで好きなことを研究しているんだから退屈はしない。
しかし、それ以上に締切だの文章だの、そういったことに非常に悩まされる。
そういえば忘れかけていたが、僕がこの日記を始めたのも卒研が理由だったような気がする。が、今となってはもう忘れた(17日目)。

まあという訳で僕は今日も締切に追われながら卒研を進めていた。
しかし、当たり前ではあるが、スムーズに行くわけもなく煮詰まる。
朝っぱらから嫌になる。
PCの前に向かってぼーっとしてもアイデアなんか浮かんでくるはずもなく、ただ漠然と自然に開いてしまったTwitterを眺めるだけの無為な時間を過ごす。そう、これはいつもの光景だ。いつもの……。

「いや!よくない!」

僕はガタリと音をたてつつ立ち上がった。
そうだ、これじゃあ埒が明かない。いつもこうして無駄に数時間を過ごして後悔ばかりしているじゃないか。

PCの前に座って悶々としているからダメなんだ。
そうだ、歩こう。

という訳で僕は散歩に出かけた。
昔からお風呂に入ったり皿を洗ったりと何か体だけを無意識に使うタスクをしている時が一番アイデアが浮かんだ。
でも今は朝だし、洗い物もないため散歩に出かけてアイデアをひねり出そうとしたのだ。

ドアを開けると2月と勘違いするほどに身を切るような冷気を運ぶ北風が体に吹き付ける。
空は雲一つない快晴だというのに、日光の恩恵をちっとも感じない。昨日の夜もこれほどに雲が無かったのだとしたら、きっと強い放射冷却でも起こったのだろう。
黒いダウンを着ていたので、日に当たり続ければいずれは温かくなるだろうか。
そんな淡い期待を抱きつつカマイタチ(冷)に素肌を切られないようポケットに手を突っ込み、近所を当てもなくぶらぶらとした。

家からほど遠くない場所に川がある。
僕は河川敷がとても好きなので気が付いたらその川の河川敷を歩いていた。
こんな寒い中ランニングをする人や犬の散歩をする人、僕と同じひとりで散歩する人など、まばらではあるがそこそこな人数がいた。

当てもなくただ上流の方向へ歩みを進める。
風が頬に当たり眼が冴える。
部屋の中に立ち込めた重苦しい空気の残りカスを全てどこかへ吹き飛ばしてくれた。
そのおかげか、河川敷を歩き始めて5分もしない内に妙案が浮かんでくる。
僕は必死でやんわりと浮かびかけた捉えどころのない雲のようなアイデアを何とか手で仰ぎ一つにまとめる。
俯きがちにブツブツ言いながらノソノソと歩く姿は今思えば怪人と見間違えてライダーがすっ飛んできてしまっても可笑しくないような風貌ではあったと思うが、あの時の僕はライダーにボコられるよりもアイデアを纏める方が大事であったので仕方がない。

そんなこんなで10分もする頃にはアイデアが大分まとまってきた。
早速スマホのメモ帳にメモをする。
急いで帰っても良いように思えるが、三歩歩けば今しがた三歩歩いたことを忘れる哲学的ニワトリのような存在である僕にとってはここからの帰路はあまりにも長すぎる。
それに、何より良いアイデアがまとまって気分が良い。
もう少しくらいこの河川敷の空気を味わってもバチは当たらないだろう。

という訳でメモし終えた後もしばらく散歩をしていた僕は、結局帰る頃には日光のエネルギーを集めた黒ダウンと散歩というスーパーハードな有酸素運動(個人差あり)によってほってほてのくったくたになっていたため、結局まとめたアイデアも夕方まで持ち越しになったとさ。
めでたしめでたし。

黒棒が美味い

黒棒が美味い。
勿論みんな周知の事実だとは思うが、あえて言わせてもらいたい。

黒棒が美味い。

因みに、知らない人がいるとは思えないが、一応、そう一応念のために、あくまでも万が一のために、黒棒を紹介しておく。
黒棒とはこれのことだ。

なぜかAmazonだとこのセット売りしかなかった。
まあ近所の黒棒を販売している店を把握していない人間などいないことは一昨年数学的に証明されたので単品が欲しければそちらに行けばいいのだが。

僕は和菓子が好きだ。
どれくらい好きかと言えば自分であんこを入れるタイプの最中の箱の半分のあんこを単体で食べるくらいには好きだ。
そんな和菓子好きの人間にとって、これが美味しくないと言えるだろうか?
そんな訳はない。

これ単体だと甘みが強すぎる、という意見もあるが、そう言う人は是非お茶かコーヒー片手に食べて欲しい。

どうして突然黒棒を推したのかといえば、単純に今黒棒を食べながら日記を書いているからだ。
これが手元にあるだけで作業効率が65537倍上がるとフェルマーも言っていた。

何が言いたいかよくわからない文章になってしまったが、要するに、全員黒棒を食べなさい(厳命)。


今回は少し筆が乗ったようで、なんだかんだで久々に2000字オーバーを書いた気がする。
まあここ最近は1トピックのみだったこともあるのだろう。今回一番大事なのは後半のトピックなので努々忘れることのなきよう。黒棒食べろ。

それでは。

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